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ハッピーエンドを求めて  作者: 蓮翔
第一章 ただの殺し会い
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第五話 会い殺

この作品は全三章で構成するつもりです。話の更新される日が不安定なことがあります。一応週一以上の頻度で更新するつもりですが、できなかった場合はどうかご容赦ください。

桐生亜衣「え、本物…??」

榎宮愷「あの衛藤奏さん??」

坂縞樹「すまん。誰だそいつ?有名人か?」

桐生亜衣「うっわないわーーー。いつきくん

21歳と私より1つ若いくせに衛藤さん知らないのは終わってるよ。」

坂縞樹「終わってるのはお前の語彙力だ。」

榎宮愷「あのインフルエンサーの衛藤さん知らないのはさすがに…」

坂縞樹「そこまで有名なのか、こいつ」

桐生亜衣「衛藤奏さん。SNSのフォロワーは

2000万人越え、動画配信のチャンネル登録者数は1200万人。映画の主演にもなったことがあり、その映画の興行収入は40億円。持ち前のルックスやスタイル、スペックの高さから若者に絶大な人気を誇る最強の美少女芸能人!」

衛藤奏「え、えと、、ありがとうございます??」

(でも、何でここに…?俺がこの冥界に来たのは約3年前、そのときは衛藤さんはまだ芸能活動をしていた。それにこれに参加してるってことは…)

榎宮愷「坂縞くん。まさか殺す訳じゃないよね。」

坂縞樹「当たり前だ。殺すという言葉がここでは正しい表現かは知らんが、彼女に危害は加えない。俺が倒そうとする相手は自分に牙を向いてきた人間だけにするつもりだ。」

桐生亜衣「だよね。最初から隠れていることに気づいたはずなのに、ベラベラいろんなことを喋ったのも、わざわざ出てこさせたのも、協力してもらうためでしょ。」

衛藤奏「あの、もちろん私もみなさんに協力するんですが…一つお願いがあって」

桐生亜衣「ん?なになに??」

衛藤奏「私の武召喚数値を見てほしいんですけど」

そういい、彼女は自分の腕時計の電源ボタンを起動する。

榎宮愷「え、これって…」

坂縞樹「余計にあの疑問が深まったな。」

衛藤奏。彼女の武召喚数値には1.2という数字が表示されていた。



運営の監視室でのこと。

中嶋芽依「結構人数減りましたね。まだ1日も経っていないのに。」

神楽士郎「多くの参加者にとっては、そこがどうしても不可解に感じるだろう。勝利条件も明記されていのに、武器を投影できたから殺そう。馬鹿げた話だな。」

中嶋芽依「でも、殺し合いがあちかちで行われている理由はある程度考察できますよね。」

神楽士郎「そうだな。周りが殺しあっている。このままでは自分もやられてしまう。そうならないために戦う。こう考えるやつも少なくない。その連鎖が続くから殺し合いが広がっていく。

では、その元凶は?最初に他のの参加者を殺し始めた人間は?規模から考えて行ったのは一人ではない。だが何のメリットがある?

分からないことだらけの中で必要な情報を入手できる人間は誰だろうな。」

地下鉄のホームが映っている監視カメラの映像をみて不敵に笑った。


榎宮愷「数値が小数…」

衛藤奏「そうです。私のこの数値は最初から2.0とかいうとても少ない数な上に小数第一位まで表記されていました。」

桐生亜衣「武召喚数値の初期設定数の格差があまりにも酷くない?」

衛藤奏「お願いします。私が知っている情報は全てお話しします。だから私を守ってください。」

深くまで頭を下げている。懇願する声も涙を堪えているように聞こえた。本当にここまで必死だったのだろう。二人が俺を助けてくれたように、俺も彼女を助けたい。それに、、俺も衛藤奏のファンだったしな。。

榎宮愷「大丈夫。この4人で勝ち残ろう。みんなで極楽にいくんだ。君が情報を提供してくれるならその分だけ俺ら三人が君を守るよ。」

桐生亜衣「もっちろん!私たち地獄にくるような人間だけど、やり直せる。絶対に生き残ろう。」

坂縞樹「協力し合うといったはすだ。お前が情報を話してくれるなら、俺らが守るのは当然の義務だ。」

衛藤奏「みなさん、、、」

(良かった。こんな数値が1.2しかない自分でもでもこの人たちは助けてくれる)

(たとえ、自分の今の状況を話したとしても)

衛藤奏「ありがとうございます。その言葉を信じて、私が知っている情報を全てお話いたします。」

そして、彼女は知っている情報全てを話してくれた。そう全てだ。ほんとうに全てを話してくれた。俺たちが知りたくなかったことまでも…


坂縞樹「うそ、、だろ…」

衛藤奏「真実なんです。お願いします。ほんとうに、ほんとうに、、助けてください。」

神楽士郎「ふふふふふ、、、、ははははははははははははははははははははははは」

(今彼女が話してくれたことが本当なら今この状況があまりにも危険すぎる。今すぐ移動しないと、、、)

福山幸多「こんばんは。4人の獲物さん。」

地下鉄のホーム、つまりこの場所に4人組の武器をもった男たちがやってきた。

神楽士郎「さぁ、どうする??坂縞樹」

榎宮愷「くそ!遅かった。」

坂縞樹(今、この状況で生き残るには、、、

衛藤奏…彼女を、、、

ここで見捨てるしかない。)





ゲーム開始から21時間

残り参加者685人



最後まで読んで頂き誠にありがとうございます。初の投稿作品ですので、まだ粗削りで不出来なところもあるでしょうが温かい目でこれからこの作品を見守って頂ければ幸いです。作品を読む際に【ハッピーエンドとはどういうものなのか】このことを念頭に置きながら読んで頂ければ、より一層深くまでこの作品を楽しめると思います。これからもこの作品を皆さまに楽しんでいただけるよう、精進して参ります。

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