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渇望者  作者: 類月
3/6

循環、そして続く痛み

太陽の光と同時に始まる1日

いつも通り朝ごはんを食べ、授業の準備、と淡々と作業を進め、終わったのと同時にブーブーとアラームが鳴る

...05:51

もう、自分がなにをするのか、どのくらいかかるか....

同じ毎日を過ごしたせいか、分かるようになっていった


ーつまらない


ー面白くもない


ー楽しくもない


ー嬉しくもない


ー悲しくもない


ー辛くもない


ー苦しくもない


ー怒りですらない


価値が...見出せない...

機械のように決められた動きをして、世界にとって小さな小さなネジとして動き続ける


こんな錆び付いたネジでも世界には必要なのかもしれない

けれど、そんなネジの代わりはいくらでもいるのではないか

確かに世界に一つしかないネジではあるのだろう

クローンでも作られない限り、唯一無二の存在

逆を言えば、クローンが作られたら、唯一無二ではなくなって、必要なくなる


錆び付いたなら、新しいネジに変えれば良いのだから...


簡単に変えられるネジである俺の存在意義とはなんだ....?


その時、頭が鈍器で殴られたかのような、脈打つような、頭が、脳が、潰されるようなそんな痛みに襲われた


はぁ....はぁ....はぁ....


目線の先にある棚の上にあるものに、手を伸ばそうとした


....手を伸ばしても意味ないんだった...もう...俺には痛み止めは効かない....


虚ろな目になりながら、頭を抱え、ひたすら、この無駄に長く感じる時間に耐えて、耐えて、耐えるしかなかった

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