コメント安価のボイス台本(しぐれうい様)
配信後に勢いに任せて書き上げました。
しぐれうい先生のファンの方々に楽しんでもらえたら嬉しいです。
台詞の解釈は所々もしかしたら違うかもしれませんが、許してください。
しぐれうい ボイス台本
主人公
祖父(オレ君)
起
神様(しぐれういと仮設定)と遭遇
承
神様と恋に落ちる
転
孫に嫉妬して神様が闇堕ち
結
神は孫を排除しました
<台詞>
しぐれうい→し
ナレーション→ナ
オレ君→オ(リアクションetc...)
起
し「おっ、オレ君、目が覚めた?」
ナ「目を覚ますと、そこは一面が雲で覆われた白い世界……
ではなかったが、ほとんど似たようなものだ。
白いキャンバスのような足元に対して、
所々色彩豊かな水滴がフワフワと宙に漂っている」
オ(……ここは? あなたは?)
し「残念だけど、オレ君は寿命で死んじゃったんだ。だからここは、死後の世界」
オ(死後の世界……)
し「そ。そしてわたしが、この世界を管理する神、イラストレーター神ぞ(ドヤっ)!」
オ(キョトン……)
し「イラストレーター神ぞ!」
オ(あ、はい)
し「ん……あ、あれぇ? お、おかしいな、こうやって自信満々にセリフを言えばサマー◯ォーズみたいな後光が指す仕様って聞いたのに。威厳増し増しにできるって話だったのに」
アタフタと背後を確認するのにバタバタする音
し「ん、んんっ(咳払い)。ま、別にそのへんはどうでもいっか〜、我、神じゃし」
しぐれういがオレ君にずずいと近づく。
し「オレ君はさ、生前に絵を描きたいって気持ちがあったでしょ。それも可愛い女の子の」
し「え、どうして知ってるかって? そりゃあわたしは神ですから、何でもお見通しですよ? フフン……」
し「時間があれば、お金があれば、機材があれば、スキルがあれば……」
し「大丈夫! この世界なら全てが揃ってるよ! 死んでるから時間は無限! お金なんて必要ないし、機材も神様特注の品がわんさか、絵の描き方だって神様のわたしが教えてあげられる! どう? ワクワクしてきた?」
オ(コクコク頷く)
し「その心意気や良し! なら早速、オレ君も神様の力を一つ体験してみよっか」
ナ「神様は立ち上がって、オレ君についてくるよう促す
その先には鏡面のような湖があった」
し「良い絵を描くには、良いモデルが必要。可愛い女の子の絵を描くにはなおさらね! てことでオレ君、その湖に飛び込もっか」
オ(……え?)
し「いいから、つべこべ言わず飛び込む! ほら、せーのっ!」
バシャーン!(水に飛び込む音)
オ(こ、これって)
し「どう? どう? 驚いた? あの湖に飛び込むと現実世界の風になれるんだよ! すごくない!? 神様の力すごくない!?」
し「この力があれば、生のJKを間近で拝みたい放題! しかも制服のリボンにスカート、若さ溢れる絹みたいな髪だって心ゆくまで揺らし放題! ここは天国ですかっ! ここは天国ですかっ!(鼻息荒く)」
し「オレ君もここが最高の天国だって思うよね!? ……って、なんでそんなに端っこで縮こまってるの?」
し「え、恥ずかしくないのか、って? ……チョット何言ってるかワカラナイ。 せっかく合法的に若い女を堪能できるんだから、恥ずかしがってなんかいられないよ!」
し「いられないよ!(キリッ)」
し「……まぁともかく、これから絵を描いていく上で、モデルは絶対に必要だからね、オレ君もちゃんと可愛いモデルを見つけておくように、分かった?」
承
し「やっほー、オレ君、調子はどうでい? でーい?」
し「あ、何枚か描き上げてる……って、ええっ!? 何この子! めちゃくちゃ可愛くないっ!? ちょっ、儚い美少女感がやばすぎるんだがっ!?」
し「ちょっとちょっとオレ君やい。君ぃ、あんなにモデルを見つけるの恥ずかしがってったっていうのに、こんな美少女どこから見つけてきたんだい? オラオラ、さっさと白状しな」
し「え? あ、この子オレ君の孫娘なんだ。へー、ふーん」
し「なるほどねぇ、確かに孫なら目に入れても痛くないって言うくらい、可愛いって言うしね。それが実際にこれだけの美少女だと、一粒で二度美味しいと」
し「オレ君にしては中々いいモデルを選んだじゃん。この絵、わたしはとっても気に入ったよ」
し「それもこれも、わたしの完璧な指導のおかげかな? かな?」
し「ふふん、もっとわたしを讃えてくれていいんだぞぅ」
オ(一通り賞賛の声をあげる)
し「いいねいいねぇ、素直に褒めてくれる子は嫌いじゃないよ。いよーしっ! ならイラストレーター神のこのわたしが、可愛い女の子のイラストとはなんたるか、その真髄について深く語ろうではないか……って、オレ君話聞いてる?」
し「聞いてる聞いてるってそんな適当な感じで言われても……む、今何か背中に隠したでしょ」
し「隠した、ぜ〜ったいに何か隠した! 画用紙っぽいものが見えたもん! 神様に隠しごとはできないんだから!」
し「ほらほら、観念して早くわたしにその隠したものを見せな! さては女の子の少しムフフなイラストか! そうでしょ! 絶対にそうだ!」
どったんばったん
し「ふふふ、神様の力を使えば雲のロープでオレ君を拘束するなんてちょちょいのちょいなんだから。さてさて、オレ君が必死に隠してたものは〜っと、あ、やっぱりイラストじゃん」
し「そんなに恥ずかしがるなんて、やっぱり女の子のえっちなイラストを隠して……え?」
静寂
し「オレ君、これってさ……モデル、わたし、だよね? わたしが絵を描いてるところを模写した……」
し「え? え? えっと? オレ君、これは、どういう……?」
し「絵を一生懸命描いてるわたしが綺麗で、可愛いって感じた?」
し「自分の好きなことに真っ直ぐなわたしが、か、可愛い?」
し「いつも楽しそうに笑ってるわたしに、惹かれてる……」
し、オ「「…………」」
し「わ、わたしは神様なんだからね!」
し「イラストレーターの神様で、からかったりしたら罰が当たって、それでそれで!」
し「だ、だから、……嘘をつくのは……ナシ、だよ?(照れが欲しい)」
し「う、嘘じゃない……そ、そっか」
し「〜〜〜っ! な、なんか熱が出てきたから今日の指導は中止! オレ君は一人で真面目に絵を描いておくこと! はい! じゃあね! バイバイ!」
転
し「オ、オレ君やーい、きょ、今日のイラストの調子はど、どうでございますでらっしゃいますか?」
し「お、おぉ、これまた愛らしい孫娘のイラストが沢山描き上げられて」
し「いやはや、眼福眼福いとをかし……」
し、オ「「…………」」
し「べ、別に緊張なんてしてないがっ?」
し「わたしは! 神様だから! 神様だから! 緊張なんてしない! てかそもそもわたしは緊張するタイプの人間じゃない! あ、いや人間じゃなくて神様ですけどもぉ!」
し「はぁ……はぁ…………」
オレ君(神様可愛い)
し「なっ……! きゅ、急に可愛いとかいうなバカ!」
し「そういう不意をついた褒め言葉は心の準備ができてないからっ! だ、だからその! ……え? ワタワタ慌てる子供みたいで微笑ましい、可愛さ?」
し「……か、神様をもて遊びやがってぇ〜、くしょがよぉ……オレ君のバカ! バカバカバカ!」
し「ん、んんっ!(咳払い) ま、まあね、わたしはね、心が広い、と〜っても広い寛大な神様なんで、オレ君の悪ふざけなんてサッと水に流しますけど、流しますけども」
し「ん、これ……」
し「今日は、これを渡そうと思って……その……」
し「誰かに可愛いって、絵を描いてもらえたの、う、嬉しかったから、お返しにオレ君の絵を……」
し「描いたから、受け取ってくれますか?(ここは心を込めて欲しい、イメージはバレンタインにチョコとか渡す感じで)」
し「え、えへへ、イラストレーター神直々のプレゼントだからね! 絶対に大事にしないとダメなんだから!」
し「家宝にして毎日拝む、って、ま、まあ、すごく喜んでくれてるのは素直に嬉しい……かな」
し「そ、それと、わたしもオレ君の絵、好きだからさ、またわたしのこと描いてくれたら、その描いてくれた絵が欲しいなー……なんて」
し「え? わたしのことは、もうモデルにして描か……ない?」
し「な、なんで? 急にそんなこと」
し「描こうとしたけど、可愛く描けなくて、孫娘をモデルにした方が可愛い絵を沢山描けて、その方がわたしもきっと喜ぶから……」
し「だからこれからは、孫娘の可愛さを追求しようかなって」
し「そ、そうなんだ。そっちの方が、可愛い絵を描ける……から……」
し「ふーん、そっか。わたしのことは、もう描いてくれないんだ(ボソリと、闇堕ちしてください)」
結
し「あれ、オレ君、そんなに慌ててどうかしたの?」
し「湖を覗いても孫娘の姿がどこにも見えない? 世界から消えた……って。オレ君は突然何を言ってるのかな?」
し「あぁもちろん、オレ君の言葉は疑ってないよ? 疑ってないけど、その孫娘ちゃんが世界から消えたって表現が合ってないから」
し「だってさ、オレ君に孫娘なんて、初めから存在してなかったんだから」
し「ん? どうしたの? そんなに驚いた顔をして」
し「何を言ってるのか、って? うーん、でも言葉通りの意味だし」
し「この現実世界にはね、オレ君の孫娘なんてそもそも存在してないんだよ。そういう世界に『うい』がしたんだ」
し「そう、『うい』が」
し「これでオレ君はさ、これからずっと、ず〜っと、『うい』だけを見て、『うい』だけをモデルにして、『うい』だけの可愛い絵を描いてくれる、よね? ね?」
し「だって孫娘ちゃんはもうこの世界から消えちゃったんだから」
し「『うい』のこと、『うい』だけを、また可愛く描いてくれるよね? オレ君?」
し「うんうん、いい子いい子」
し「そうだよ、『うい』だけを見て」
し「いつまでも、ず〜っと一緒に絵を描こうね」