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ハッピーエンドを求めて  作者: 蓮翔
第一章 ただの殺し会い
30/32

第30話 戦力差

この作品は全三章で構成するつもりです。話の更新される日が不安定なことがあります。一応週一以上の頻度で更新するつもりですが、できなかった場合はどうかご容赦ください。

花城如音「残りの参加者を巻き込む…とは?」

我殺狂助「その前に、磯貝、お前が福山幸多に関すること、知っていることを教えてくれ。」

磯貝公人「へ?え、まぁいいけど。俺が福山グループであること言ったっけ?」

我殺狂助「花村祈という福山グループにいないエスケープを倒そうと派遣されてきたやつが福山の関係していないわけないだろ。」

磯貝公人「なるほど?まぁいいか。今現在の福山グループで警戒すべきなのは、福山幸多、原田九老、菅田神東、狩野下切戸、あとは桂唯賀。この五人だ。菅田神東と狩野下切戸はリアータホテルの襲撃にも参加していた。」

佐々木浩二「菅田…。あの仲間を爆破させて逃げたやつか。」

花城如音「狩野下切戸…。俺が戦ったことあるなら剣を使っていた武士みたいな男か。」

花村祈「福山グループのアジトはエスケープが三人集っていた教会で合ってる?」

磯貝公人「あぁ。そこに福山も出入りしていたからそこがアジトで合ってる。ただアジトは教会だけじゃない。」

我殺狂助「いくつあるんだ?」

磯貝公人「俺の知っている範囲では二つ。今エスケープは全部で六人いる。そのうちの三人が教会。俺と花村がこの一軒家。残りの一人、こいつは森にいる。これがもうひとつのアジトです。」

嵯峨野健児「本命であるその五人はまとまっていて、森か教会のどちらかに固まっているんじゃないですか?たぶんですけど福山グループがエスケープを4人も生かしているのは何かわけがあると思うんです。最後の一人による覚醒が目当てなら一人だけ生かしていればいい。」

花村祈「まぁ、たしかに…」

嵯峨野健児「一人だけ仲間外れでそこにいるっていうことはダミーのような、囮として配置されているんじゃないですか?」

我殺狂助「なら多分逆だ。お前の仮説なら、教会がその囮場所として使われている可能性が高い。」

飯島聡「なぜ、そう思うんですか?」

我殺狂助「嵯峨野のいったエスケープは一人いれば十分なのは同意見だ。福山グループにとってエスケープの必要性は最初しかなかった。でも失格にしていない。なら失格にできないのか、まだ利用価値があるのかのどちらかだ。失格にできないのほうなら誰かに倒してもらうために教会に三人配置している、こう考えると辻褄があう。利用価値があるの方だとしても、おおかた坂縞たちが経験した自爆材料だろう。それも森で爆破すれば火災のリスクも生まれ、向こうにも被害が被る。それらの観点から本命のアジトは森じゃないのか?」

飯島聡「頭は動くんですね。素直に感心しました。」

我殺狂助「体も動くわ、なめんな。」

花城如音「だが、それが正しいとしても、教会に菅田神東がいる可能性は高い。」

佐々木浩二「そうか。リアータホテルでわざわざ姿を現していたところから考えるに、遠隔で爆破させることはできない。でも森ではできない。だから」

嵯峨野健児「教会、いやその外か。そこで爆破を思い切りに活かしてくるだろうと。」

花城如音「あぁ。だから多分俺らは森と教会、それぞれどちらに向かうのか。その戦力の分散を行わないといけない。我殺、この条件下でもお前の考えているその全ての参加者を巻き込むっていうのは可能なのか?」

我殺狂助「というより、できなかったら負けるんだ俺たちは。」

磯貝公人「確かに…。ここのメンバーだけだと絶望的だな。」

磯貝公人「福山グループの総人数自体はさほど多くない。リアータホテルの襲撃によって、グループの三分の一は消えたからな。だが、真に恐ろしいのは武召喚数値だ。佐々木が村部を倒して60以上の数値を稼げたけど、それじゃまだまだ足りない。あいつらは何百人もの人を失格にして武召喚数値を荒稼ぎしている。その差を俺たちだけで埋めるのは無理な話だ。」

我殺狂助「種性核の問題もある。磯貝が種性核の話をしない限り、なにも分かっていないか、すでに俺たちが知っていることくらいの情報しか教えられていないんだろ。無理もない。自分の手の内を見せたがるやつなんかそういないからな。」

花城如音「つまり、お前は福山グループに所属していない初対面の罪人と共に戦うってことか?」

我殺狂助「まぁ、おおかたはそうだ。」

飯島聡「…ハァ。それしか方法はないんですか?」

我殺狂助「俺らは向こうと違ってクラインドほいほい撃てるわけでもないからな。俺にはこれしか思い付かない。」

飯島聡「なら私はそれについていきますよ。あなたの策を信じます。」

嵯峨野健児「飯島さん!」

飯島聡「ごめんなさい健児くん。でも私はね、この人のいうことに対して否定や批判の気持ちが持てないの。」

我殺狂助「フッ、よくいうよ。いつも俺に小言いうのに。」

飯島聡「亜衣さんもどうする?正直これは何があるか分からないから推奨も辞退もできない。自分で考えて決めるしかない。」

桐生亜衣「……飯島ちゃんはさ、人を殺したこと、ある?殺す覚悟ってある?」

その質問に答えることはなく、少しの間静寂が流れた。殺せるかどうかは飯島聡本人でさえも分かっていない。明確な目的を持ってはいるが、彼女は人を殺したことがないのだ。

目的のために人を殺せますか?その問いにはその問題に直面してみないと分からない、としか彼女はいえない。

桐生亜衣「私は多分無理…。欲をいうなら殺したくない。さらに欲をいうなら、私の仲間は人なんか殺してほしくない。でもそんな欲叶えられないって分かってる。だから、、

もう私は悪として生きていく!私は加害者となって極楽に行きたい!」

飯島聡「…そっか。」

安心したような、親が子の成長を噛み締めているようなそんな目で相づちを繰り出した。

桐生亜衣「とりあえず、私は愷くんと、樹くん呼んでくるね!作戦とかも伝えておくから。」

飯島聡「え、あ、はい。」

いつものハイテンションの調子に戻し、さっそうと駆けていく。




桐生亜衣「愷くーん。樹くーん。ちょっといいかなって、、、え?」

いない。二人いるべきはずの部屋なのに一人いない。いないのだ。何の音もしないと思った。ずっと会話に夢中だった。本来いるはずの榎宮愷と坂縞樹。この二人はここではないどこかに消えたのだった。



ゲーム開始から二日と十時間

残り参加者400人



最後まで読んで頂き誠にありがとうございます。初の投稿作品ですので、まだ粗削りで不出来なところもあるでしょうが温かい目でこれからこの作品を見守って頂ければ幸いです。作品を読む際に【ハッピーエンドとはどういうものなのか】このことを念頭に置きながら読んで頂ければ、より一層深くまでこの作品を楽しめると思います。これからもこの作品を皆さまに楽しんでいただけるよう、精進して参ります。

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