表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/7

七夕ですか!?

 久しぶりの投稿です。

 本編より先ですみません。

 7月7日といえばそう!七夕!


 織姫と彦星が年に一度だけ出会うことが許される切なくもロマンチックな日!


 雨が降ることが多い子の日は天の川の水量が多くなって会えないといわれているし、可哀想に思った鳥が代わりに橋になってわたってあげるって話もあるよね!


 はたまた織姫の嬉し涙、二人が恥ずかしがって姿を見えなくするために降らせたとかほんといろいろある。


 でもきっと一年分いちゃいちゃする日なんでしょうね!そうなんでしょう!お二人さん!


 むしろそれ以外に何をする……いえ!

 ナニをする日なんですか!そこんとこKWSK!


 あーもう!うらやまけしからん!もっとやれ!

 そして末永く爆発っっったい!?

 

 頭後部を襲撃された犯人はいったい!?


「さっさと本題に入りなさいよ。時間の無駄だわ」


 葉山様でした!

 ちょっとおこですね!


 これ以上ふざけたことをいうとほんとに怒られそうなので本題に入りましょう!


「私たちも短冊に願いことを書いて笹に飾りませんか?」


「なんで俺達がそんなことしなきゃなんねえんだ?」


 案の定、向井様は嫌そうです。


 でも想定内です。

 ここから説得を


「じゃあさっさとかえれば?…………土に」


「あ゛あん!?てめえ今なんつった!?」


 ゆーくん!?

 今、小声で何をいったの!?


 向井様がなかなか見ないくらいキレて、眉間のしわがすごいことになってるんだけど!?


「だってせっかく優しい優しい憩ちゃんが“わざわざ気を使って君たちも”誘ってくれたのにその気づかいを無視するんだよ?多少冷たい反応になってもしかたないでしょ?」


 ゆーくんが跪いて、私を見上げる。


 上目遣い+うるんだ目+けも耳と尻尾の幻覚=プライスレス!

 

 ごっちゃんです!

 それをネタにご飯三杯はいけるよ!


「いだっ!?」


「さっさと本題に入れっていった“よな”?」


 にっこりと冷たい笑顔を浮かべた葉山様が私の頭を握りしめる。


「申しわけございませぬ!わたしめが準備しました短冊に願いごとを書いてお渡しくださいませ!」


 持っていた鞄から短冊とペンを取り出して献上する。

 

 数分後に出来上がった物を渡される。


「はい出来たよ。いっちゃん」


「ありがとうございます。関元様は願いごとはなんて書いたんですか?」


「俺は妹が元気になりますようにいって書いたかな」


 関元様はなんて家族思いなんですか!?

 こんな風に思われてるなら妹さんもきっとすぐに元気になれますよ!


「ん。憩」


「正義さんの願いごとはなんですか?」


「ん。世界平和」


 規模が違う!?

 世界を思うなんて優しすぎますよ!


 さすが癒しの四分一様!

 その優しさで世界まで癒してしまうんですね!


「姐さん!俺は一生拓哉さんと姐さんについて行きます!」


 城野様!?それは願いごとというより、意思表明ですよね!?

 向井様はともかく私なんかに人生をかけちゃだめです!もったいなさすぎます!


「アンタ達は願いごとが曖昧すぎるわよ。もっと具体的に書かないと叶わないわ」


「葉山様は何を願ったんですか?」


「妹の修学旅行と弟の受験のためにギャラのいい仕事が増えますようにって書いたわよ」


 お金は大事ですよね!

 

 はっ!?私も某巨大イベントのために貯金しなきゃ!

 それか臨時のバイトをかけ持ちとか……?


「俺はもちろん憩ちゃんと一生一緒にいられますようにって書いたから安心してね?」


 一生友達でいてくれるなんてゆーくんはなんて友達思いなんですか!?


 結婚式には絶対に呼んでくださいね!

 親友代表として挨拶させてください!


「拓哉はなんて書いた?」


「俺のはどうでもいいだろ?」


「何かしら……」


 気配を消した葉山様が近づき、向井様から短冊を奪う。


 関元様に話しかけられて油断してたみたいです。

 お二人は策士ですか?


「蓮!勝手に読むんじゃねえよ!」


「『世界征服』なんてずいぶん子供っぽい願いごとね。今どき小学生でも書かないと思うわ」


「ばっ!んなこと書くわけねえだろ!」


 向井様が真っ赤な顔で葉山様を睨んでるけど、微笑ましいだけですよ。


 でも願いごとをからかわれるって悲しいですから一応フォローしましょう!


「世界征服、向井様ならきっと出来ると思います!」


 ひぃいいいいいっ!?


 ぎろりと人を殺しそうな視線が飛んできた!?

 

 なんで!?私なにか怒らせるようなことをいいました!?


「からかってんじゃねえぞ!ごらぁああああ!」


 えええええ!?

 私だけ怒られた!?


 これ以上この場にいたら向井様に半殺し以上されそうなので逃げよう!


「おいごら!てめえ!逃げんな!」


 ほんとになんで追いかけてくるんですか!?


「憩ちゃんを追いかけていいのは俺だけだよ?」


 いやいやゆーくんどこで張り合ってるの!?

 向井様と一緒に追いかけないで助けてほしいんだけどなあ!




「あの子ってほんとバカよね……」


「憩、なんか落とした」


「ああ。いっちゃんも願いごと書いてたんだ」


「え?姐さんはなんて書いてるんですか!?」


「「「「…………」」」」


「アタシ達は何も見なかったわ。そうよね?」


「ん。何も見てない」


「み、皆の願いごとが叶うといいよね?」


「いくら姐さんの願いでもそれは無理です!役にたてなくてすみません!」


 三人の鬼ごっこ(鬼二人)は憩が小回りを利かせて何とか逃げ切りました(笑)


 いったい憩は何を願ったんでしょうか?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ