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妖精族に転生した元男の私は勇者達からスキルを回収する  作者:
1章 ポンコツ気味の女神からの信託と勇者一行
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首都に侵入、そして捕まる

今回は短いです

 盗賊を全滅させてから数時間、私は油を売った分の時間を戻すため全速力で空をとんで、夜の闇が深まったころ着いた。


 (…やっぱり魔法を打ち消す結界が張ってあるな…無理やり結界を壊す事もできるがそんなことをしたら見つかるな……)


 そう考えながら私は自分に掛かっている“認識阻害„の魔法を解くと私は数十メートルある壁を軽々と登ると、壁から飛び降り首都の人混みに紛れ、裏路地に入って“認識阻害„の魔法を掛けて夜が明けるのを寝て待った。











 そして次の日の朝方。


 「ふぁぁぁ…もう少し寝ててもよかったな。」


 そう呟くと体を起こして辺りを見渡した。


 屋台が並んでいるが、準備中なのもあって余り人はいない。


 「軽く街をぶらつこっと……」


 私は路地裏から出てきて歩き出し街を気ままに歩きながら、様子を見ていると、あっという間に2時間が経過してしまった。


 その頃になれば、辺りは少し前とはうってかわり、とても賑わっていて、朝の市場で買い物をする若い女性や、これか依頼を受けにギルドへ向かう青年、など沢山の人がせわしなく歩いていた。


「さすが首都、これなら勇者についても情報が手に入りそう……

じゃあ早速…おじちゃん、勇者さんの話知らない?」


 私は近くにいた青果店の男の人に聞いた。


 大通りを歩いている人は話を聞く暇は無さそうだが、こういう店屋の人達は商売のためもあるが、案外話をしてくれる人も多いのだ。


 「おぅ勇者の話か、ちびっこはやっぱり気になるか!よし教えてやろう」


 だが男の人が教えてくれた話は知っている事ばかりだったのだが、最後に教えてくれた情報はここ1番の朗報だった。


 私は誰もいなさそうな路地裏で、休めそうな所でこのあとどんな行動を取った方が良いのか考えていた。


 「3日後に勇者の御披露目会か…

 襲って倒せなくもないかもしれないけど、特に街の中は後々面倒だな……姿を見るだけにしておくか…ふぁぁ、眠い。」


 1日睡眠無しで、昨日は寝るのが遅く起きるのが早かったせいか、朝の内から眠たくなってしまった。


 昔だったらどうにか持ちこたえれたが、今は小学校低学年位の幼女なのですぐに耐えきれなくなってきた。


 「…こんな事だったら眠気目覚ましのポーションか、材料を持ってくればよかった…な。」


 私の瞼はどんどん重くなってきて、数分の葛藤の内眠ってしまった。





















 どれくらい眠ったのだろう、変な生臭い匂いで起こされた私は周りを見渡す。


 「………ここは?」


 体を起こすとそこはまるでそう


 「牢屋?」


 





結界についての補足


結界は魔法の一種で、その名前の通り物理攻撃から身を守ったり、魔法を打ち消す、または魔法の威力を弱める事ができる物である


しかしこの魔法は、特定の魔法道具が無いと永続的に張る事は出来ない

さらに張った人の上手さや、どれだけ体の中にあるマナをつぎ込んだかで強度が大きく変わる

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