首輪
「はい、誕生日プレゼントだよ。」
僕が彼女に送ったものは、ネックレスだった。
小さな、キラキラと光る、花をモチーフとしたネックレス。
「わぁ…。かわいい。」
「キミに、似合うと思って。」
キミのその白い胸元に栄えると思ったんだ。
まぁ、贈り物をネックレスにしたのは、それだけが理由じゃあないんだけどね。
「つけてあげるよ。」
そう言った僕は、キミにソレをつけた。
「どう…かな?」
こちらを向いた彼女が顔を赤らめて言う。
かわいらしい仕草に、思わず抱きしめた。
「似合ってるよ、かわいい。」
僕が選んだソレをつけた彼女。
彼女は僕のものなんだ。
独占欲。そう呼ばれるモノが僕を支配した。
「ずっと、キミの側に居るよ。」
「私も、ずっと一緒に居る…。」
彼女にそっとキスを落とし、きつく抱きしめるた僕は、満足げに微笑んだ。
―――――――――――――
「はい、誕生日プレゼントだよ。」
彼が私にくれたもの。
丁寧に包装されたソレをあけると、ネックレスが入っていた。
小さな、キラキラと光る、花をモチーフとしたネックレス。
…私の、欲しかったもの。
「わぁ…。かわいい。」
「キミに、似合うと思って。」
にっこりと微笑む彼。
私のことを思って選んでくれたのだろうか。
すごく……嬉しい。
「つけてあげるよ。」
そう言って彼は、私にソレをつけてくれた。
シャランっときれいな音が耳もとでした。
「どう…かな?」
似合ってなかったら、少し恥ずかしいな。
そう思って、俯きがちにたずねた。
と、突然。彼に抱きしめられた。
「似合ってるよ、かわいい。」
その言葉に安心して、彼に体を預ける。
「ずっと、キミの側に居るよ。」
甘く、甘く、囁かれる言葉。
「私も、ずっと一緒に居る…。」
ありがとう。
一番欲しかったものをくれて。
あなたで私を縛ってくれて。
これで、私はあなたのものね。
「「ずっと、愛してる」」




