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永劫の勇者  作者: 竹羽あづま
第2部鳥は哭く
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第22話:追憶だけの小鳥

 岩の崩れる音、風を切る音、割れる音、そのどれもが破壊の為に存在する音だった。高速で過ぎていく景色の中、2人の人間が宙を駆けながら激しい闘争を繰り広げていた。


「っはぁ、はっ!」


 葵の武器のレンジの影響と、彼の操る鏡間の移動も距離は短い。彼女の動きについていきながら、自分の距離で戦える様にしようと思えば、間を置かずに彼女の側に移動を続けなければならない。鏡の展開を止めたら即座に落下する、加えて相手が宙の位置を維持する為に出している風を借りながらだからこのゼロ距離の位置どり、これを少しでもずらせば命はない。この一連に要求される精神力と体力は現在の彼が搾り出せる量では全く足りない。


「息が上がってきてるじゃない、情けないわね!!今からでも降伏したらアンタの仲間は助けてあげるわよ?」

「降伏した後に俺を殺すんだろ!それじゃあ意味ない!!」

「何でよ!アンタ以外は助けてやるって言ってるのよ!!」

「俺だけが邪神への道を開ける!俺が死んだら地球の人が助からないんだ!!」

「この世界で生きたら良い!ここは夢で、ここは自由で、ここならまた家族で生きられる!ここは自由なの!ここなら何でも叶うのよ!!その為に、私はここにいるの!」


 首を狙った蹴りに対し、首を逸らして回避するが掠めた部分が鋭い一筋の傷が生まれて血が滲む。しかし、その最中にも不安定な姿勢から逆袈裟切りで反撃、もう片足でそれを弾かれる。だがそこから足首を掴んでもう片手で斬撃。


「く!」


 足首の拘束から逃れる為なのか、連理は葵の予想よりも後方に風で下がる。追う側の苦労も考えて欲しいと内心で愚痴をこぼすほどに。


「っ!そんな、そんな都合の良い事を信じられるのか!?」

「都合の良い事なんかじゃない!それが実現出来るの!邪神なら、それが!!」

「地球を支配しようとする様な奴の提示する物が本当だと思えるのか!」

「アンタの掲げる地球の救済なんかよりは余程ね!!地球に帰ったって翼はもういないのよ!!使徒だからって、あの子は殺されたのよ!!」

「そうか、君達はこの世界で自由に出来る権利、夢の中で自在に出来る権利の為に、それ以外の命を差し出す事にしたんだ!」

「それの、何が悪いの!!」

「だから勇者は、君達を倒すしかないんだ!!」


 望みを貫くならば血や痛みで気持ち良くなれ、彼女もまた望みを貫く為にそれに近い感覚は得ているのかもしれない。どんな望みも叶う、その言葉の力は強く、取り返しがつくという可能性が生まれてしまう。そして、そこに至るまでの道の険しさこそがその信憑性を与える、既にこんなに辛い思いをしたのだから、一筋のこの希望ぐらい本物であるはずだ、と。超常的な事ばかりが発生するこの世界ならば尚更。

 しかし、それを振り切れるだろうか?都合の良い事だけを否定して、不都合な事だけを現実として受け入れる事が出来るだろうか?全てに取り返しがつくならば、生んだ犠牲も取り返しがついて、欲しいものも手に入って、そんな夢を見るのもまた当たり前だろう。


「アンタさえいなければ、私達は幸せに、自由に飛べたのに!!翼とじゃないと飛べないの!!」


 その言葉に奥歯を強く噛み締めながら、攻撃のスピードを早める。


「君の自由の為の犠牲になる気も、させる気もない!!」

「アンタの気持ちなんて、知らないわよ!!死んじゃえ!!」


 転移して相手の前に姿を現したと同時に突き、それを外せば次の転移で回避を兼ねて身を横に捻りながら遠心力で一文字斬り。それも後一歩で回避される。

 同時に、連理自身が後方に下がる為の風は葵の向きから見れば追い風になる。風の強さの影響でぶつかりそうになりながらも適切な距離を理解し、斬り上げ、斬り下ろし、逆袈裟。連理も最低限の回避はするが、怒りが強まるごとに攻撃が優先されていく。


「俺だって君の気持ちなんて分からない!!人間同士の心が読めるわけじゃない!!それなのに、今の俺は君に勝手に怒りをぶつけられてるんだ!!」

「家族を奪われる痛みが理解出来ないと言うの!?だからアンタは平気で奪えるの!!」

「違う!!そんな極論に走るから殺すとか平気で言えるんだ!!」


 平行線、彼の宣言した通りこれは喧嘩だ。だが、喧嘩と違って互いに擦り合わせる意図も、互いに分かって欲しい意図もない。連理は葵を殺す事しか考えていない。

 疾風、斬撃、打撃、葵は身体が吹き飛ばない位置の蹴りは受けて反撃に刀を振るい、連理もまた刀を掠める程度ならばあえて受けてその隙に蹴りを入れる、鮮血が飛び散る。その量と傷の度合いに互いに差はあれど、互いにぶつけ合っている。


「アンタは自分の罪から逃げるな!!早く、地獄に行きなさい!!」

「あるかも分からないあの世に自分の恨みの解消を託すのか!?」

「アンタが生きてるってだけでも不快で、許せなくて……!!だから、いざ顔を見たら、早く消えて欲しい思いが上回ったのよ!!」


 彼女の脇腹を刀の切先が斬り裂く感触。その確かな感触と共に連理の顔は微かに歪む。腕に当てた時と違って肉にも到達している重い感触だ。


「うあ゛っ……ぐ!!」


 だが、それは同時に──


「っうあ゛ぁああ!?」


 彼女があまり受けようとしなかった胴体へのダメージ、それこそが誘ってきたものだった。

 轟音、鏡の転移先の距離も巻き込む豪風。風に押されて連理と強制的に距離を作られ、岩山に全身を叩きつけられる。しかし、攻撃の手はそれで止むはずもない。


「ンな゛っ……!?」

「これの事、すっかり忘れてたでしょ?」


 金属音が響く、人質を確保する為に使っていた鎖。それが葵の細い手首に巻き付く。鏡間での移動を制限するには原始的ながらにこれは通用する。拘束を受けている際には転移は相手も含めて移動をせざるを得ない、この状況を脱する為に鎖を抜きにして自分のみの転移は出来ない。彼女がそれを把握していたのか否かは分からない、それを確信する瞬間なんてなかった。だが、まだゆとりがあるからこそ試せたのだろう。

 そうして、連理は葵の上を陣取るように着地し、そのまま鎖を引く。


「い゛っ……!!」

「痛いでしょう、すごく現実的な痛みじゃない?自分の体重で筋が張る感覚、血が止まって冷たくなる感覚……」


 現実的感覚を自覚させられる程に、身体に痛みが追いついてくる。他の傷の方が余程致命的なものなはずなのに、この鈍い痛みが、徐々に蝕む。


「私がこの世界を本当にしようとする事を非難するなら、その痛みに甘んじるべきではないの?」

「そ、んな理屈……っ!ゔぅっ!」


 刀を持つ手を緩めない様に気を張り続ける程に、指先が冷たくなっていく感覚が強くなる。自分の身体のはずなのに、この時ばかりは体重によって全身に苦痛を与えてくる。筋が熱くなっていく、血管は冷却される、肩は悲鳴を上げる。元から血が足りないのに循環まで封じられたら腕が使い物にならなくなる。よりにもよって利き手が。

 どうすれば良いか、どうするのが正解か。彼女の機嫌だけで谷底に落とすも両手の拘束をするも、絞首刑に処すのも自在だ。どうするのが1番良いか──


「命なんて……簡単に失われるものだって、あの世で思い出せば良いわ」


 彼女の言葉を反芻する。


──命なんて簡単に失われる……?


 それ自体はそうではあった。どれだけ思っていても、どれだけ生きていて欲しいと願っても、それが延命に繋がってくれた事など一度もなかった。

 幼い頃の記憶。葵と友達になろうと約束した少女も、優しかった祖父祖母も、葵の願いとは裏腹に亡くなった。命には取り返しがつかないのに、病や怪我が簡単に奪っていける。理不尽だと思い続けていたが、同時にそういうものなんだと納得してもいた。棺の中で眠る人を見ながら、また普通に目を開けて、口を開いてくれそうなほどに穏やかだと思った。だが、最早動くことも、吐息を聞く事も、言葉を発する事もない、この世とのどうしようもない断絶を理解してしまった。簡単に失われるものが、重いものだと分かった。


──その通りだ、その通りではあるけれど……でも


 彼女の自嘲を混ぜた様な言い回しよりも、その言葉に対する憎悪よりも、怒りよりも、納得以上に、葵が思い浮かべたのは片目から後頭部を突き抜けた弾丸。頭の中にある様々なものを貫いて、本来なら即死させる為にあるような軌道。

 そして、その後目覚めた時にあったのは無傷の身体と傷を負った記憶のある自分。


『そう、だからこそ貴方はおかしいのよ。貴方はそのまま死んでもおかしくなかった、だけど何らかの要因で死ななかった……貴方は何か違う形でこの世界に囚われてるのかもしれないの』


 リンドの言葉を思い出す。仮説だ、あくまで仮説の域で、信じられるような事柄ではない。でも、確かにあの時自分は──


「──」


 暫しの静寂、葵が身体をバタつかせるのもやめれば金属音の微かな音が鳴るのみだった。不審に思った連理は片眉を上げ、より強く締め付けようと鎖を引こうとした。その時だった。


「きゃあっ!?」


 葵と鎖の繋がりを持ったまま、鎖だけがその位置を追いながら、上昇し始める。逆に連理が鎖に引かれて無理やり上昇させられる形になる。葵が突如として転移を利用し始めたのだ。


「振り切ろうって事!?小賢しいわ!!」


 風の力をフルに使って葵の頭より上へ、上へと空へと向かうように急激に跳躍し、砂埃が爆風のように破裂する。


(どこまで行くつもりなの、アイツの方が不利になるはずなのに……っ)


 互いに張り合う様に上空に向かっての転移と跳躍を繰り返す。連理の風の速度と勢いのせいか雨すらも当たる毎に肌の上でバチンと弾けて微かな痛みを発する。

 それに紛れて黒曜石の鱗が降り注ぐ、鎖に戒められたまま刀の切先を眼下にいる連理に向けていた。


「そんなの、牽制にしかならないわ!!」


 連理の風を纏った蹴り上げは、鱗のみならず葵ごと吹き飛ばす烈しさを持って彼に襲いかかる。加えて、刀を向けられない様に鎖の締め付けを強くし、もう片手から放たれた鎖は葵の首に巻きつく。


「う、くぅっ!!」

「その程度で拘束から逃れようなんて楽観的がすぎるわよ!!」


 追撃を加えようと連理が速度を増して葵と接触しようとした時だった。葵自ら鎖を強く引いたのだ──


「な……?」


 葵と連理、互いに距離がなくなる。それと同時に連理は強烈な熱を膝から感じた。


「あ゛っ……ああぁああぁぁぁ!?」


 その元に向けて視線を下ろせば、左手で逆手に持ち替えた葵の刀が連理の膝を貫通していた。膝が、先程まであれほど自在に動いていたものが制御出来ない程に熱と、苦痛で動かそうにも動かせない。何より、貫いている刀がそれをさせてくれない。


「下を見てごらん」


 震える息を吐きながら膝から更に視線を下へと向けると、山岳地帯が小さくなっていた。自分達の背丈とは比較にならない程に大きかった岩山達が指でつまめるミニチュアの様に小さく、ちっぽけに見えた。感情に任せていたとはいえ、こんな高さまで来ていたのかと実感をすると同時に、互いに動きが停止する様に誘導された意図を理解する。


「私を、道連れに、するつもりね……ッ!!」


 風を起こそうとするも、膝の激痛、武器となっている靴を満足に振るえない様に拘束され返された。鎖を解けば少なくとも葵を吹き飛ばして立て直す事は出来るだろう。だが、この状況がまずいことに変わりはなかった。


「君の風は強かった、強すぎたんだ」


 葵に向けての攻撃なのだからそれはおかしくはない、おかしくないはずだが、それにしたって彼女の風はいつでも全力すぎた。

 魔王の使徒は全員が“武器”持ちであるとブランは言っていた。連理の弟である翼もまた使徒であったのならば、そして連理の言っていた翼とじゃないと飛べないと言うのが比喩でないとしたら。


「受け止める風を君は持たない」


 空を高く飛ぶ為の強い風となる片翼と、ゆっくりと枝に帰る為に導く受け止める片翼。姉と弟、2人で1つとなる鳥だった。

 だが、受け止める風を持たない彼女は距離を取る時ですら爆発する様な風で大きく距離を取っていた。怒りと憎悪にその心を染められていたとしても、葵の攻撃に対する回避行動に無駄はなく、それすらも捨てたのは最後の方だけだった。その推測が外れているなら、彼女はもっと一方的な攻撃が出来たはずだった。


「…………」

「空に向けて投げた瓶と同じだ、それと違うのは自分自身で羽ばたきたいって思いがあるかどうかの違いだけで」


 頭の重みによって2人は逆さまに落ちていき、血が軌跡を残していくように散っていく。しばらくして、連理が小さく肩を揺らし始める。


「ふ、くふっ……!は、ははは!あははははっ!!自己満足も甚だしいわ!たった使徒1人に対して死を選ぶって!?地球の人を救うだとか、救わないだとか!ご立派な事言っておいて情けない話だと思わないわけぇ!?」

「1人の命を相手に、だよ。本来なら1人の命に1人で釣り合うはずもない。ましてや、本当に俺が君の弟を殺したのならば尚更」

「なら尚更滑稽だわ!!貴方は結局何も成せずに死ぬのね!あはははははっ!!翼を殺してまで選んだ使命の末路がそれ!?可笑し過ぎ!本当、笑いが止まらないんだけど!!」

「違う」

「何が違うって言うの!?」

「俺は、殺されても死なないみたいなんだ。この世界では」

「──え?」


 ヤケになったかの様に笑っていた少女の笑顔が、目に見えて凍りついた。

 それを口にする葵も正直言いたくはなかった。自分の弟は二度と戻らないのに、憎むべき仇があるはずのない取り返しがつく存在、そうした選ばれた存在だなんて事。死体を踏み荒らす様な行為に等しかった。それでも、あえて言ったのは、確実に落下を終える為、彼女の心の隙をつく言葉だったからだ。


「俺も、死ぬのは怖い。痛いのも嫌いだ。それでも、手段としてこれがあるなら、まだ弱い俺に許された抜け道なら、こうするしかないと思った」

「……頭、おかしいんだ。アンタ」

「自分より幼い男の子を殺した人間の頭が正常なわけないだろう?」

「そう…………確かに、そうよね」


 初めて彼の言う事に共感をした。それは無論良い意味ではなかったが、それこそが彼女の気力がなくなった証左でもあった。


──もっと良いお姉ちゃんになりたかった


──翼じゃなくて私があの子を背に庇える様な、勇気のあるお姉ちゃんになりたかった


──私の勇気があれば、この世界でなら死なない特権が翼にあったのなら


「ごめんね、翼…………ダメなお姉ちゃんで」


 膝からの失血で意識が遠のいていく。呆気ない終わりだったという後悔すらも時間は許さず、暗闇の中にその意識を預けてしまう。彼女の遺言めいたそれを聞いたのか否か、葵もまた落ちる先を見つめる。

 自分は弟の側だった。優しい姉、葵の髪をいじる時間を愛していた姉、紅音にとって自分は良い弟だったのだろうか、と。過去形にするにはまだ早いと思いながらも、既に懐かしく感じられてしまった。思い出になった後に良い弟になれるのか、今も昔も良い弟でいられたのか、葵自身の評価で言うならば自分はダメな弟だったと言うばかりだ。彼は己を軽蔑し続ける事にして、それで上手く回るものが増えたが、それは姉に怒られた事もあった。


──やっぱり良い弟では、なかったな


 意識を失ったこの少女の方が、余程きっと兄弟としては葵よりも良い存在だったはずだろうと自嘲気味な笑みをこぼす。

 小さかった山岳地帯が知ってる大きさになる高さまで来た、ゆっくりと目を閉じて──


「っぶ!?」


 突如、葵の身体が連理も含めて吹き飛んだ。しかも、強烈な鈍痛を伴って。


「うおぉぉ!?なんだこのベクトルは!?」

「でも好都合ですよぉ」


 知ってる声、そして吹き飛んだ身体に訪れるであろう衝撃が訪れずに人の身体に半ばほどぶつかる様に抱えられる。

 葵の頭は痛みと、想定外と、全身の痛みと、想定外で混乱しているという事実以外を考えられなかった。ただ1つ確認する方法はその目蓋を開ける事のみ。


「──ダルガ、さん……に、クロエさん?」

「イエス、今度こそ助ける事が出来ましたね」

「ったく、坊主も無茶をしやがるなぁ」

「え、どうして?あれ、ノアの上、あれ?」

「クロエちゃんが簡潔に教えてあげましょう」


 葵自体は観測出来る範囲外にいた上に、葵の通信用魔道具が戦闘の最中に壊れていた影響で彼の位置を探知出来なかった。ではどうするのか、こういう時に頼りになるのは極めてシンプルな方法だ。


「風がすごかったので、目視で凡その位置を把握しました。近付けば観測範囲内なのでバッチグーです」

「つってもギリギリになったけどな、肝が冷えたぜ」

「あれ、そういえば確かに俺吹き飛ばされて──」


 いや、そう疑問を呈してはいるが何となく彼の中で予想はついていた。

 乗り物扱いしていた魔物を蹴り通し、その反動で跳躍、そうして葵の目の前に銀の美少女が降り立つ。


「リン──」


 名前を口にしかけたと同時に口元に人差し指を立てられる。


「小娘ごときに命なんて支払うんじゃないわよ、アホ、馬鹿、タコ助」


 葵が唖然としている隙をついて、指が離れたと思えば今度はその背に両腕を回す。その力が強く感じるのは、叱る様で、安堵する様で、確かなのは慈愛に満ちていたという事。それに対してもっと驚きこそしたが、そうされる事で葵は改めて自分の全身がとても痛い事を思い出せた。


「…………うん、ごめん」


 ダルガとクロエが目を見合わせて不思議そうな顔を浮かべていたが、今は構わなかった。仲間のお陰で使徒相手に初めて生きて戻れた、だからこそこの細やかだが確かな温もりを感じる事も出来るのだから──

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