第7話 信仰祭とパパ
申し訳ありません、投稿がとっても遅くなってしまいました!さらに今回色々ワケわからんかもしれないです、ほんとすみません⤵️⤵️
「リナーテ、アカリ、起きて!今日は春の信仰祭だよ!」
まだ夜も明けていないうちに、カスミに起こされた。
「信仰祭?」
「お祭り!」
「ねえカスミ、信仰祭って何?」
信仰って言うんだから、神様が関わって来るのかな?
「信仰祭は、この街に恵みをもたらしてくれる神様に感謝して、楽しむお祭り!」
「あそぶの!」
「そうだよ、アカリ!今日は楽しもうね!」
「うん!」
ふーん、夏祭りみたいなものかな。春だけど。朱里が喜んでいるからいいか。正直私も楽しみ。久しぶりだな、お祭り!
「屋台とかでるの?」
「うん。果物すくいとか、ご飯屋さんとかね」
ご飯屋さん…
「私も屋台出せないかな?」
「いいじゃん、それ!リナーテのご飯で屋台をだすんだね!」
「わたしもお姉ちゃんのお手伝いするー!」
かわいいなぁ、朱里は。
「ありがとう、朱里。でも、飛び込み参加ってオーケーなの?」
準備が追い付かないんじゃない?
「大丈夫だよ!でも、急いだ方が良いよ、エントリーできるのは、もうちょっとだから」
私は急いで着替えて家を出た。
エントリーは間に合った。今日はシチューを作って出そうと思う。だいたいこの世界にある物でつくれるしね。
そして、祭が始まった。私が屋台を出している東門広場も賑わい始める。
カスミと朱里が手伝ってくれたおかげでシチューも出来上がり、辺りにいいにおいが漂い始め、客が増えてくる。
「お、うまそうな匂いだな!どこの屋台だ?」「おい、あそこの黒髪のネーチャンがやってるところじゃね?」
やってきた客をカスミと朱里に任せ、私は黙々とシチューを作る。
「リナーテ、代わって~!計算疲れたよぉぉ!」
「カスミお姉ちゃんひどい!計算してるのわたしだよ!」
朱里はそう言っているが、周りの人々に「計算できてすごい」と褒められて嬉しそう。
「じゃあカスミ、この鍋まぜてて。焦げないように。あと、朱里は、シチューができたら味見して、塩で味を調整してね」
私は朱里に塩を渡してから、カスミと代わる。
「あら、リナーテさん?ここ、リナーテさんの屋台だったんですね」
なんと、客として来たのはザルアさんだった。
「ザルアさん!先日はどうも」
「いえいえ、仕事ですから。あ、この器に『シチュー』をください」
「はい、シチューですね。少々お待ちください」
ザルアさんから受け取った器にシチューを入れていく。ここではこうして器をた出して、入れてもらうのが普通らしい。
郷に入れば郷に従えって言うし、私もそうするけどさ。
「はい、鉄貨4枚です」
ザルアさんに器を渡し、鉄貨4枚を受け取った。
「ありがとうございました」
それからも客はじゃんじゃん来た。交代で遊んだりはしたが、あまり遊べなかったかな。
結局この日は金貨2枚と鉄貨8枚の収入があった。ふぅ、大漁大漁。
祭2日目。今日は午前神殿に行って、それから屋台を出す予定だ。
「おはようリナーテ」
「お姉ちゃん、おはよう」
「おはよ。ご飯できてるよ」
と言っても、インスタントのコーンスープとパンに、目玉焼きをそえただけだけど。
朝食を済ませ、私たちは神殿に向かった。
神殿に到着した私たちはいま、お祈りをしている。
真剣に祈れば、神様の声が聞こえるんだって。ほんとかなぁ?
「それでは、神に祈りと感謝を。」
神官が床に膝をつき、指を組み、祈り始める。
私達も真似して祈る。
その時。
『里奈。聞こえるか』
「えっ」
「リナーテ、どうしたの?」
「今、声が…何でもない」
どうやらカスミには聞こえないようだ。
朱里の方を見ると一点を見つめてボーっとしている。聞こえてるのかな?
『我らの都合で、こちらの世界につれてきてしまい、すまない。こちらも配慮しているが、やはり過ごしにくいだろう。』
(あの、あなたは、誰なんですか)
『我か?我は神だ。そして、朱里の父親でもある。』
「へっ!?」
「リナーテ、しーっ!どしたの?さっきから。具合悪い?」
珍しい!カスミが心配してくれるなんて!
「ううん、大丈夫だよ」
それにしても、朱里の父親か…。私も忙しくて考えるヒマなかったけど、お父さんやお母さんに会いたいなぁ。
『おっと、もうお別れかの。また何かあったら神殿に聞きにおいで』
(はい)
「これにて神事は以上です、お疲れ様でした」
神官から声がかかり、私ははっとする。そっか、神事やってたんだ。神様との会話に夢中になってた。
「リナーテ、アカリ、帰ろう!」
「えー、まだお話するー!」
「え?誰と?」
もしかして…
「パパと」
やっぱりーー!
あはは、やっぱり朱里にも聞こえてたかー。
「朱里、パパはいつでもおいでって言ってたから、いつでもお話できるよ」
「ホント?」
「うん、ほんと」
「じゃあ、帰る」
「ごめん、ぜんぜん話についていけない」
おっと、聞こえてないカスミは分からなかったみたい。当たり前か。
どうしよう、話すべきなのかな?さっきのことも、私達のことも。
今回は朱里のパパが登場しました!なんか最近、朱里に関する話が多いような…?