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妖精族に転生した元男の私は勇者達からスキルを回収する  作者:
3章 背中を任せられる人(笑)
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依頼途中にて

私達はその後は自由時間という事で私は宿屋を出て自由に街を散策し、空が茜色に染まった頃宿に戻り夕食を食べ、寝た。


次の日


私達は朝食をゆっくり食べて、ギルドに顔を出した。


「おい、この依頼受けようぜ!」 「すみませんー、ゴブリンの討伐依頼の確認お願いします。」 「はい!ただいま!」


ギルドのクエストボード前とカウンターには沢山の人で溢れ返っていた。


「すごい人だかりだねお姉ちゃん。あさはいつもこんなかんじなのー?」


私はメルナにそう聞くと、少し誇らしげに答えた。


「そうだよクロノス。みんな良い報酬の貰える依頼を取るために大体この時間よりちょっと前にくるんだよ。」


「ふーん、そうなんだ。」


私達はとりあえず椅子に座って人が少なくなるのを待っていると、メルナは申し訳なさそうに


「クロノス、実はお金が少なくなってきているから、依頼を受けたいの。」


それを聞いた私は「自由行動ができる!」と思い、ニコニコしながら


「わかった!じゃあ……」


「でも、クロノスは宿屋で待機だよ。」


だが、私の思いとは裏腹に、宿屋待機を命じられてしまった。


「おねーちゃん、お願い!」


私はメルナに抱きつきながら上目遣い+可愛くお願いをして頼み込んだ。


するとメルナは頬を少し赤く染めながら、にへぇと口元を緩ませて


「し、仕方ない。く、クロノス、私達と一緒に行くぞ。でも常に私の後ろにいるようにしてね。」


「わかったー!」


「……クロノスにずいぶんと甘いようで…」


こうして私はメルナとベルについて行く事になった。

ベルは呆れていたようだか……











ギルドでオーク討伐依頼を受けて約3時間が経過した。

メルナとベルは街道の外れの森や草原を回り、着実にオークを殲滅していくのを後ろから眺めていた。


「ふっ…」


メルナの持つ槍はオークの頭を貫き、絶命させた。


「ゴオァァァ!!……」


その後ろから人間の何倍もある太い腕を振り上たオークはメルナを吹き飛ばそうとした。


しかし、その攻撃は当たる前に槍の石突きで止めると言う人間業では無いようなやり方で攻撃を止めた。


「……」


オークは唖然として動かなくなっている隙にベルが放った矢が脳を貫通し、即死した。


「これで依頼終了っと。お姉ちゃん魔石を剥ぐの手伝って。」


「解った。」


私は木の上から飛び降りて解体用のナイフを取り出して、近くで倒れていた頭を跳ねられたオークの死体の胸の所を切り開いて、手を突っ込むと簡単に見つかり、引っこ抜いた。


その時ブチブチと血管のようなのが引き裂けたような感触がして、やっぱりいつまで経っても慣れない嫌な感触を味わってしまったが、口に出さずにいた。


そんなこんなで10匹と言うそれなりに大きいオークの集団から魔石を剥ぎ取り終えて街道に向かう途中、私達はゴブリン10匹に襲われた。


メルナは槍をベルは剣を抜いて殲滅しようとした時


「『いかずちよ閃光となり飛んで行け サンダーアロー』」








依頼は報告が終わるまでが依頼ですからね!



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