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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

自書資料 -抜粋編-

架空の作品『くノ一|独楽《こま》の妊法帖』

作者: デョ

タイトル:くノ一独楽(こま)の妊法帖

読み:くのいちこまのにんぽうちょう


架空の成人指定アニメ作品


ジャンル:アクション(R-18)


タイトルの由来

主人公夫婦が初夜の際にとった架空の体位『女人独楽(にょにんごま)』が由来となっている。

また、同じ理由でヒロインの名前も決まった。


あらすじ

時は戦国、世は乱世。

(まこと)末法(まっぽう)の世に一人の若武者がおった。

乱世の地獄を生き抜く為に若武者は欲す(ほっす)

天を知り、地を馳せ、人を操る、即ち(すなわち)忍びの(わざ)を。

若武者が伴侶に得たる(エタる)くノ一の名は独楽(こま)

されど乱世の(ごう)(ほむら)となりて二人に襲いかかる。

この仕儀(しぎ)如何(いか)に!


上記あらすじ意訳

戦国時代という非常に世情の乱れた時代に一人の武士がおりました。

乱世を生き抜くには情報を制する者、つまり忍者を味方にする必要があると判断した武士は忍びの里に『腕の立つ生娘を一人、嫁に欲しい』と依頼を出します。

この無茶振りに忍びの里は困り果てました。

この時代は男性上位であり、非力な女性は大抵、捌け口に使われてしまいます。

なのでこの里では一部下忍(げにん)を含むくノ一達に生娘はいません。

例外はまだ見習いのくノ一達ぐらいです。

見習いの大半は腕など望みようもありません。

一方で血縁トラブルを考えれば致し方ない面もあります。

里は困った末に何とか条件に合う娘を探し出しました。

娘は才と器量に恵まれてました。

故に鍛錬を重ねる裏で髪を伸ばして顔を隠し、身を潜めて暮らしていました。

見習い随一の腕前を持つ一方で娘が放つ陰鬱な気は里随一の醜女と呼ばしめる程の物でした。

結果、くノ一の術を実践修練出来ない娘は『くノ一の術もまともに使えない頭でっかちの半端者(生娘)』と里内でますます蔑まれていました。

里はそんな娘を武士に差し出しました。


そんな二人は(里にとっては想定外の)一目惚れ。

全力で口説きにくる武士に愛され慣れてない娘はタジタジ。

二人の相思相愛ぶりに里の女達は半端者如きがと憎悪を募らせます。


やがて迎えた初夜の晩。

二人は燃え上がる最中に襲撃を受けます。

武器を持って二人に襲いかかるくノ一達。

娘は天地和合術・女人独楽の構えによってこれを迎撃し討ち果たします。

それ以降も夫婦の営みの度に襲いかかるくノ一達、二人はこの後どうなってしまうのでしょうか⁉︎


あと、作者()が書いたら多分エタる。

全四話。


登場人物

戈止(ほこどめ) 十一郎(じゅいちろう)

主人公夫婦の片割れ。

乱世の生き抜くには忍びの力が必要と思い立ち、忍びの里との繋ぎになり、自衛の力を持ち、血縁トラブルを避けれる生娘を嫁にくれと頼み込む。

本人も知らなかったがストライクゾーンは庇護欲をそそるような引っ込み思案な年下の娘を好む。

その為、引き合わされたヒロインにその場で一目惚れ。

領地に連れ帰る際も館に着くまでずっと口説き通し、娘を正室に迎えた。

その事が忍びの里の女達の怒りを買い、刺客を放たれる事になる。

初夜の最中に襲われるも正室となった娘と力(と体)を合わせてこれを討ち果たす。

その正室の戦う艶姿(あですがた)に改めて惚れ直し、正室に『独楽』の名を与えた。

その後も度々襲撃を受けるも夫婦一体となって戦い退け続けた。

物語は第二子の仕込みを最後に終わっているが、最終的には正室のお独楽の方との間に二男四女を設けている。

生涯に於いてお独楽を愛し続け、側室や(めかけ)を持つ事は疎か(おろか)端女(はしため)の類いも一切近づけなかったという。


・お独楽の方

忍びの里出身の少女(第一話時点)で主人公夫婦の片割れ。

属性てんこ盛り(目隠れ・隠()巨乳・引っ込み思案・純情(むっつりスケベ)・一途・病んデレ)な隠()美少女。

何で隠してるかって?

一瞬でも華やいだら次の瞬間にはヤられる環境なんだから仕方ないじゃない。

そんなわけで顔を隠し、腕を磨き、重篤な程の陰鬱な気を纏う事で己を守ってきた。

実践を経ずに書のみで天地和合術をほぼ修めてしまうほど、武才に長けている。

それが故に里の女達からは実践を経てない半端者と、男達からは陰鬱に過ぎる気を纏う事から里随一の醜女と蔑まれ続け、くノ一に昇格出来ないでいた。

そんな日々を過ごす中、里長含む幹部衆(里の上忍達)によって十一郎に引き合わされる。

その鋭い眼光(勘違い)に今まで隠し続けた全てから心の底まで射抜かれ(激しく勘違い)、一目で恋に落ちる。

十一郎に気に入られ、十一郎の館への旅路で口説かれ続けた少女は、しかしながら愛される事を知らず、優しくされる日々に戸惑う事しか出来ず、ただ翻弄(ほんろう)され続けた。

旅路の中、いつしか絆され、固く閉じた心の蕾は少しずつ綻び、少女を花開かせていく。

そして迎えた初夜の晩、殺気を感じた少女は夫を素早く組み伏せて守り、寝所に伏せてあった夫の刀で敵を討ち果たす。

この時の夫の上での艶やかな戦舞に少女は夫から『独楽(こま)』の名を賜る。

この事がくノ一達の怒りに燃料を投下する事となりその後も襲撃は何度も続いた。

果てしない襲撃と天地和合を繰り返す日々の中、少女は少しずつ戦者として、そして女として花開いて行く。

そして第一子出産によって天地和合の究極の形の一つを果たした。

この時を機にくノ一達の行状を里が知り、鎮静に動き出す。

そしてますます天地和合冴え渡る中、ついに最強最後の女刺客、抜け忍が二人に襲いかかる。


・忍びの里

擬装死の達人である初代里長が各地で拾い上げた抜け忍達と作り上げた忍びの里。

様々な流派が混じり合った結果、凡庸な里として隠れ潜んできた。


・忍びの階級と構成

上から順に里の意思決定者である上忍、中間管理職である中忍、主力の実効部隊となる下忍、女である事を生かし活動するくノ一、修行中の身の上となる見習いに分けられる。

男性上位社会であり、男は才覚と能力次第で上忍となれるが、女は下忍にまでしかなれない。

一方で名を持つ権利は男なら上忍のみ、女は下忍のみが名を持つ事が出来る、この点だけが唯一の女性優遇か。

それ以外の者は番号で呼ばれるが見習いには番号すら与えられない。

女は捌け口として使われる一方で、それを以ってくノ一の術の実践修練と為している。

故に里の中に於いて独楽の生い立ちは異端であり、蔑まれる要因となっている。


・里の思惑

里側は独楽の価値をそれほど高く見ていなかった。

忍びの価値が武士より遥かに低かった時代、せいぜい繋ぎ役の端女にしかならないだろうと思っていた。

だが箱を開けてみれば十一郎は忍びを同等の者として迎え入れ、更には独楽を重度の寵愛の末に正室として迎え入れられ、名まで与えた。

里からしてみれば驚天動地、里の女達から見ればいずれも重篤な裏切り・越権行為である。

独楽の価値の跳ね上がりに伴い、里は利用を、女達は始末を考えるようになる。

が、十一郎を通して女達の凶行が里にばれ、女達は身動きが取れなくなった。

そんな中、一人の女忍者が里を抜けてまで仕置きを果たそうと二人に襲いかかる。


・天地和合術

本来は東洋神秘学に於いて①天地(世界)和合(一体化)する事を目的とした学術、及び技術体系、若しくは②How to sex(男と女が一つになる)の学術・技術体系を指す言葉だが、この作品では③①や②の複合発展や変異発展で生じた体系を指している。

この作品の天地和合術は閨房術から発展した戦闘術であり、その殆どが合体技で構成されている。

この作品で登場した天地和合術を以下に記す。


女人独楽(にょにんごま)

男の上に女が乗る、若しくは、女が男を組み伏せた状態で戦う体術、及び武術。

男に乗って女が戦い、男は様々な体の動きで女の戦いを補助する、非常に高難度の技である。

第一話で敵を迎撃する為に使われた。


女人槍(にょにんやり)

女に武器を持たせ、その女を男が槍の柄として扱う体術、及び武術。

長柄武器が無い状況下でも長柄の間合いで戦え、木鉄の固い柄では成し得ない複雑な動きで戦う事が出来る。

その一方で男女共に高い身体操作力と圧倒的な膂力を必要とする。

第二話で長刀で襲いかかる敵相手に小太刀や脇差で迎撃する為に使われた。


口吸い(くちすい)+吹き込み(ふきこみ)=口吸い移し(くちすいうつし)

第三話序盤で襲撃者側が使った術。

口吸いは離れた場所にいる男に口の動きで空気を震わせ、刺激を与えて精を発散させ、(くう)を通して口内に集める術、吹き込みは口内の精を相手の胎内(はら)に吹き込み、他人の子を孕ませる術である、この二つは合わせ技で使われる事が多く、その場合は口吸い移しと呼ばれている。

十一郎の敵対勢力から口吸いで奪った精を密かに運び込み、襲撃に乗じて独楽の胎内に吹き込むのに使われた。

だが、この時、既に独楽の中には既に第一子が息づいており、吹き込まれた精は第一子によって術者に返された。

なお、この術の祖形となった『口移し』は現代に伝わっていて誰でも手軽に使えるようになっている。


胎内(はらこ)修行(しゅぎょう)

空を行く鳥の子が卵の中で既に飛び方を知るように、

地を行く獣の子が母の胎内(はら)の中で既に狩の仕方を得ているように、忍びの子の修行も早い段階から始まる。

父母の逢瀬を以って天の時を知り、精卵の逢瀬を以って地の利を知り、結実の妙を以って人の和を知るのだ。

天地の和合果さらば父母の訓え(おしえ)をして開闢(かいびゃく)の時を待つ。

この術は時の流れの元に多くが失われたが、現代(いま)の世にも胎教という形で伝わっている。


返り風(かえりかぜ)

元来は呪術の反動を指し示す言葉である。

が、天地和合術に於いては主に望まぬ相手との子が出来るのを避ける為に使われる体術。

その内容は胎内に侵入した相手の精を体術によって相手に逆流させダメージを与えるというもの。

第三話にて第一子が吹き込みの術を術者に返す際に使われた。


天地和合(てんちわごう)

天地和合術を極めた者が辿り着く奥義の一つとされている。

第三話にて敵を退けた後、急遽産気付き、出産を通して会得したとされている。

この術自体は戦いの技ではないが、数多の術がここから始まるとされている。


(ほし)(ぐるま)

書に於いて『その者、四足四臂となりて天地自在なり』と記されるのみで詳細不明。

第三話にて天地和合の果てに至った事で体得した体術、及び武術。

第四話で最強最後の刺客を迎え討つのに使われた。

別途R-18版をノクターンに投稿済みです。

内容はあまり変わりませんが興味のある方は見比べてみるのも一興かと思います。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 意訳がすげぇ [一言] ども。 なにこれ。 笑える。
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