48話 成功研究部で起業する、3年前
家を買って一年、許ととっても素敵な生活をしている。
僕は無事、高校へ進学出来た。僕は株でお金を沢山稼いでいる。
そのお陰で、経済とビジネスに特化したこの高校に、推薦で入れた。
「おーっ、望、儲かってるか」「ぼちぼちでんなぁー」
「嘘つけっ、凄いブルジョアじゃねえか」
「それは誤解だよ隆君、僕はプロレタリアだ。勤勉に働いているよ」
「ぼちぼちなんて額じゃないろう」「まぁ~ね」
「羨ましい」「明日お昼を奢るよ、学食で」
「ありがたい。今月きつくてな。でさ、部活とか決めたのか」
「まだだよ」「気を付けろよ、狙われてるぞ、望」
「えっ、僕、人に恨まれる様な事してないよ」
「部活だよ」「何で」「投資、うち、そう言う学校だろ」
「体育系は分かりやすいけど、文化系は今一、方向性がよく解らないんだ」
「そうか。まっ、罠に気を付けろ」「有難う。じゃぁ、僕も隆に大切な忠告をするよ」
「おう、何だ」「彩音ちゃん、告白するなら早い方がいいよ。きっと待ってるよ」
「でもさぁ~、まだ入ったばっかりだろう。振られたら、後3年、顔合わせるんだぞ」
「そんな事考えてたの、大丈夫だよ。誰も隆の事なんて気にしないよ」
「おっ、まえ、さらっと酷いね。うーん、でもそれなら砕けてもいいか」
「おっ、漢だねぇ~」「望は女、寄って来るだろう」
「そうだね。良い写メがいっぱい撮れて嬉しよ」「懲りずにまだ撮ってるのか」
「まぁ~ね、日記みたいなもんだし」「上手くやれよ」「そこは大丈夫」
「そうか、バレるなよ。俺ちょっと行くとこあっから、明日な」「うん、明日」
僕は悪友を見送り、教室へ戻ろうと、さっと身を翻す。
ばっふ。「いっやあ~ん」大きい。視界を完全に塞がれた。
許にはない(いや、許が僕の好みだよ。本当だよ)、爆発的なボリューム。
この触感はなかなかに捨てがたい、と言うか、挟まって取れない。
「挟まってとれなぁ~ぃ~~~」「ぶわっへ、ぶわっへふらはい」
「やぁ~だぁ~取れなぁ~~~~ぃ」手で触って抜け出すのは、容易に思える。
でも、想像通りなら触れない。少しずつどこかに誘導されている様な。
許、許、どうしよう。帰ったら思いっきり許を堪能しよう。
しかし、これを何とかしたと。
ガラガラがラ。「はぁあ~いっ、とうちゃぁ~く、入部おめでとぉ~~~」
「ぶっはっ、あー、空気が美味しい」視界が開けた。
「むっ、失礼な。私のおっぱいの方がいいと思うけど」
ガラガラがラ、がしゃがしゃがちゃ。「何ですか、僕に何か」「ふむ。ようこそ我が部へ」
部屋の奥でパイプ椅子に座る人物、ドクターコートを着て、髪はバサバサ、しかも白い。
『燃えたよ・・・まっ白に・・・燃えつきた・・・まっ白な灰に』と言う風情で座る。
「ここは、何処です」
「成功研究部、ここはその部室、そしてあなたは、栄えある新入部員」
答えてくれたのは、あの素晴らしいおっぱい。(常に許が一番だよ)
腰まで伸びる艶やかな黒髪、神秘的な雰囲気と顔立ち、素晴らしいボディライン。
そして実にけしからんおっぱい。(そうだ、けしからん、僕は許が一番)
「いえ、僕は入部した覚えはありま」
「私のおっぱい触ったぁ~、痴漢されたって言いふらしちゃうぞぉ~、いいのかなぁ~」
「入ります」くそぉーーー、罠にはまった。
「それでここは何をする部活なんです」
「『社会に貢献し、如何に成功するか』を研究するところよ」「僕は良いです」
「解ってるわ、瀬楠 望君。君には裏の活動を手伝って欲しいの」
「裏ですか」「そう部長のお手伝い」「内容は何ですか」
「裏の活動は、『性交をなす為には、どの様にすればよいか』を研究する事よ」
「ストレートですねぇ~~~」「この人、そんなの要らないのになぁ~」
「それともう一つ、この人の研究開発費を作る事」「何か作るんですか」
「それは一に聞いて、あっ、自己紹介ね。私は、副部長の天羽 彩」
「でぇ、奥のふけだらけで、真っ白い頭してるのが、部長の才籐 一」
成功研究部で起業、成功研究部で起業。
はっ、思い出した。一先輩と彩先輩がいる時間まで戻て来た。
「まだ帰っちゃったダメよ」「こっからなんだから」
僕は奥に座る人物に近寄り、がっばと抱きしめる。
「ふやあーーーー、やめてぇーーーっ、その人は私のぉーーーっ」
彩先輩に奪還された。そして部屋中に大量のふけが舞う。
がらーーー。がしゃがしゃがちゃ、ガラガラがラ。「「んんんんんんんんんんんんん」」
彩先輩と僕は窓と、扉を全開にして、舞い散ったふけを追い出す。
収まる気配がないので、三人で外に逃げた。
「「はあ、・・・はあ」」「うぉぉぉおおおーーーーーっ、吾輩の考えの何処が悪いっ」
「あっ、彩先輩、会社作りませんか。僕が出資します」
「はぁーーーっ、いきなり何」「今は言えません。時期がきたら、ちゃんと言います」
「会社作ってどうするの、何かプランがあるの」
「一先輩の研究の開発費を稼ぎましょう」「何とっ、いいのかっ」
「是非、今一先輩が作ってる物が、必要になるかもしれないので」
「吾輩、今の研究課題を他言した事はないが」「今は話せません。時期を見極めて話します」
「資金が手に入るなら構わんが」
「それじゃ、立ち上げるので。取り敢えず僕が代表で良いですか」「いいけど」
「社名、成功研究部で良いですよね」「あ~、構わん」
僕は4つ買ったマンションの一つを、資本金一億の会社にした。




