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ある『調味料』が美味しくなかった件

作者: 卜部ひびき

調味料って醤油とか砂糖のことを言うイメージがありますがもっと広いカテゴリーなのですね。

これはそんな調味料、しかも巷で大人気の調味料が美味しくなかったことから生じた疑問

 そこそこ大きい駅には大抵ある国内国外様々な食品飲料を扱う有名店、皆様なんとなくお心当たりがあると思います。

 そこの常連がおすすめをテレビで紹介するとか定番コーナーですよね。


 私もこの店大好きです。

 炊飯器で簡単に炊けるパエリアとか、レトルトカレー、あとこれからの季節はホットワインが美味しいです。

 ここの紹介された商品に「鮭ニンニクラー油」と「青唐辛子にんにく」があり、近所の店では購入制限なしで買えたので鮭を一つ、青唐辛子を二つ買いました。

 私は普段はニンニクを自分で刻んで青唐辛子と醤油、オリーブオイルと塩、醤油だけ、などに漬けて料理に活用にしているのですが、安くて大量のニンニクがなかなか近所のスーパーに出ないので出来合いを買ってみることにしました。


 この「鮭にんにくラー油」が美味しくなかった……

 「万能調味料」と銘打っているし、店の公式サイトにもそう書かれているのですが、そもそもこれって調味料なんだっけ?と思いつつパスタやチャーハン、ご飯に直接などいろいろ試したけど、不味いんじゃないけど素直に美味しくない。全部食べ切ったけど結論は変わりません……

 一方で「青唐辛子」のほうはまだ使い始めですが、これは美味しい。

 そこでふと思い出したのが、私は大抵こういう瓶の「調味料系」を残してしまうと言うこと。

 そして自分が調合した方が美味しいと言う結論になりがちなこと。

 ここら辺に鍵がありそうですね……


皆様ご存知の通り、代表的な調味料を示す「さしすせそ」は


さ:刺身醤油

し:醤油

す:酢醤油

せ:せいゆ

そ:ソイソース

と言われ、双璧となる対抗勢力に


さ:砂糖

し:シュガー

す:スクロース

せ:精製糖

そ:ソルビトール

があることはよく知られておりますが

……

砂糖、塩、酢、醤油、味噌、です、わかってますよ!

……

ともかく、私はすき焼きの割下も自分で調合するので、エバラのすき焼き割下も残しちゃいました。

鍋の出汁は結構買いますし、満足度は高いけど、やっぱり自分で調合します。

きっとFF5の調合の強さやモンスターハンターで日々調合しているのが私に現実世界でも調合の道を歩ませているのだと思います。

 ちなみに先ほどの「鮭」は酸味が強すぎて好きになれませんでした。


 ここから考えると、見えてくるのは、既製品であるその商品の味に自分の味覚が合わせられる、またはそもそも合っている場合、美味しく使い切れるのでしょうね。私にとっての「青唐辛子」のように。

 また、時短として味覚が合わないのを受け入れているかもしれません。

 みんながみんな料理できるわけじゃないから、単純に無条件に受け入れている。自分で作るという発想がそもそもない、というケースもあると思います。


 以上を踏まえると、まず自分としては、「これは作れない」 という、素数的なというか元素的なものは店で揃えて、それを自分の味で調合するのが好きなようです。

 例を挙げると

醤油・みりん・酒ですき焼き割下・麺つゆ

鰹節・昆布・醤油でおでんの出汁

ここらへんはまさに基礎調味料を調合してますね。

 他には

高菜漬けを買って自分で刻んで唐辛子入れて炒めて、豚骨ラーメン屋さんの辛子高菜を自分好みの味付けにする

 なども調合の一種と言えます。

会社の後輩に、「市販のカレールーにこだわりはない、どうせ最後は自分でガラムマサラやチリパウダーやクミンいれてその日の気分に合わせて調合するから」と言ったら、「普通の家にそんなに調味料はないです」と言われたのも似たような話ですね。もっともこの後輩の家には塩しか調味料がないと言う話なので、どっちも「普通」ではない気がしますが。


以上のことから、いわゆるこの手の「万能調味料」を買うときの注意点が浮かび上がりました。

「自分の自炊能力や料理・味へのこだわりに応じて選択する必要あり、こだわりが強い場合、基礎調味料に近いものを買った方が味覚に合わせる余地がある」と覚えておきます。

それでも面白そうなのはついつい買っちゃって、そして捨てる羽目になるのですけどね、ほんと気をつけます。


さしすせそは食品辞典片手に自分で頑張って考えた自作ですが、似たようなこと何億人も考えているからしれません。でも「被り」であっても「パクリ」じゃないです((ヾ(・д・。)フリフリ

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― 新着の感想 ―
面白いエッセイでした。 私も料理するので気持ちわかります! 高菜を自分で刻んで炒めて辛子高菜にするのは私もします!
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