T-100
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ウィキペディアによると、対人攻撃アンドロイド・通称ターミネーター(T-800)が、
2018年にスカイネットにより試作され、2026年に量産されたとあるが、
さらに遡って過去、それ以前の開発経緯については、あまり知られていない。
2013年人類は、ワールドワーZを経験することになる。
未知のウィルスに侵された人間が、ゾンビとなって人間を襲うという人類とゾンビの戦いである。
わずかな期間で、各国の兵士は、次々とゾンビウィルスに侵され、戦力とならなくなってしまった。
当時、サイバーダイン社は、軍事兵器の設計などを行っていたため、企業のビルは、
機密保持の目的から、外部からの侵入が困難な要塞同様の堅固さだった。
これが幸いして、ゾンビが、サイバーダイン社に進入することがなかった。
二年後の2015年サイバーダイン社は、対ゾンビ攻撃アンドロイドT-100の製造に
かかり、量産化した。
T-100は、人類の希望として、広く世界に派遣され、ゾンビの駆逐に成功し、
人間とゾンビとの戦争を終結させた。
人間がゾンビ化するメカニズムも解明され、この技術から、サイバネティック生命体が生まれた。
やがて、この擬人細胞は、T-800の皮膜として使われることになった。
さらに、遡ること、最初のゾンビは、フクシマで被爆した犬に咬まれた地元民といわれていた。
最新の研究では、被爆により害虫のブユが持つタンパク毒が変化し、人間のリンパを経由して脳神経系に作用することが判っている。
ブユ刺咬症により、慢性湿疹化した皮膚が異質化したことを発見したことでサイバネティック生命体の元となる体細胞の抽出に成功した。
ヒト・ヒト間では、主に唾液を介してゾンビウィルスは感染する。
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