第一の告白
晃くんを好きになろうと決めた…。ん?でも、好きになるってどういう事だろう…?自分が分からない感情になんてなれないと思う…。困ったなぁ…。勢いだけで決めたのはまずかったかな?
次の日私に予想外のハプニング(?)が、やって来た。机の中に手紙が入っていて、そこには「貴方に伝えたい事があります。放課後教室で待っていて下さい。」と書いてあった。昨日ネット小説で見たいわゆるラブレター(?)なのだろうか…?そうして、放課後になり、教室で待っていると
「ごめん、待った?」
という声が聞こえた。
「えっと、貴方は…?」
「あれ?覚えられてないんだ…。同じクラスなのにな…。じゃあこれをきに覚えてね。僕の名前は小泉 晴。サッカー部で、一応レギュラーなんだよ。」
同じクラスにこんなやついたか?男に全く興味がない私はあまり、名前を覚えていなかったのだ。
「まぁ、覚えておくよ。それで?私に話って何?」
すると、晴はいきなり真面目な顔になって
「実は僕、凛ちゃんの事が好きなんだ…!まだ、付き合えとか言うつもりないから安心して。君ともう少し仲良くなってから、改めて…」
「じゃあ私が付き合ってってお願いしたら、付き合ってくれるの?」
恋愛小説を書くにはピッタリのネタだ。私が好きになれば恋愛小説も書き放題だ。すると…。
「どうして?僕の名前も知らなかったんだよね?なのに急にそんな事…。」
「別に私だって好きな訳じゃない。でも、私はラブが一体何なのか知りたいんだ…。だからお願い。私に好きを教えて…?」
そして、私は晴と付き合う事になった。