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プロローグ

よろしくお願いします!

「おぎゃああああ」


気が付いたら赤ん坊になっていた


最後の記憶は通勤途中の電車が事故ったという記憶


……あれ?


まさか、これって俺死んだのか!?


んで赤ん坊ってことは……


まさかの異世界(てんぷれ)っすか……




============================================


[ドルイ・ラ・ジャンヴァルディの日記]



皇紀4045期 アルダーノの月 二つ



我が家に初の授かりものが生まれた。


彼女は元気な姿を我等に見せてくれた 


我の正妻も無事で何よりだ。


初の子供が男児でないのは些か残念ではあるが、我等の子供に変わりはない


かわいくないわけがない!


それにこの国では女児が家督を相続しても問題はない


これで我が家の断絶の恐れはなくなった


一安心である。






皇紀4045期 アルダーノの月 三つ



正妻とともに子の名を考えた。


聞くところによると既に名前は考えていたらしい


我は聞いていないのだがな。


彼女が提示した名、それは”アルシー”


そのままである。


捻りも何も無いのである


生まれた月の子という意味


しかし我にもいい名が浮かばない


釈然としないがこの名前でいくとしよう






=================================================



現在


俺が生まれて5年が過ぎた


まず驚いたというか動揺したことある!


それは


女になってた……


俺は死ぬまでの20年間、男として生活していたんだ


そして、20歳の誕生日の前日に列車事故で死んだんだと思う


だって最後の記憶が電車の中に居て、すごい揺れがあったからそう思うだけなんだけどね


本当にあっけない人生の幕引きだったな


まだまだやりたいこともあったし夢もあったけど


死んでしまったものは仕方がない!


だから不思議と悔しさなどの感情は一切ない、ないんだけど……


女に生まれ変わるとは……な


これは何をどうしようと変えれないよな?


しかし、20年間の生活の記憶をもつ俺には……


なんというか察してれ!


まあ、あと俺が再誕した世界はどうやら俺が生きていた世界とは全くの別物のようです


まず、魔法がある


そして、見たこともない種族がいる


そこが大きな違い


俺は生まれてからの5年間はどうにかして知り得た魔力の増強に努めた


いや、すごく大変だったとだけ言っておこうかな


何をしたかといえば、低級魔法を使いまくって魔力切れを起こすということ


まあ、テンプレです


魔法については俺もまだよく知らないんだよなあ


え? 何でって?


母上から『基本的に魔法の学習は5歳からが普通よ』と言われていてな


それで、明日がその5歳の誕生日


父上が言うには家庭教師が付くらしい



ああ、それと言い忘れていたが


俺が生まれた家はどうやら貴族


しかも下級ではなく限りなく上級に近い爵位らしいけど、そのあたりは俺はよく知らないんだ


まあ、これは親の会話からの推測でしかないから確実とは言えないからだけどね



女に生まれたから5年間のほとんどを家で過ごす羽目になってしまっているのは残念だけど


まあ人生これからだろ!




あ、父上だ



「アルシー、いたら返事をしなさい」


「はい! 父上!」


「今日も元気いっぱいだな、アルシーは。」


「明日が誕生日ですもの、わくわくしていますの!」


「ふふ、この国での5歳の誕生日のプレゼントは決まっているのだよ、楽しみにしておきなさい」


「ええ~、教えていただけませんか父上!」


「う、しかしなあ」


「いいでしょう?」


「ドルイいけませんよ」


「アーシャか」


「母上!」


「プレゼントは明日のお楽しみですよ」


「ええ~」


「わがまま言わないのが淑女としての嗜みよ」


「はーい」




そして俺の母上のアーシャ


めちゃくちゃ美人


最初は母上にドキドキしてた時期もあって……って何いってんだ俺


正妻で今は魔法大学の講師を週に一回やっている


ちなみに父上は重要な会議以外は基本的に家にいる



俺が魔法をこそこそ使ってるのを母上に見つかったときはいろいろと面倒だったな


開口一番が”私の娘は天才だったのね!”


だから本当に焦った


ここで変にスパルタ教育とかされたら俺いっぱいいっぱいでしたよ


その時はまだ頭の整理もついてなかったし


母上はそのあと初級の魔法を少し教えてくれた


だけど”これ以上は5歳になってからよ”


と言ってくれたので俺の心配は杞憂に終わった



今のところ友達は……いない


だって誰とも会って無いんだ


機会がなければ出会いもない!


父上は”5歳の誕生日パーティーが最初の社交界だぞ”っと言っているし問題はないと思う



後は……


「アルシー様、こちらにいらしたのですね」


「うん!」


「探しましたよ」


「ごめんなさい」



俺の専属メイドのルナン


かなりの高スペックを持つメイド


俺についてのこともうすうす気づいているような気がしなくもない……


だって、出会いから今までいろいろやらかしてるからなあ……




それはさておき


明日は誕生会


中身はもう20を過ぎた成人なんだが


この体の年齢に惹かれてるのかわくわくしている自分がいる


どうなるんだろうな

感想お待ちしております。

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