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夜の光


深夜 誰もいない道を

街灯と信号機が 静かに照らす


昼間は、車や人が行き交う

賑やかな道の その静けさに


どこからともなく湧き上がる興奮


自分しかいない世界にいるのかも!

この道は、今、私だけの道だ! と、


大きく腕を広げて、息を吸い……

くるくる回って ぴょんぴょん飛んで

大きな声で 好きな歌を歌いながら、

ちょっと……いやかなり、踊りたくなったりなんかして。



いやいや ちょっと待って、待ちなはれ。

心を鎮め 視線を凝らせば見えてくる


コンビニの カラフルな看板に

開いてますよ〜と、語りかけてくる店舗からの白い光。


ご近所の マンションの部屋や 家の窓

そのカーテンの隙間から漏れる白やオレンジの光。


こんな時間に お疲れ様です。

ハイビームの光を放ち配送のトラックもやってきた。


と言うよりも、ずっと灯りをともしている街灯に信号機

その光の向こうには 管理したはる人がいるはず。



地上に(きらめ)く星 ヒトがいる(あかし)


私だけの世界じゃなかった。

踊らなくて良かった。

歌わなくて良かった。

1人じゃなくて良かった。



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― 新着の感想 ―
[一言] なんか、わかります。 特に学生時代なんかはこんな気持ちになってました。
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