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30代からはじめるダンジョン攻略!脱サラ男によるダンジョン攻略術。  作者: 神崎あら
新宿襲撃編

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38話 八魔星の天銃

 「くっそやってやる、その銃ごと吹き飛ばしてやるよ、行くぞ雷霆雲【奥義】万雷麒麟!」

 『バリバリ』


 屋敷がそう叫ぶと雷雲から大きな麒麟の形をした雷が現れた。

 雷霆雲【奥義】万雷麒麟。

 威力は110,000ほどある屋敷の必殺技である。

 呼び出した雷雲から雷の麒麟を下ろし、そのまま相手へ当てる技であり、当たれば即死は免れない。


 「魔弾装填、ジュピター」

 『ガキンッ』


 屋敷の麒麟を見て、早速祭も魔弾を装填した。


 「喰らえ屋敷さん!」


 そうして屋敷は麒麟を祭めがけて放った。


 「怖いなぁまったく、若い奴らのやる気ってのはよぉ」

 『ドン』


 祭もまた麒麟へ魔弾を放った。

 そのまま魔弾は麒麟へと命中する。


 「行けジュピター!」

 『ズドン』


 魔弾は麒麟に当たるや否や拡大し、巨大な球体となった。

 その球体に麒麟の軌道が逸らされてしまったため、祭から大きく離れたところに麒麟は落ちた。


 『ドゴォン』


 大きな爆発が起き、麒麟は消失した。


 「う、嘘だろ」

 『ドサッ』

 

 体力とスキルポイントを使い果てた屋敷はその場に崩れた。

 

 「ふぅ、あぶねぇなんとか勝てた」

 『ギリギリだったな十蔵よ』


 倒れた屋敷を見て祭と霊王はそう呟いた。

 八魔星の天銃は、霊王が適合者となっている。

 そのため霊王の適合者の祭も準適合者扱いとなっており、八魔星の天銃の使用が可能。

 この準適合者の最大のメリットが、SSSレアダンジョンアイテムの3つ以上適合した際に生じる精神的負荷を受けないことである。

 これにより祭はノーリスクで八魔星の天銃を使用する事ができるのだ。


 「ああ、流石は天災と呼ばれるだけの事はある、まさか結界を奥義以外で破ってくるとは、想定外だったよ」


 そう言って祭は安堵した表情でホッとため息を吐いた。

 しかしそれも束の間、異質なオーラを纏うものがこちらに向かって来ているのを霊王は感じ、すぐさま祭へ知らせる。


 『十蔵よ、どうやらまだ……』

 「そうみたいだな」


 霊王が祭へ知らせるのと同じタイミングでそれは奥の茂みより現れた。


 『ガサッ』

 「なるほど、屋敷は負けたのか」


 動かなくなった不動を引きずりながら現れたのは先ほどの細身の魔族だった。


 「……おい、そこの魔族、不動に何をした?」

 「ああこの雑魚か、死んだよ」

 「そうか……ふぅ」


 それを聞いて祭は静かに目を瞑る。


 「どうした?」

 「いやちょっと思い出してるだけだよ不動のことを」

 「ほう、仲間の死を嘆くタイプだったとはな」

 「まぁな、攻略者をやっている以上死はいつと身近にある、だからたとえ殺されたとしてもそいつが弱いのが悪い」

 「ふむ正論だな」

 「でもな、弔い合戦てのもまた攻略者をやっている以上よくある事なんだわな」


 そう言って祭は天銃を構える。


 「なるほど、いいなそういうのは魔族にはない風習だ」

 「そうか、じゃあここで覚えていけよ、ガリガリ魔族」


 そうして祭は魔族との連戦に臨む。


 

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