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妖精族に転生した元男の私は勇者達からスキルを回収する  作者:
1章 ポンコツ気味の女神からの信託と勇者一行
16/58

勇者達のこれから

総合評価200点を突破! (9月4日火曜日)


1万PV突破! (9月4日火曜日)


これも読者様のお陰です! ありがとうございます!

これからも、妖精族に転生した元男の私は勇者達からスキルを回収するをよろしくお願いします!


そして、これからはブックマーク100件を目指して行きたいです!

「勇者持ってきたよ、お姉ちゃん」


ベルが勇者を引きずりながら持って来た

もちろん体は汚れまみれだ


「じゃあそいつは、勇者の隣に置いて」


私は倒れている青年の隣を指差した


「了解」


ベルは青年を勇者の隣に置くと私の後ろに下がった


私は魔法収納袋から指輪を出した


「そういえば女神からどんな感じでスキルが回収されるとか、使い方とか教わってないけど…どうなるんだ?」


すると勇者達の体が光だした


「へぇぇ、こんな感じでスキルが回収されるんだ」


私はその光景を見てそう呟いた


そしてその光が1つにまとまると指輪に飛んできて中に入った


「…これでスキルの回収は終了…かな?」


「多分そうだよ、お姉ちゃん

だって、いきなり勇者達の体が光りだしたんだからきっとそうだよ」


「確かにそうねじゃあさっさと

“オールリペア„」


すると勇者達の無くなった体の一部や、穴が空いていた部分がふさがった


そして、わずか数十秒で五体満足の傷1つ無い体に戻った


「やっぱりお姉様はすごい…

オールリペアを片手間で使ってしまうとは…」


「…うん?…ここは…」


勇者達はすぐに意識を取り戻したようだ

私達はフードをかぶり顔が見えないようにした


「俺は…確か誰かに…何かを…」


「…私何を…してたんだっけ…」


「起きたか?勇者達よ」


「「「!!!」」」


「お前は何者だ!」


「そうだ!お前らは何をたくらんでいる!」


「確か私、銃みたいな物で足を撃ち抜かれたはずじゃあ…」


「あぁうるさい!

とりあえず、私達が何者かというと、この世界の女神からあなた達の持っている、スキルを回収を命じられてあなた達を襲ったの」


「女神なんていたのか?!」


「まあ異世界だしいるんじゃないの」


勇者達は納得したようだ


「あと、あなた達が戦いで受けた攻撃は魔法で治したから」


「!!魔法で本当に治したのか?!」


「そんな事、私でもできないのに!」


「あなた達は、リペアの魔法知っている?」


その言葉を聞いた聖女は大きな声で


「知っていますよ!リペアの魔法!私の魔力の2倍の魔力が必要で、回復系で数少ない私が使えない魔法ですから!

…まさか、それを使ったんですか?!」


私は少し得意げに


「いえ、オールリペアよ」


それを聞いた聖女は目を見開き


「!オールリペア!!

確かその魔法は、魔力の消費量が莫大過ぎて誰も使ったことの無い魔法じゃあ無いんですか?!」


「確かに、外の国とかではそう言われているけど、私は使えるわよ」


「あなた本当に何者何ですか!!

というか、何で魔力が無くなっていないんですか?!」


するといきなりメルナがしゃべり出した


「お姉様の魔力量はおそらくこの世界で1番

だからオールリペアの魔法を片手間で成功させられる…」


「「「!!」」」


勇者達は驚いている様子だ


「よく解らないけど、もしも本当に世界で1番魔力を持っていたら…

どうやら俺達は、とんでもない者と戦おうとしていたようだ…」


「ははは…

俺達が異世界で調子に乗ることは絶対にできないな…」


「すごい…すごすぎる…」


私はふと思ったことを勇者達に質問した


「そう言えばこれからあなた達はどうするの?

多分スキルがなくなったあなた達は追い出されるわよ」


すると勇者達は頭を抱えて


「うーん」


「確かにスキルを奪われたからそんな事にはなりそうな予感はしてたけど…

特に決まっていないんだよな…」


「どうするの?」

勇者達が考えていると、私は名案を思いついた


「じゃあ、シャングリラ共和国に行って、そこで騎士や魔法兵として雇ってもらえば?」


「「「シャングリラ王国?!」」」


「シャングリラってたしか…何だったけ?」


「え~と」


「…桃源郷とか、そんな意味よ」


「そう、あなた達はそこで雇ってもらえば、衣食住だいたいが揃っているわよ」


「騎士かぁ…」


「どうするの?」


「でも、悪くはなさろうだよ…」


勇者達が話し合いをしていると、メルナとベルが勇者達に聞こえない位の小さな声で


「…なんでも、シャングリラ共和国を紹介したんですか?

もしかすると勇者達が反乱を起こすかもしれませんよ?」


「そうだよ、なんでお姉ちゃんは信じるの?」 


メルナとベルは不思議そうにそう言った


「私は…

彼らを信用できる人間と思ったから、誘ったのよ

しかもあそこだったら、勇者達が反乱を起こしても鎮圧できる力を持っている、彼女がいるから大丈夫よ」


「それもそうですね」


「確かに、私とメルナよりも強いからね」


メルナとベルは納得したようだ


「あのぅ…3人とも、シャングリラ共和国に行く事で決まりました

あと…申し訳ないのですが、シャングリラ共和国までの道のりが解らないので、教えてもらえると嬉しいのですが…」


勇者が申し訳なさそうに私にそう言った


「その事に関しては、シャングリラ共和国までは私達がついて行くから大丈夫よ

そしてそうと決まれば、自己紹介しないとね

私の名前はクロノスよ」


「私はメルナです」


「私はベルよ、よろしくね」



「何から何までありがとうございます」


「助かります」


「ありがとうございます!」


「じゃあ、早速出発としましょうか」


「「「「「はい!」」」」」


勇者達、メルナ、ベルの声が重なった


私は微笑み、シャングリラ共和国がある方向へ歩き出した



リペア系の魔法についての補足


リペアは無くなった体の一部を作り直す事ができる魔法である


だが、魔力の消耗が激しく使える人は世界に数えるほどしかいない


また、オールリペアは、使える人はいない伝説の魔法として伝わっている


変更箇所 共和国→王国



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