第4話
城・・・・。
城って城?姫路城とか二条城とか名古屋城とか????
頭が痛いので寝ることにする。
「華ちゃん!!!!華ちゃんしっかりして!!あなた達が華ちゃんをあんな所に入れるからでしょ!!」
「&%$#”!〜=)(<>_‘%%%%」
「華ちゃんに何かあったら、許さないから!」
桜子が鬼の形相で青い髪のおっさんに詰め寄ってる。
おっさん何だか謝ってる様子。
桜子の怒りが更にヒートアップ。
お〜。
・・・・・・。
「って桜子!!あんた会話できるの?!ゴホッ!!」
急に起き上がって大声だしたら眩暈がした。しかも咳も止まらん。
誰かがコップを渡してくれた。
ありがたく頂く。
美味しい。
渡してくれて人にお礼を言おうと目をやると,ひよこが居た。
黄色い小さな頭。金髪ではなく黄色。
メイドさんの様な格好の女の子。
心配そうにこちらを見ている。
青いおっさん達は顔まで青くなってるよ。
「華ちゃん?!大丈夫?!!!」
「大丈夫だけど、脳みそが大丈夫じゃない。
桜子。この人達と会話できるの?」
「うん。賢者の涙もらったから。」
嫌だ。この設定。悪寒がする。何。このファンタジー。
どう考えても私って・・・
「賢者の涙てのをもらったら会話できるようになるのね。」
「うん・・・。」
桜子が気の毒そうな目で私を見ている。
嫌だ。この設定。もう一度言う。
絶対嫌だ。
この設定。
「みなまで言うな!!!私の分は無いのは分かってる!!!」
神様。私は何なのでしょうか?