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98話 第二の適合者

ーー柴崎サイド


 『ブワッ』


 倒れて動かなくなっている柴崎の元に不死鳥が神炎と共に現れる。

 そして不死鳥は倒れる柴崎を見て何かを察して、諦めたようにため息をつき口を開く。


 『はぁ、まったく倫也よ、彼を救えということか、まったく世話のかかる子だね』


 倒れる柴崎の横に現れた不死鳥はそう話すと、柴崎の身体の上に止まった。

 先ほど柴崎に触れた時、神宮寺はマーキングをしており、不死鳥はそのマーキングを頼りにここへ現れている。


 『君もこれからは私の言うことを聞いてもらうからね、柴崎くん』


 不死鳥がそう話すと柴崎の身体は神炎に包まれる。

 すると、全身の傷が一気に治癒をはじめ、あっという間に柴崎の身体は全開となった。


 「うっ……ここは」

 『起きたか、覚醒が早くて助かるよ』

 「うわっ、神宮寺の不死鳥か!?」


 目覚めた柴崎は目の前にいる不死鳥に驚き固まった。


 『どうやら倫也は君を選んだようだね、じゃあ始めようか』

 「は、始めるって何を?」

 『準適合者契約だよ、君は神宮寺を媒介にして私の力を行使できる権限を得たんだよ』



ーー仙道サイド



 「仙道さんが、悪いんですよ僕は!?君を!?殺す気なんて……最初からなかった……わけないでしょおおお」

 『ズオオ』


 槙島の身体から黒いオーラが噴き出した。


 「あ、あれは一体」

 『おそらくダンジョンアイテムの何かだろうな、遥ここは一旦離れよう、奴は何かがおかしい』

 「そうだね、その方がいいかも」


 白虎と仙道は様子のおかしい槙島に危機感を覚え、撤退の準備を始める。


 「いやいやいやいやいやいやいや、逃さないないないでしょおお」

 「め、目がおかしくないあいつ」


 逃げようとする仙道達を睨む、槙島の目は真っ黒になっていた。


 『明らかに異常だ、こんなの契約してはいけない英霊の仕業に決まっている、遥ここは私が時間を稼ぐから、君は早くーー』

 『ズチャ』

 『ぐはっ』


 白虎が仙道を逃がそうとした時、一瞬で間合いを詰めた槙島が白虎の腹を黒い槍状の何かで貫いた。


 「白虎!!」

 「ダメだって、逃げたりするなんてそんな、酷いよぉ母さぁぁん」

 「狂いすぎかな、でも逃げられそうにもないし、やるしかないか」

 『フッ』


 槙島はまた消え、一瞬にして仙道の背後をとった。


 「終わりだ、その首もらうよ遥ちゃん」

 「しまったーー」

 『ゴウッ』


 仙道の首元に槙島の凶刃が触れる直前、不死鳥の火が間に入り、仙道を守った。


 「え、神宮寺さん?」

 「いや俺だよ仙道さん」

 「なっ、拓っくん?」


 現れたのは神炎を纏った柴崎だった。


 「おいおいおいおい、これはどういうことだぁ、なんでお前が神炎を使えるんだよぉ」

 「さぁ、まだよく分かってなくてさ」

 「なんだそれは、反則だ、反則だろぉ」

 『ブワッ』


 槙島と話す柴崎の横に不死鳥が現れた。

 

 『なかなか悪くないね拓真、でも火力がまだまだ足りてないかな』

 「まぁそこは、ビギナーなんで甘く見積もってくれると助かる」

 『わかったよ、なら少しずついこうか』

 『ゴウッ』


 不死鳥がそう言うと、柴崎の身体にさっきよりも大きな炎が灯った。




 

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