表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/21

プロローグ

プロローグ



いわゆる初めての彼氏ってやつだった。

顔面がモロ好みで性格とか考えずに猛烈アタックをかまし、彼女の地位をもぎ取った。


自慢の彼氏。

調子にのって、お惚気モード全開でどこに行くのも一緒。

友達に会うのも一緒。


・・・・。


現在、幼稚園の時からの友人。幼馴染と彼氏と私の三人で見詰め合っている。


いわゆるド修羅場ってやつだ。


幼馴染は昔から可愛かった。ふわふわの砂糖菓子のみたいな女の子。

いつも笑顔で私の大切な物を奪っていく。

大切にしていたクマのぬいぐるみ。

大切にしていた可愛いシャーペン。

大切にしていた素敵なカチューシャ。

大切にしていた青みがかったピンクの口紅。


「私の方が似合うね」


クマのぬいぐるみは、ふわふわの彼女に似合っいた。

シャーペンは、可愛い彼女に似合っていた。

カチューシャは、素敵な彼女に似合っていた。

そして、私が大好きで似合わないのに無理して買った、青みがかったピンクの口紅は色白の彼女をより可愛く見せていた。



だからって彼氏まで奪うの?!

「奪ったわけじゃないもん!彼が私を選んだのよ!」


彼は私から目をそらした。


・・・・。

そりゃそうだろう。ここで私の目を真っ直ぐみれる男なら私に現場を抑えられる前に自ら告白するだろう。

「あなたの幼馴染の方が好きになりました」と。


誰も何も言わない気まずい沈黙が続いた。


その気まずい沈黙を打ち破ったのは意識が飛ぶほどの閃光だった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
お願いします
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ