8話 東北遠征②
「着いた、ここが東北第10番ダンジョン」
ダンジョンの入り口は基本古い扉があったりするが、大きいダンジョンになると扉ではなく門となっていた。
ダンジョンは外からみると大きな西洋風のお城となっていたり南米の遺跡のようになているが、中は魔法で拡張されており巨大な迷宮となっている。
そしてそこに様々なモンスターや種族が暮らしているという感じだ。
「さて中へ入るぞ、先頭は私たち若織パーティーが行くから、拓真と雛菊のパーティーはその後ろから来てくれ」
「りょーかい!」
「わかりました」
そうして俺たちはダンジョンの中へと入っていった。
「よしまずは拠点を作ろう、國枝さん頼む」
「はい!」
今回のダンジョン探索の作戦は、まず10層あたりまで國枝さんの転移の腕輪を使って移動し、そこに拠点を作る。
その後15層、20層と拠点を増やしていき30層付近までの探索を1ヶ月半ほどかけて行い、残りの2週間で一気に最下層まで行き核を読み込む予定だ。
ちなみに核を一度でも端末で読み込めば、全端末で以前俺も使ったアラート機能が使えるようになったり、ダンジョンの全体マップを表示できるようになる。
「ダンジョンアイテム、転移の腕輪発動!若織さん、とりあえず10層に転移しますね!」
「ああ、それで頼む!」
『ギュンッ』
そうして俺たちは白い光に包まれた。
「おっ!これは……」
「つ、着きました!転送完了です」
着くや否や巨大なモンスターが目の前にいた。
『シャーッ』
双頭コブラ、レベルは30か。
俺はアナライズを使ってすぐさまステータスを確認した。
「お前らはいい下がってろ、ここは私がやろう」
「若織さん!」
「さて始めるか、神仙刀解放」
SSSレアダンジョンアイテム、神仙刀。
込めたスキルポイントの量によって、自在に斬撃の大きさを変えることができ、他にも斬撃の量を増やしたり、純粋に切れ味を上げたりなど応用力が高いアイテムだ。
「だいたい200ポイントってとこか、食らえ神仙刀」
若織さんがそう言うと神仙刀に紫色のオーラのようなものが漲り出した。
「溜まったな、いくぞ神刀一閃」
『ズパッ』
そうして若織さんは双頭コブラを一刀両断した。
相変わらず見応えのあるアイテムだな。
今回の遠征は長期になるため、俺たちは組合からかなりのスキルポイントを貰っており、しかもスキルポイントのチャージボックスも支給されている。
そのためスキルポイントを存分に使えるのだ。
「流石です若織さん」
「すげー」
「ありがとう拓真、それに雛菊も、さて拠点制作に取り掛かるとしようか」
そうして俺たちは拠点作りを始めた。




