表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/204

無題

同じ外部生であり少しずつ学校のルールに慣れ始めなければならない時期にちょいちょい騒ぎを起こしている生徒がいた。申請が必要な学校の設備を無断で使用したり必須教科に参加しなかったりというのが目だっていた。

人の事を言えないが、わからない場合はサポートしてくれる窓口もありそこに行き毎朝図書室と自習室の使用申請をしている私である。

いい加減に慣れた方が良いですよと言われながら申請窓口に毎日行って申請をしている。

サポートをつけた方が良いですか?と聞かれたので申請に着いては慣れたしわからないときに質問できる人をと言って紹介してもらったのはクラス委員の東出さんである

それからたまに東出さんに質問してという風に交流していき友達も出来た頃に気がついたのだが特待生にはサポートがついたようだ

朝の礼拝という必須に参加していなかった特待生をリクライニング椅子にのせて礼拝堂につれてきているのを見ていると

「なに?」と東出さん経由で友達になった咲が聞いてきたので

「リクライニング椅子いいなーとね」と言えば

「参加しないより参加した方が良いけれども寝ているとかあり得ないよね」と

「まあ、慣れるまで結構きついよね早起き」そう答えれば

「あんたはそれほどでもないでしょ。いつも礼拝堂で活動しているから」

「まあ、一応これでも癒し石を独学で生成できるものですから。最低条件として礼拝堂で生成とされているからね」答えると呆れている。

ざっと祈りを捧げたあとは経験者から体験談を聞くという授業である。祈りの効果や癒し石・守り石を使った防具のあれこれ。とてもためになる授業でありメモ帳は必須アイテムである

必死にメモを取り後から詳しく調べるためにと図書室の利用申請を出しておく。友人たちも同じように申請を出しているが知り合った当初はしていなかったが、経験談を聞いたあとに出すレポートの評価が高い事に関して聞いてきたので気になった事を記載して詳しく調べてそこから考察できる事をレポートを提出していると説明すれば納得して同じように図書館で資料を調べ提出する様になった。他の方々も同じようにしているので友人から聞いてという感じだろう。

私は独自で癒し石・守り石とを生成できるので生成に関しての授業を受けなくても良い。学校に来たのも専門的な知識と技術を得るよいうことよりも卒業したら自動的にもらえる資格を有するためという思惑が強い。無論、資格取得するための授業は受講しているが実習は免除されているので座学がメインである

月一回の実習に参加しながらこれで特待生とかすごすぎるよねと一般枠で受けてよかった。しみじみ思いながらも初歩の力石を生成しながら癒し石と守り石も生成する

同時で複数の石を生成できるか?と授業前に先生に課題を渡されていたのでそれに関しての技術を図書館で調べて自分用に改善をしたものを現在使っている。

力がある場所でしかできないという制限をはずして生成できるサイズを最小にしたので現状でのできるようになっただけで他の条件であったらちょっと難しいかも知れない

そんな風に生成以外に意識を割くことが難しかったからなのだろうか。生成終了の合図と共に集中することをやめて周りに意識を配ることができるようになったら耳障りな声が響いている。どうやら私の事をいっているようである

「私より有能だと言いたいの?なに偉そうにしているのよ」別に偉そうにしているわけでもなく意識を術の思考に集中していただけである。話かけられても反応しないのが偉そうに見えたのだろうと思いながら反論をと口を開く前に彼女のサポートをしている人が

「そんなことを言ってはダメだよ。複数の術を同時進行して生成していたようすなんだから意識をそれに以外に向けられなかったのだろうし」そういってから先生に視線を向けている。先生も驚いた顔をしながらうなずいている。それをみた同級生たちが驚いているが慣れればそれほど難しくも無いが、常にやろうとは思わない術ではある

「実習に関しては彼女は卒業資格を有しているとここで証明されました。卒業試験は複数同時生成ですので皆さん頑張って術式を形成するなり同時施行できるようになるなり工夫してくださいね」といっている

出来た守り石と癒し石を先生に提出すれば

「最低条件である力石だけでもよかったのですが。それにしても周りに影響が少ない状況でこれほどのレベルのものを生成できるのは素晴らしいです。生成した術式をレポーとにまとめて提出したら実習の授業は完全に免除となりますから」そういわれてちょっと嬉しい。うなずき了解してから退出する。いまだに騒いでいる特待生と驚いている同級生たちを尻目に図書館へ

図書館にある参考資料を広げて自分以外の人間にも分かりやすく生成に関して書いたノートを書き直してレポートとする。ふと気がつけば夕方近くになっていたがレポートが出来上がったのでレポート用紙に書かれていることや提出に関して必要なものが抜けていないか確認してから実習の教官に提出する。

あと二年間かけて資格取得に必要な座学を受けながらのんびり過ごせば良いかと考えながらアパートに戻る

実習の授業が免除され座学の授業だけを受けるようになって特待生との接点がなくなったはずなのにも関わらず度々私に言いがかりをつけてくるのだが、全てお粗末であり周りのとくにサポートをしている生徒に論理的に封じ込められているのだが、いったい何をしたいのだろうか?そう友人に聞いてみれば

「わからないようなわかるような。特待生は自分以外の人間が注目されるのが嫌らしいということはわかる」そういいながらダンジョンに潜るために必要な携帯食を作っている。隣で私は傷薬等ダンジョンに潜るために必要な基本的な薬を生成している

場所は学校の自習室である。勉強をするための方ではなく実験をする方であり料理学科があるのでその人たちのためにとオーブンなども用意されている優れものの設備である

「はあ?一応卒業試験に関してパスして一時的に注目されたらしいけれどもそれ以外はおとなしくしているよ私は」

「ええそうね。座学以外は図書館で色々と調べものをして癒し石の有効性や守り石の使用に関して勉強をしている程度で他の人も同じような事をしているからね。でも、それを自分で実際にダンジョンに潜ったり農業科にお願いして実験している生徒はあまりいないけれども」

「でも、窓口に相談したらそういう風な感じでデータをとれるし実証もできるからと勧められたし実際良いデータがとれて社会貢献できているから問題ないじゃない?」

「だから目をつけられているんじゃないの?」

「だったら毎朝ちゃんと起きて礼拝堂に来て祈りを捧げることから始めた方が良いと思うんだよね。私よりも可能性が高いから特待生として入学できているのだから」

「一般論敵にはそうだけれども・・・」

「まあ。頑張って」

「頑張るのはそっちでは?なんで行きなりダンジョンなんか攻略したいのかわからない」

「実地体験してみたいからよ」

「そんなことしなくても生活は困らないでしょうに。まあ、興味があることは大切なことだと思うけれども」そういう良いながら準備を手伝う    

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ