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ヒカリの町
町についた。
さぁ、行こう。
僕ときみは無敵だ。
ちなみに僕は勇者の血を引いている。
町は賑わっている。
賑わいすぎてうるさい。
うるさすぎる。
「すいません。うるさいんで、死んで下さい」
僕は殺した。
たくさん殺した。ずいぶんすっきりした。
きみもそう思うだろ。
遠慮しなくていいよ。
何せきみと僕の旅が健やかなものになればいいとおもっているからね。
僕は町の武器屋と道具屋の金庫からありったけの金を手に入れた。
「そうだ。きみ、このことは内緒にしておいてくれよ」
僕は念を押す。
きみは頷いてくれるだろうか。
僕たちの旅は継続する。