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95話 猛攻


 「エンドスキル発動、破獄!」

 「くっ、あぶねぇ神炎柔火」


 砂煙が収まり、視界が晴れるとサタンと狂道化師による神宮寺への猛攻が始まった。


 『ズドォン』

 『いやぁ壮観、壮観だが俺も混ざるぜぇぇぇ、固有スキル狂気乱舞」


 固有スキル狂気乱舞。

 道化師のオーラで竜巻を作りそれを相手へぶつけるスキルである。


 『ゴワッ』

 「な、なんだよあの黒い竜巻は……ってこっち狙いかよ」


 竜巻はサタンと神宮寺の方へ向かってきてはいるが、僅かに神宮寺に寄っていた。


 『シュオオ』


 神宮寺はサタンの攻撃により左腕が消し飛んだいるが、即座に回復し竜巻に備えていた。


 「あぁ?まったくさっきから邪魔ばかりしよってあのピエロ、仕方ない奴から消すか、エンドスキル発動、極波撃!!」

 『ズドォン』


 サタンは離れた位置から狂道化師を狙って自身の持つ最高火力のスキルを放つ。


 『おいおいおい、なんだよその技は』


 狂道化師に黒い衝撃波が襲いかかる。


 『ぐはっ、こ、これは防ぎきれねぇ、消し飛んじまう』


 極波撃は、狂道化師に直撃し道化師は吹き飛んでいった。


 「ふぅ、これで静かになったな神宮寺よ」

 「あ、ああそうだな」


 なんとか狂乱演舞の竜巻を凌いだ神宮寺は、サタンの言葉に息を切らしながらもそう答える。

 しかし脳裏には逃げた槙島の事があった。

 四季と仙道が危ない、槙島の強さは情報でしか知らないが、狂道化師を持っていることからもかなり強いということは神宮寺にもわかっている。

 早く追いかけたい、その気持ちがサタンの事を忘れさせていた。


 「おいおい神宮寺、考え事かぁ?」

 「ああ、ちょっとな」

 「つまらんなぁ、何をそんなに考えているんだ?」

 「ちょっとな、言うほどのことじゃねぇから、さっさとお前を倒して俺は行かせてもらうぜ」

 「ふっ生意気な事を、でもそれには少々ムカついたぞぉぉ、神宮寺ぃぃ」


 そう叫んでサタンは神宮寺へと向かっていった。


 「すぅ、やるしかねぇか、本日2度目の神皇炎発動!」


 そうして戦いは2人の一騎打ちとなる。

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