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日曜日

「ヤっくん、最近やけに楽しそうね」


 ふらっと太陽系に戻ってきた女神は子神に声を掛けました。


「母さん、見てください。地球に我々を模した新しい生命を創りました」


 女神が地球を覗き込むと、氷に覆われていた時代は終わっており草木が生い茂った肥沃な大地と鳥や獣といった様々な生物が繁栄していたのです。


 その中で自分たちに良く似た姿の生物が二人。


「彼らは人間と言いまして、知能は地球史上最も高い生物です。我々の言葉を理解することが出来るので、今試験的に約束をきちんと守ることが出来るかテストしているところなんです」


 楽しげに話す子神に対し、女神は少しだけ嫉妬しました。


(なんか得意げな感じがムカつく)


 女神は子神に聞きました。


「ところでヤッくん、その約束ってなぁに?」


 子神は答えました。


「あそこの赤い実は絶対に食べてはいけない、ただそれだけです」


 子神が指差した先にある木にはたくさんの赤い実があり、それを口にすること以外なら何しても良いとの条件を出したとのこと。


 女神は子神に言いました。


「ヤッくん、少し休憩してきなさいな。一日だけならここは私が見ていてあげるから」


「本当ですか? それじゃあ、お言葉に甘えます」


 子神が地球を世話して六日目。

 女神に地球を任せ、休暇を取ることにしました。

 後にこの日を〝神が休息を取った日〟として日曜日と呼ばれ人間たちにも定着したとされています。


「さて、ちょっと遊んできますか」


 子神が地球を離れたのを見送った女神は、蛇に姿を変えて地球に降り立ったのでした。

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