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妖精族に転生した元男の私は勇者達からスキルを回収する  作者:
3章 背中を任せられる人(笑)
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下心

超遅くなってしまい申し訳ありません…m(_ _)m


平成最後の投稿です

その声が聞こえたかと思うと、バチバチと音を鳴らしながら黄色い矢がベルの近くを通って行き、ゴブリンの頭に当たり爆発したような音と煙が当たりを包み込んだ。


「何者だ!」


メルナがサンダーアローが飛んできた方向を睨む。


メルナが怒るのも当たり前だ。

なぜならサンダーアローは間違ったらメルナに当たってしまいそうな所を通って行き、普通の冒険者だったら戦闘時に大切な視界を遮るような事をしたのだ。


メルナとベルはこの煙に隠れて魔法を飛ばして来た奴らの所に斬りかかりに行こうとしたが、我慢するよう走ってメルナとベルに近づきそう指示した。


「…いやぁゴメン、ゴメン。

小さい少女と、可愛くて華奢な女の子が襲われていたからつい助けてあげようと思ってね。」


煙が晴れて来て、視界が開けるとそこには…足音などで解っていたが、黒髪で黒い目をした2人の少年と1人の少女が誇らしげに立っていた。


「……それはどうもありがとうございます。」


メルナは不機嫌そうなのを隠しながらそう上辺だけの感謝の言葉を述べた。


「いやいや、感謝される程でも無いよ。」


そう、私達にニコニコと微笑みながらそう言うローブ緑のを羽織った少年は言う。


だがメルナとベルは表面上はにこやかに見えるが、おそらく相当怒りが貯まっているだろう。


「ところで、君たちはこの近くの街に帰るのかい?」


その後ろから機動力を重視したのだろう、それなりに薄い鉄の鎧を着た違う少年が話しかけてた。


「はい、そうですが何か?」


メルナは少しめんどくさそうに鎧を着た少年にそう答えた。


「なら、俺達と一緒に街まで行かないかい?

一応君たちは武装しているけど、冒険者成り立てか良くてDランク成り立て位の新人だろ。」


鎧の少年はほんの少し見下しているような口調でそう言った。


「あの……」


「しかも、そんな小さい小さい子供を護衛しながらなんて大変だろう。俺達はスキル持ちのCランクだから君達の力になれるよ。」


少年はベルのセリフを遮るようにしながら喋った。


「でも私達は……」


「あーもう!めんどくさいな!私達に護衛されていれば良いのよ!あんた達は!」


私達が素直に従わないのに痺れをきらしたのか、それまで黙っていた少女が怒鳴るようにそう言った。


「……ベル、このままだと話が平行線をたどるから、ついて行きましょう……」


「解った……じゃあ少しの間護衛お願いします。」


ベルは3人に頭を下げてお願いした。


メルナは何か言おうとしたが、ベルが目配せをしてやめさせた。












それから30分、私達と転移者と思われる少年2人と少女1人で街を目指さした。


「へぇ、親が死ぬってやっぱり良く有るんだ……

それでその子は妹さんなの?」


「はい、そうです。」


少年達は下心満載でメルナとベルに話しかけていてそれをメルナとベルは適当に返したりしながら歩き街の中に入った。


「……今日はありがとうございました……」


「ありがとうー!」


「おにーちゃんにおねーちゃんありがとう」


私達はそう言って別れようとしたが、少年2人と少女1人……というよりも少年達がメルナとベルに迫るように


「ねぇ君達、せっかくだからさ、夕食一緒に食べない?」


どうやら別れるのはもう少し後になりそうな予感がする……






次回の投稿はやはりいつかわかりません……

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