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30代からはじめるダンジョン攻略!脱サラ男によるダンジョン攻略術。  作者: 神崎あら
新ランキング編

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53話 新体制

 あの事件から3ヶ月が経った。

 屋敷くんの件とか、行方不明の職員さんの件はまだ片付いていないが、今日は新体制になって初めての定例会議である。

 

 「おー、拓真っちじゃんおひさー」

 「雛菊か、久しぶりだな」


 組合本部へ着くと雛菊にあった。

 新宿の本部が半壊してしまったため、新本部が完成するまで品川にある支部を本部代わりに使っている。


 「拓真っち、聞いたよランク上がったらしいじゃん!」

 「ありがとう」

 

 あの事件で魔族に勝利したことやビルの全壊を防いだことで俺のランクはS2からS3に上がり、そしてランキングも更新されて、5位となっていた。


 「あーしは今回あんまし活躍しなかったから、一つランキングが上がった程度だったよぉ」


 そう言って雛菊は肩を落とした。

 いやいや十分でしょ。

 俺たち攻略者の給料は固定給とダンジョン攻略でのボーナス、企業からの案件の3つで成り立っている。

 そして固定給はランクに応じて組合から支給されており、今回俺がなるS3は最高ランクなので固定給もかなり跳ね上がる予定。

 正直言ってS1から固定給とダンジョン攻略ボーナスを合わせて、世でいう1000万プレイヤーになれるので、攻略者業界はかなり高収入な職種だと思う。

 ただ、命と対価の職種なので覚悟は必要だけどね。


 「まぁそう言うなよ雛菊……ほら、若織さんとか東條さんの件もあるんだから」

 「……ごめん」


 俺がそう言うと雛菊はさらに肩を落とし落ち込んでしまった。

 若織さんと東條さんはあの一件で2人とも引退した。

 まず若織さんは右手の障害が原因で神仙刀を十分に使えないため引退となり、東條さんは精神的に続けることが困難になってしまい引退してしまっている。

 東條さんは、魔王との戦闘によりPTSDを発症しており、そのことが原因でSSSレアダンジョンアイテム2つの適合者ではなくなってしまっている。

 そして何より、本人がもう魔族と戦う精神になれないと言っており、引退した。

 組合にとっても東條さんの損失は大きかったが、魔王と引き分けた蘭方くんや、神宮寺などがまだいるため戦力的にはそこまで下がっていないと俺は思っている。

 なんなら東條さんと若織さんの入れ替わりで入った人達がかなり強いので、今のランキングの面子のほうが強いのではないかとすら思う。


 「なぁ若織さんや東條さんはこれからどうなるんだ?」

 「東條さんも若織さんも攻略者として十分稼いでいたし、暮らすには不自由しないと思う、ただ2人とも復帰はないと思う」

 「そうか……」

 「俺たちは残った者として、脱落してしまった2人の分まで頑張ろうな」

 「おう!」


 そうして俺と雛菊は会議室へと向かう。


 「そういえば今日はジンさんは?」

 「ああ、ジンちゃんなら今日は一日中秋葉原に行くって言ってたぞ」

 「そうか……」


 地上に出て以降、ジンさんは本格的に雛菊の元にお世話になっているらしく今では雛菊達と共に暮らしている。

 雛菊の家は金持ちらしく、祖父はホテル王らしい。

 まぁ元気そうならなんでもいいか。

 今日の定例会議には新たな上位攻略者が全員参加する。

 神宮寺や蘭方くん、四季さんは勿論のこと新しく上位に来た攻略者の人達も来るらしい。

 何人かは俺も初対面なので楽しみ半分心配半分という具合だ。

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