強襲
私とベルは夜営している所から100メートルほど離れた所から様子をうかがっていた
ちなみにメルナは少し離れた木の上でマナスナイパーライフルを構えている
「あれが勇者達が夜営している所か…
張ってある結界もたいした事は無さそうだね」
「そうね…っと、メルナの狙撃準備ができたようね」
私もマナライフルを起きている人に向け、放った
ピシューン、ピシューン
ピューン
「うっ…」
私が放ったマナライフル、メルナが放ったマナスナイパーライフルは全て頭に当たった
しかし…
「うわぁー!」
「キャー」
「何事だ!」
私の放ったマナライフルが貫通して近くの馬車に当たった
「まずい、出力を上げすぎた!攻撃を掛けるわよ!
援護もお願いね!
そして勇者の1人はおそらく左側に見える馬車にいる!
残りの2人は多分、援護攻撃をしている森の方に入った!」
「了解!」
ベルは私を追い越してマナサーベルを構えて馬車の扉を切った
私はメルナが狙撃をしている森に急いで向かった
だが、すぐに見つかった
「まて、勇者!聖女!」
「何者だ、お前は!
何の目的で俺達を襲う!」
勇者は鞘から剣を取り出した
取り出された剣はとても切れ味の良さそうだ
「それはあなた達が倒されたら教えてあげるわ」
「…では、お前とその仲間を捕まえて、それから聞き出してやる!悪党め!」
そう言って剣を構え、突撃してきた
「別にあなたから倒してもいいんだけど、念のため、めんどくさそうな、後ろにいるキミから倒させてもらうよ」
私はマナライフルを構えた
「「!!」」
それを見た勇者と聖女は明らかに驚いていた
ピューン ピューン ピューン
私は聖女の両足と右腕を撃ち抜いた
「あがぁぁ!いだぃ…」
聖女はその場で倒れた
どうやら痛みに耐えられずに意識を失ってしまったようだ
「!!よくも…よくもやったな!キサマぁ!燃えてしまえ!
火炎切り!」
そう言うと持っていた剣に火がまとわりついた
「食らえ!」
勇者はその剣を私に向かって切りつけた
しかし私はその一撃をかわして、魔法収納袋から瞬時にマナサーベルを取り出し、左腕を切った
「うがっっっ…」
さらに追撃で右手を切った
「フグッッ!チクショウ!」
それでも勇者は諦めずに私に足蹴りを入れようといた
「あまいよ!」
私は勇者の腹に死なない程度に足蹴りを入れた
「く…そ…平和を守ろうと思っていたのに…仲間や自分を守ることすらできないなんて」
「…」
私は勇者の意識を刈り取るためまた、腹に足蹴りをした
勇者は倒れたのだった
「…」
私は勇者と聖女を森の深くまで担いで行った
「うわぁ!食らえ!」
ベルはいま、残りの勇者の仲間と戦ってた
「遅い」
ベルは軽く一撃をかわすとマナサーベルで右腕を切った
「うがぁぁ!いだぃぃ!」
「うるさいよ!」
ベルは回し蹴りを顔面に当たった
「うぐぅぅ…」
勇者の1人が倒れた事を確認するとベルは左腕を持って森の中へ勇者の1人をつかみ森へ歩き出した
辺りには死体が転がっていた




