顔合わせ
「えっと『アルシー殿 この手紙を不思議に思うかもしれないわね、それかルイス殿との会話からある程度は分かっているのかしら? 単刀直入に言うわ 貴方達に私の姪のルルの事を守って貰いたいの 彼女はまだ貴族世界の混沌を知らないわ でもあの子のクラス…… 知っていると思うわ そうよ だからなの 頼んだわ あ、これは別に前の事の趣向返しとかじゃないわよ 今度お茶会開くからその時にでも顔合わせさせるわね じゃあね』って」
「見事に来たな、しかも貴方達って俺も数に入ってやがる!」
「くそっ、あの人絶対根に持ってる!」
「どうした?」
「いや、なんでもない」
「お茶会の招待状も貰っている4枚だ」
「……私と、お前と、シルと、マリエール様」
「正解だ」
「逝きたくない!」
「ニュアンスが違う気がするが……俺もだ」
「はあ」
「明日だそうだ」
「…………は?」
「これ」
「今日一日でマリエール様と仲良くなれと?」
「らしい」
「無茶ですって!!!!」
「どうしたのアルシー?」
「え、ああ、シル後で話すわ」
「そう?」
「どうしたの?」
「探検終わったからおしゃべりにきたの!」
「そう、じゃあそうしましょ」
そうして5人でおしゃべりしているうちにこのクラスの生徒がどんどん入ってきた
彼らは知っている、このクラスにどんな人が所属しているのか……
(まだ死にたくないよ……)
(どうしてこんな)
(平民どうしの部屋は良かったけど)
(胃、胃が痛い……)
彼らは良くも悪くも10歳の平民の男の子である
そんな彼らの目の前にはこの国の最高権威の子供たちが居る
そうなるもの可笑しくない
そして、彼女が入ってきた
(はあ、どうしてこんなクラスなんかに……、私はこんな高貴な方々と一緒に居るべきではないの……平民の子と一緒に居る方が楽なの……)
凄く沈んだ顔をしていたのだった
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(な、アルシー、そういうことだ)
(確かにあれは……わかったわ)
(俺も彼女の事は嫌いじゃないんだ……だから)
(人の恋路の手伝いをしろってことね)
(こ、恋路なんかじゃ)
(はあ、カラフィナ公爵に完全に見破られているじゃない、オルナンダル公もこれは分かっているわね)
(え、どういうことだ?)
(なんでもないわよ)
まあルイスがマリエールに惚れているのはその表情を見れば明確なのであった
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