28話 あいちゃんが残した言葉
「望君」「瀬楠」彩先輩と一先輩が駆けつけてくれた。
「どうして、こんな事になってるの、プロポーズしたんじゃなかったの」「何があった」
「望君、こちらは」「僕と許の部活の先輩です」
「それはどうもわざわざ有難う御座います」「いいえ、それで、…許さんは」
お母さんと恋ちゃんは彩先輩に任せよう。
僕はあいちゃんの言い残した言葉が気になっていた。あいちゃんはいつも助けてくれた。
「一先輩、ちょっとこっちに」「何だ、瀬楠」僕は非常階段に行き、スマホを見せた。
「一先輩、あいちゃんは何故、止まったんです」
「う~ん、神楽坂君と同期していたんだろう。と言う事はLOGから解っている。おそらく神楽坂君が、一旦心肺停止したからだと思う」
「壊れたんですか」「ぁ~、壊れた」「そうですか」
「勘違いするな。吾輩の造ったAIだ。消失した訳ではない」「どう言う」
「コアがネットワークの何処かで、自己修復を試みているはずだ。いずれ戻ってくる」
「何時頃ですか」「それは吾輩にも分からん。あいが、何かしたのか」
「許が、・・・落ちた直後に、…消える前に、一先輩に会えと」
「あいが吾輩に、…不肖の娘だが、傑作だ。しかし、吾輩に会ってどうする」
「僕が聴きたいです。あいちゃんはいつも助け船を出してくれました」「ん~、他には」
「それだけです」「「・・・」」「神楽坂君は、同期していた。彼女は何か言ってたか」
「神様に文句を言いに行くと」「瀬楠は、それをどう思った」
「僕はそのままの意味に。あー、それでさっき恋ちゃんに、許の妹さんに、目が覚めないのは、今頃神様の口に指を突っ込んで、おもいっきり引っ張ってるんだ、『こんなの納得いかない、やり直しなさい』って言ってるんだろう。て言ってたんです。そのくらいです」
「納得いかない。・・・やり直す、やり直すっ、それだ。瀬楠、やり直すんだ。この状況をなっかた事にするんだっ」
「やり直すってどうやって」一先輩が酷く興奮してる。
「瀬楠、覚えてないか。吾輩が君を被験者にしようとした薬。神楽坂君と会う為に、資金作りを検討しただろう、あいと」
「「タイムリープっ」」「…不肖の娘が言いたかったのは、試せと言う事だっ」




