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第三話

もっと見てくれる人が増えるといいなって思いでなるべく面白く書こうとしてるけど上達しない今日この頃

「うおぉぉぉぉこっちくんじゃねぇぇぇ!!!!」

「なんでにげるんですかぁぁ!!」


俺たちはひたすらに走る、どこまでも…は流石に無理だが。


現状をかっこよくあらわすなら青春の汗をながしてる、だろうが実際はイノシシの大軍を引き連れた女の子から逃げている。女の子から逃げるなんて罰当たりなやつだとは自分でも実感してる。……でもね?


『このイノシシ達くそ怖ぇぇぇぇ!!!』


あれだ、さっきまで真剣に戦ってたスライムがどこぞのゆるキャラみたいにかすんで見えるほど怖い!なんだ、いきなりこの世界のハードルあがってないか!?


―――いや、待てよ。ここらへんはゲームでいうところの初期の街付近のフィールドつまり勝てる可能性が僅かにある!!ここで撃退できれば小説でよくある恋愛パターンに突入…いける!!逆に考えるなら死亡フラグにもなりかねないがここは賭けに出るか!!


やつらとの距離は約20メートル、十分だ。

「ちっ、君は先にいくんだ!ここは俺に任せろ!」


——はい、死亡フラグ入りましたー。


「だ、大丈夫なんですか!?」

「考えてる暇はない!このままだと向こうに見える街にまで影響が及んでしまうだろ!」

言う直前に気づいたが数百メートル先にでっかい城壁っぽいのが見えた。

「はにゃぁ!?やらかしてしまったー!!?」

この女の子感情豊かだなぁ…てかいままで自分が街のほうに走ってるの気づいてなかったのか…あほだなぁ。


「まぁいい、この世界に来て初めての襲撃イベントだ、気を引き締めるか!!」

そう呟くと俺は反転しイノシシ達と対峙し剣を引き抜いた。頼りない音だがいまはこいつに命を託さなければならない。


「せいやぁ!!」


まず突進してきた一匹目をわずかに横にずれて回避するとその首筋に裂ぱくの気合いとともに剣を打ち下ろす。


すぱぁぁぁん!!という小気味いい音とともにイノシシを倒す。最低品質の割にかなりいい。

次の一匹は振り返りざまに足を斬りつけ転倒したところにとどめを刺す。


「なんださっきおっかなかった割には全然強くないな。」

そう呟きながら三匹目、四匹目の命を狩る。狩った後は青い光となって俺の経験値となる。

「うわぁ、あなたって強いんですねぇ。」


さっきの女の子か逃げずに見てたのかよ。

「相手が単純だっただけだよ、それよりなんでイノシシたちから逃げてたの?」

「え、私イノシシから逃げてたんじゃないですよ。」


————なん…だと…?つまり何から逃げてたんだ!?


ズゥゥゥゥン!!


腹の底にまで響きそうな地響き…よくゲームである詰みポイント…そう


『理不尽に強いイベントモンスター!!』


あ、やべぇ…これは死ねるわ。なんか向こうから体調五メートルはありそうなでっかいミノタウロスきてるよ。俺の身長くらいある斧持ってるよ。

とりあえず目を合わせてモンスター名とレベル表示を…


——モンスター名・ヘルミノタウロス、レベル・150


馬鹿な!?ここは初期の街だぞ、なんでそんなに理不尽なやつが出るんだよ!!?

「えっと、そこの君少しあいつの気を引いててくれない?いま大国に援軍要請だすから!!」

さっきの女の子か、少しか、逃げ回る…ってのもありか?いや待てよ、こんな理不尽なやつ相手に気を引いててくれって?


————つまり転生してすぐの俺に死ねと?


グルォォォォォォ!!


「迷っている暇はなさそうだ、すぐ近くに来てるしな。……はぁ、なんでこんなに早く生死を分ける戦いが始まろうとしてるんだよ…」


『こんな最初から殺しにかかってくる異常な世界で俺はどうやって生き残ればいいんだろうな。』


そんなことを思いつつ苦笑を浮かべながら俺は対峙した悪魔に剣を構えた。

今回は前回から間が空いてしまって申し訳なかったです。これからよろしくお願いします!

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