表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【5/13より2部開始】30代からはじめるダンジョン攻略!脱サラ男によるダンジョン攻略術。  作者: 神崎あら
【第1部】東北ダンジョン編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

13/198

11話 魔族との再戦


 『ズバンッ』

 

 若識さんが神仙刀を振り抜くとそこにはーー。


 「なっ、なんだこの人形は」


 若織さんの一刀は魔族ではなく、突如現れた黒い藁人形を切り裂いていた。

 藁人形?なぜだ、確かにあの魔族を斬ったはずなのに、今のは一体……。


 「話しているところを切るとは、さすがに出癖が悪い、この手ですかね悪いのは」


 切り裂いた先にいると思われていた魔族は若織さんの背後に現れ、魔族はそのまま若織さんの右腕を掴んだ。


 「ど、どうなってる、確かにお前を斬ったはず」

 「斬ったはずですか……それはあの藁人形でしょ?それよりもあなた結構美しい顔立ちをしていますね、美人の歪んだ顔が私は好みでしてね」

 『グシャ』

 「あぐっ」


 魔族はそのまま若織さんの右腕を骨ごと握り潰した。

 

 「若織さん!」

 「おい!魔族の馬鹿野郎、若織さんから離れろ、水霊の杖解放」

 「雛菊!当てるなよ」

 「当たり前だ!水刹輪」

 『ズパン』

 「ほほう、水のチャクラムのようなものですか、よく切れる」


 雛菊の水刹輪は若織さんを避け、背後にいる魔族に命中した。

 しかし、上手く避けらるたため致命傷には至っていない。

 

 「逃さねぇよ、長谷川!やるぞ!」

 「はいお嬢様、SSレアダンジョンアイテム、心月双剣解放」


 雛菊に呼応して長谷川さんもダンジョンアイテムを解放した。

 心月双剣、自身の切りたいものだけを切れるアイテム。

 対象は肉体だけではなく、相手の精神も切れる妖刀。

 精神を切られた相手は一時的に心神喪失となり動けなくなる。


 「ほう、お連れのスーツの婦人も良い武器をお持ちですね、来なさい2人まとめて相手をしましょう」

 「ごちゃごちゃうるせぇんだよ、水刹輪【蓮花】」

 「ほうこれはまずい、少し逃げましょう」


 雛菊は、先ほどの水刹輪を6発に増やし魔族に向けて射出した。

 それを躱すため魔族は若織さんから離れそしてそのままさらに後ろへ逃げ出した。

  

 「おらおら逃げんな!長谷川追うぞ!」

 「はい、お嬢様!」


 そしてさらに追撃をするべく、雛菊があとを追っていく。


 「雛菊!」

 「拓真っち、私はいいから早く若織さんを」

 「ああ任せろ!スキル発動、エアダッシュ」


 俺はすぐさま若織さんの元へ向かった。

 ひどいな、右腕は肘の部分から手首の部分にかけて骨ごと粉々にされている。


 「拓真、治せるか?」

 「若織さん……いえ全開は無理です、でもこれ以上酷くならないように応急処置ならできます」

 「よし、やってくれ、あのクソ野郎の首を刎ねてやる」

 「いや応急処置ですよ、ここは雛菊と俺に任せて退いてください」

 「4年だ」

 「え?」

 「今の奴等とパーティー組んで4年目だったんだ、それを殺されてただ黙って見てられるかよ」


 そう言って若織さんは立ち上がった。


 「拓真、手伝ってくれ、あのクソ魔族を殺してやろう」

 「わかりました、スキル発動、ヒールアップ」

 

 俺は若織さんの右腕を治した。

 これは戦うなって説得する方が魔族を倒すより難しそうだな。

 だけど今度は若織さんに怪我をさせないように俺も立ち回ろう。

 

 

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ