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無題

面倒だと私に甘えて文句をいってくる婚約者をあやしながら同じように国に徴集された幼馴染みと移動している最中である

現在の力石より品質がよく術式を使わないという方式で生成できる人間全員を国の専門機関に送る最中である

現在のものは力を集める術式を使って結晶化しただけのものなので品質があまりよくないのに高い。魔力の流れを読み漂う魔力を感覚的に把握できる婚約者の指導を受けて幼馴染みや自分が作る結晶化したものを更に調節して品質の良い力石を作り上げる方式がほしいのだろうと予想ができるが、首都は鬼門である

元々婚約者も私も首都出身である

婚約者は虐待を受けていたらしく本人いわくぱりんと何かが割れる音と共に嫌な事を忘れてしまったらしい。記憶にあるのは心配そうな顔をした知らない人に大事にされて暴力を振るわれない生活になったということらしい。

つまり保護されるまでの全てを忘れてしまったらしい。保護されたときはガリガリに痩せて生きているのが不思議だというくらいで尚且つ長期的に肉体的にも精神的にも暴力を振るわれていたということだけである。そんな家庭にいたのだから常識など知らないし食事の仕方も知らなかったようで最初は直に皿から食事をとるようにしていたらしいと生きていたのは、癒しの適正があったから無意識に癒しをかけていたからだと説明を受けた

引き取ってすぐに父の都合で田舎に引っ越して穏やかな生活を手にいれて私と両親に愛されて常識も知識も吸収して普通の子供のように成長してもなお暴力的な事は苦手でありできるなら避けて通りたいと思っているのが見てとれる。それを理解している幼馴染みたちは討議はするが暴力で訴えかける事はなく尚且つねちねちと嫌がらせをするわけでもないのが常である

で、村になれて魔力の流れが見えるということをポツポツと話してそれを集めると石ができるということを私や親に相談してきたことをきっかけに彼女が特別にならないようにと周りを巻き込んだのだ

村の全員ができるようになり村から出稼ぎに行った人間たちがそれを国に広めてしまったので、この騒ぎになったのだが

貴族やら有力者やらに目をつけられて面倒な事が起きる前に国が動いたのでよかったが、生成が得意不得意関わらず一定の品質を生成できる我々が国に呼ばれてしまったのである

記憶はなくなったが、体は覚えているようで首都に近づくにつれて駄々をこねるようになった婚約者が可愛くて甘やかしているが、幼馴染みたちも異常だということは気がついている

引っ越したときに虐待されて赤ちゃん返りしているのでと説明していたので何となく事情がわかっているのでなにも言わずに見守ってくれたり気晴らしをしてくれているが根本的な解決にはなっていないのは目に見えてわかっている

どうしたものかと考えていると

「せっかく嫌な所から出て行けたのに何で戻らなきゃいけないの?また嫌な事されなきゃいけないの?」すがり付きながらいう婚約者の精神的な負担はかなりなものだろう

「帰ろっか?」そう言えば何をいっているのだろうという顔をしている婚約者や周りの幼馴染みたち

「招集だろ?勅命で死んでいてもいかなきゃならないとかじゃないだろ?それに教えを請う癖に無理を強いるのは理不尽じゃないか。教えてほしかったら自分達で村に来ればいいだろう」そういえばそう言えばそうだよなという顔に皆がなるので

「じゃ。そういうことで」と個々が持っていた力石を発動させて転送をする。行く先は村である

体を包み込んでいたベールがなくなれば抱いていた婚約者と共に村の広場にたっていた。無論幼馴染みたちもだ

解散。解散。そういいつつ自宅に戻っていく

明日なと自分達も家に戻れば驚いている両親に面倒だったからと一声かければ、いつまで我慢していられるか村で賭けをしていたんだがといいながら笑っていた

「いい線行ったんだがな」と笑っているのでどれに賭けた聞けば

「母さんが首都一歩手前で大当たりだ。俺は半分離れた折り返し地点に賭けたんだがな」と残念そうである。母さんが大勝したからいいのか?等といいながら話し合いに出掛けていった父を見送る

家に帰れてホットしている婚約者が母に抱きついているので自分は荷物を片付ける。片付け終わればお茶を飲んでいる母と婚約者がいたので首都までの道のりで見た面白いものを教えながら夕飯まで過ごす

夕飯までには父が戻ってきた。

国への対応と賭けの分配金をもって来たので。母がへそくりが倍になったと嬉しそうな顔で受け取っていたのが印象的である。食事を食べつつ次に来るであろう使者をどうするかの話し合いについて教えてくれる

まず。我々はいかない事になった。当事者であるが、負担が大きすぎるという理由をつけて教えるのに特化している指導者たちを派遣する話に持っていくことにしたらしい。最初もそういう風にしたが、どうしてもと言って国が聞かなくて仕方がなく我々がいくことにしたのだが。やはり無理だったということで説明をすることにしたらしい

まあ、追っかけてきた使者が村に来たときには、我々全員が旅の疲れということで臥せっている状態であったからすんなり妥協案を受け入れたらしい

ちなみに臥せっていた理由は全員が首都で流行っていた流行病に感染しただけであるが。そういう風なものがあると知っていたので、薬も購入していたので深刻になるほど悪いわけでもないが。数日寝込んだら後遺症もなく完治している。タイミングよく寝込んでいる時に来てくれて助かったと笑いながら全員が話している

指導者が数人抜けたとしても他にもいるので村での指導には問題ないし村に指導を受けに来た人間にも対応できる。むしろ指導者だが問題事を起こす人間を優先的に送ったので厄介払いできた。

村での生活はそれほど代わりない。畑を耕すものや商いをする人間。指導を受けに来た人間を泊める宿や食堂などを営むものがいて穏やかな雰囲気が流れている村。

子供達は近隣の廃村から引っ越してきた年寄りから知識をえながら成長していき外に出るか村にとどまるか選択していく。最近は力石を売買するために来た商人や教わりに来た人間が定住しているので少々発達してきたが、それでもそれほど大きな変化もなく過ごせている

婚約者が妻となり子供ができて親が年を取り孫を見ながら生活できる年月がたっても。畑を耕す片手間で力石を作り生活の足しにするのは代わりない

首都に出た人間も子供をつれて戻ってくる人間もいたり居なかったりするが、それはそれである。

話によると指導者たちはまあまあいい感じに情報を提供してくれているらしく品質がよくなるのは調節することが原因だということで落ち着いたらしい。それもあるが、集める力の室が違いすぎるのにとは思うが、それは指摘してはいいことではないの黙っておく

妻は子供ができて自分が同じような事をするのではと記憶がないなりに心配していたが、村全体で子育てをしている状況でそのような事には為らなかった。最初のうちは恐る恐るであったが、それは皆同じであると言われてホットしていた。

その後、5人の子供を産み・育てて今や孫の世話を恐る恐るしている。そこら辺は私が手伝いをしなんとかなっているので問題ない。力石を生成する方法は子供から孫へと伝達されていき村の特産品として売り出されている。

今さら産みの親から手が伸びてくることはない。虐待していたほど邪魔だったのだから居なくなっても死んだのだと思たのだろうと予測していたのだが、情報が村まで行き届く時代になり気になる情報を耳にした

二つ先の国の王族が力石を生成できる側室のこどもを探していたというものだ。側室の特徴と妻の特徴と似かよっている所が気になるが、妻が例え側室の子供だとしても自分の持てる力を持って逃げて来たのだから戻す積もりもない。捜索事態も打ち切られているので下手に首を突っ込まない方がいいだろうと胸の内にとどめておく


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