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妖精族に転生した元男の私は勇者達からスキルを回収する  作者:
1章 ポンコツ気味の女神からの信託と勇者一行
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シャングリラ王国2

今回は短いです

勇者達を説得しに来たイザン帝国の騎士を全滅させてから1週間が経った


シャングリラ王国は他の国より治安が良く、犯罪者や盗賊の数は10分の1程しかいない


そのため私達はたまに魔物に襲われる位で盗賊に襲われる事は無く、王都に着いた


「身分証の提示をお願いします」


門番にメルナ、ベル、勇者達は冒険者が持っているプレートを見せた

メルナ、ベルは銅で出来たプレート

勇者は成り立てのため鉄で出来たプレートだ


「…それでそっちの君は身分証持っている?」


門番の人はそう聞いていたが私は持っていないため、首を横に振った


「えっと…この子は護衛対象ですか?

そうでしたら、親の方を呼んでください」


聖騎士は何か言おうとしたが、聖女が抑えさせた


「…彼女は、私の妹です

実は両親が死んでしまい、私達と旅をしているんです」


ベルがそう説明すると門番の人は納得したようで


「わかりました

通って良いですよ」


そう言って門を開けた



















シャングリラ王国は様々な種族で賑わっていた


「…本当に種族差別がない国なんですね…」


勇者が呟いた


「シャングリラ王国は約200年前に建国された比較的新しい国

そして、面白い所は王族はたった2人しかいないおそらく、この世界で一番王族が少ない国なのよ」


「「「王族がたった2人!!」」」


勇者達は目を見開き声をあわせてそう言った


「それって…どういう事ですか?」


「王族は体が弱いんですか?」


「それじゃあ、何かあったら王族が全滅しちゃうんじゃ?」


勇者達口々に私に質問をした


「…とりあえず、まず王族が2人しかいない理由は、王族が妖精族だからよ

でも、1人は王族の地位を捨てたから…実質1人だけどね」


「ほ、本当に妖精族なんですか!」


「「妖精族って何ですか?」」


聖女は知っているようだか、勇者や、聖騎士は知らないようだ


「妖精族って言うのは、大気中にあるマナが一ヶ所に集まったりすると生まれる種族で、世界でも確認された人数は数える程しか見つかっていない種族幻の種族

さらに、寿命は数千年と言われ、どんな種族よりも魔法を使うのがうまいのよ」


私の説明を聞いた勇者、聖騎士はうなずきながら


「…そんな種族がいたんだ…」


「だから王族が2でも問題無いんだ…

でも、暗殺されたりしたらどうするんですか?」


「暗殺される可能性はほぼ無いわ

そもそも王族の部屋には結界が張ってあるし、王族のレベルは相当高いわ」


すると、その話を聞いていた聖女が不思議そうに


「なんで、クロノスさんは王族のレベルが高いって解るんですか?」


その質問に私は少し得意げに


「大きな声では言えないけど

今からその妖精族に会いに行くのよ」





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