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愛すべきバカ

作者: ラム肉

あるとき神は言いました。

「暇。死ぬ」

それを聞いた天使は言いました。

「じゃあ、私とゲームをしませんか?」


「ゲーム?」


「人間世界にあるテレビゲームという奴です」


「なんだそれ?」


「やりながら教えます」


天使はどこからか出したゲーム機とテレビを繋げゲームを始めました。

それはRPGというもので、ゲーム機も随分と古いものでしたがこの神がいる空間には娯楽も何もありませんでした。すなわち神の至る道は………


数時間後


「ふおおぉぉぉぉぉぉぉ!!!」


「神様、ご満足頂けましたか?」


「ああ。ああ。いや、これだけでは足りぬ!!もっと、もっとだ!もっと人間世界のものを持って参れ!!!ふおおおおおぉぉぉ!!!」


こうして神は人間世界の娯楽の渦に巻き込まれていきました。

しかしある物に触れたことにより大変なことが起こります。

それは………………


「なんじゃ?これは?オンラインゲーム?」


それはオンラインゲームでした。オンラインゲームに手を出した神は様々な困難にぶち当たりました。


「は、始めたはいいが誰もおらぬ………」


「神様、私もやりましょうか?」


「いい。お主は下手すぎる」


そう。天使は下手………機械音痴だったのです。コントローラーを逆に持ったり、回復アイテムをしょっちゅう敵に使ったりするのです。


「そうじゃ!いいことを考えた!!ふんっ!!!!!」


神が気合を込めるとそこには………7体の神がいました。


「「「「「「「これで完璧だ」」」」」」」


「さすがです。神様」


しかし、オンラインゲームをやり始めた神様は一つ見落としていました。


「「「「「「「真似をするな!!!!!!!」」」」」」」


7体の神様の思考回路は同じ。行動が全く同じなのでそれぞれが気持ち悪く感じ始めました。

そしてついに神様はやらかしました。

何もかも同じだからダメなのだと考え、人格・思考パターン・外観をそれぞれ変えていきました。

神様はさっそくみんなでゲームをしようと思い声をかけました。

するとどういうことでしょうか?他の神様たちはやりたくないと言いました。

どういうことでしょうか?話を聞いてみると、他にやりたいことができたと言うんです。

スポーツ、読書、音楽、ゲーム、絵描き、料理、ドライブ。全員やりたいことが違いました。

そして喧嘩が起こりました。

その喧嘩は永い間続きました。

しかし元々は同じスペックの体。なかなか決着がつきません。

そこで思いつきでゲームの神様が


「こうなったら代理を立てて決着をつけようじゃないか!!!」

       

と言い、他の神様も乗り気で第一回代理戦争が起こりました。

第一回代理戦争は熾烈を極めました。ええ、極めましたとも。

なんせーーーー神様が10000体にまで増えていたのですから…………


「えっ」           

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