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神々を創り賜った
「遊び相手が欲しい」
ある時、女神はそう思った。
思い立った女神の行動は早い。
女神はすぐさま自らに似せた者たちを生み出した。
神々(かれら)からしたら、女神は母親。
そんな母から告げられた最初の言葉は、神々でさえ困惑するものだった。
「まとめてかかってきなさい」
意味が全くわからなかったが、生まれたばかりの数えきれない神々は、とりあえず命じられるがまま母である女神に立ち向かっていった。
しかし、誰一人として女神を倒すどころか指一本触れることすら叶わぬまま消滅。
だが、消滅を免れた神々も中にはいた。
「君たち合格! 合格です!」
いつの間にか訳のわからない試練にすり替わっていた闘争に生き残った——もとい合格した子供たちに対し、女神は褒美として存在する権利と自由を与えた。
この地球で今も神話として語られている神々は、親子の戯れにて女神に認められた極々僅かな者たちの一部にしか過ぎないのである。




