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ハッピーエンドを求めて  作者: 蓮翔
第一章 ただの殺し会い
33/33

第33話 さんかい

この作品は全三章で構成するつもりです。話の更新される日が不安定なことがあります。一応週一以上の頻度で更新するつもりですが、できなかった場合はどうかご容赦ください。

飯島聡「肝田…」

肝田葛葉「おいおい、そんな怖い顔すんなよ。一緒に戦いあった仲間じゃないか。」

嵯峨野健児「じゃあなんで裏切っているんですかね?」

肝田葛葉「あん?お前らに素質がないから。勝ち残る、誰かを守ることができる素質。それがないやつにつくわけないだろ。」

嵯峨野健児「ならお前はできるのかよ!」

肝田葛葉「できねえよ。だから周りに頼ってんの。ほんと、使えねえな我殺もお前らm」

挑発のセリフを全て言い切らせないという執念するも感じるスピードで肝田葛葉のほほに拳が炸裂する。瞬間的に襲撃と痛みが発生し、殴り飛ばされる。なんなら吐血というオプションまでつけられていた。

肝田葛葉「ゴブッ!いたいな~聡ちゃん。そんなに俺のこと嫌い?」

飯島聡「とりあえずあなたの口が嫌いなので、黙らせてみようとしたんですが、難しいですね。」

肝田葛葉「あーそう。よかった、嫌われてなくて。聡ちゃんは結構お気に入りだから。」

飯島聡「ホテルのときとはまるで別人格ですね。熱血キャラというイメージもあってまっすぐな人だと勘違いしてしまいました。すみません。」

肝田葛葉「演技には自信あるからさ。いろんなキャラで人と関わる方が面白いでしょ。まぁ、しゃべってることは全部本音だけど。」

嵯峨野健児「なら僕たちに倒される覚悟はできているんですよね。」

嵯峨野と飯島、もう戦闘へと入る準備はとうに完了している。武召喚をいつ行ってもいい。そんな状況だ。

肝田葛葉「大して数値持ってないくせに、よくいうよ。足して10程度の雑魚が勝てると思い上がるのか?身の程を知れ。」

飯島聡「うっとおしいですね。何が言いたいんですか?」

肝田葛葉「二人ともうちのグループにこい。俺だってお前らを…」

嵯峨野 飯島「お断りします!!!」

嵯峨野健児「ファースト!」

飯島聡「ツインサモン!」

聞く耳まるでなし。それぞれサーベルと剣を投影し、話し合うという意思すらも見せない。殺意以外を向けていないのだ。

肝田葛葉「…あぁそうかよ。後悔するぞ。」

そうかっこつけ、武召喚を行おうとした瞬間、音速レベルの速さで肝田葛葉の顔面を蹴る女性の姿が確認された。

肝田葛葉「ブハァッッ!ねぇ、聡ちゃん。君は俺になんの恨みがあるの?」

(何よりムカつくのが、俺の顔を蹴った間に嵯峨野が我殺のもとに駆けつけていったことだ。俺の相手は小娘一人で十分ってか?なめんなよ貧乏数値が。)


嵯峨野健児「我殺さん!」

我殺狂助「嵯峨野。向こうは任せていいんだよな?」

嵯峨野健児「いいとは言い切りませんが、あなたを倒させるわけにはいきません。」

我殺狂助「…ならさっさと済ませるぞ。」

嵯峨野健児「はい!!」

我殺狂助「サードサモン!」

そうして我殺狂助も三つの数値を消費して、剣の投影を行う。これで戦闘の体制はみな整った状態になった。

原田九老「我殺狂助、貴様に手加減はしない。」

我殺狂助「しなくていいよ。だが数値はよこしな。」

そうして、鉄パイプと剣が交わりあう。

二つの武器の重み、二人の殺意がこの戦いの熾烈さを増す。

先に仕掛け始めたのは我殺狂助だ。剣を乱雑に振るうことでまずは原田九老という男の出方を探ろうとする。その雑な剣の振りは全てかわされるか、鉄パイプで受け止められるかの二択であった。

我殺狂助(ちっ、こいつに下手な攻撃は通用しないか。)

力でごり押すことも攻撃のスピードを早くすることで相手に防御や回避の隙を与えないようにすることも原田九老には通じない。いや、正確には武召喚数値を多く持つものには通用しないのだ。我殺狂助には四条債賀に与えられた腹部の傷の影響もあり、短時間で、かつ、地形や相手の種性を活かした戦略を用いた戦いが強いられる。

嵯峨野健児「後ろががら空きですよ。」

我殺狂助、原田九老、この両者がそれぞれ持つ武器が交わって止まっているその瞬間そこを狙い背後をサーベルで突き刺そうと試みる。我殺と原田が戦っているのが分かった瞬間、すぐさま原田九老の背後をつくことに思考を切り替え、原田九老の死角を移動し、そっと背後に忍びよる。結果的に忍び寄ることにまでは成功した。それまでは。

原田九老「ファースト」

もう一度武召喚が行われ、鉄パイプが投影されると思いきや、今回は普通の剣が投影される。剣の刃先は嵯峨野健児の膝を向いていて、持った瞬間、すぐに突き刺せる。そんな位置に投影された。

我殺狂助「!?くっ!!セカンド!」

背後を狙うことをまるでわかっていた老人からのカウンターを防ごうと、自信の足に武召喚を行い、蹴りを入れ、その位置から無理やり引き離そうとする。結果、受け身をとられつつもその思惑は成功した。

我殺狂助「フゥ、嵯峨野、大丈夫か。」

嵯峨野健児「ええ、少しかすりましたが、問題ないです。」

我殺狂助「さすが、磯貝が危惧していただけはあるな。そしてこいつ、ベーシックだ。」




花村祈「磯貝、今更なことではあるんだけど、その前田咲?っていう人が教えてくれた種性核の詳細は信憑性高い?」

佐々木浩二「出発する前に言ってましたね。別れる前に伝えておくべきことがまだあるって。」

磯貝公人「うーん、まぁ嘘ではないと信じているが、確証はない。だが彼女は自信の種性核であるアンティワームについては教えていなかったし、彼女自身について悪影響がない範囲での情報を教えてくれたと思っている。急にどうしたんだ?」

花村祈「花城さんが、ホテルに向かうのはその種性核の種性を利用するためなのかなーって。」

桐生亜衣「えーっと、そのー前田咲?っていう人の情報によれば


ベーシック 武召喚数値の初期設定数は5。

攻撃力や武器の規模は一般的なものと変わりない。ただし、その武器の種類は武召喚を行う者の意思によって自在に変化させることができる。(制限あり)


クラッシャー 武召喚数値の初期設定数は4。

攻撃力や武器の規模は通常のものよりはるかに大きい。また、武召喚数値を20消費すればクラインドという強力な技を放てる。


エスケープ 武召喚数値の初期設定数は2.0

エスケープ同士で位置情報が共有されている。エスケープの中で最後に残った一人は、種核醒という覚醒状態になれる。エスケープは他の参加者の種性核の名前が分かるようになっている。


クリエーション 武召喚数値の初期設定数は7

唯一、武召喚で武器以外も投影できる種性核

使う数値の多さによって、バリアや短距離の瞬間移動など、魔法じみたことも可能となる。


ロストイーブン 武召喚数値の初期設定数は5

体の一部の機能を失う代わりに、身体的な機能や武召喚の力を数値を失うことなく増加させることができる。(増加の割合は通常の武召喚の二倍である。)尚、失う体の機能はあらかじめ決められている。


こんな感じで8つの種性核があって詳細を教えてくれたのが5つなんだよね。」


磯貝公人「この中だと、クリエーションが結構使えそうだけど、そんなやつ会ったか?」

佐々木浩二「いや、だって俺、花村くんたちのおかげで自分がクリエーションってわかったけど、その自分とにている人ゲーム始まってから会ったことない。」

花城如音「お前らーー、聞こえないよう話してるつもりかもしれんが全然聞こえているぞ。」

花村祈「おお、じゃあ教えてくださいよ。種性核と関係ないなら、ホテル戻る理由何なんですかー?」

花城如音「何度も言っているだろ。参加者がいるからだ。ほら、そうこうしてるうちに着いたぞ。」

そうして、リアータホテルへと舞い戻ってきた四人。何かしらの思い入れや思い出すこともある場所にたどり着き、参加者を探す。

木崎印「うーわ、めんどくさいやつとまた会ったよ。」

佐々木浩二「あ!金髪チャラ男日本刀!!」

木崎印「変な名で呼ぶな。はぁ、それで何しに来たの?倒すに来たわけではないだろうし。」

花城如音「お前らに協力を要請したい。」

磯貝公人「は!?」

木崎印「……狩野下さんややくわからない巨漢もいる。ボロボロなホテルだが、上がってけよ。」



ゲーム開始から三日と五時間

残り参加者340人





最後まで読んで頂き誠にありがとうございます。初の投稿作品ですので、まだ粗削りで不出来なところもあるでしょうが温かい目でこれからこの作品を見守って頂ければ幸いです。作品を読む際に【ハッピーエンドとはどういうものなのか】このことを念頭に置きながら読んで頂ければ、より一層深くまでこの作品を楽しめると思います。これからもこの作品を皆さまに楽しんでいただけるよう、精進して参ります。

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