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ハッピーエンドを求めて  作者: 蓮翔
第一章 ただの殺し会い
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第27話 賭けに出る

この作品は全三章で構成するつもりです。話の更新される日が不安定なことがあります。一応週一以上の頻度で更新するつもりですが、できなかった場合はどうかご容赦ください。

桐生亜衣「やっと着いたーーー!」

2、3時間ほど歩いたすえにようやく花城グループが一時期拠点としていたある一軒家にたどり着く。

佐々木浩二「にしてもせまいですよね。もともと3人で過ごしていたところですし。」

嵯峨野健児「まぁ、全員が寝れるくらいの広さはあるしいいんじゃないですか?」

花村祈「食料とかはどうします?ここなぜかライフラインは使えるんですけど、あんま食料置いてないんですよね。」

我殺狂助「嵯峨野と坂縞、桐生がある程度の持ってきてくれてはいるが、そもそも襲撃で荒らされていて持ち込める食料自体が少なかったからな。」

花城如音「最初にぶつかる問題はそこか。」

そんな会話をしながらもこの家での寝る位置の決定や食事の準備、荷物の整理などを始め出す。

桐生亜衣「ご飯できたよー。」

飯島聡「とりあえず冷めないうちに食べましょうか。」

花村祈「おおーー!からあげにポテトサラダに味噌汁とご飯、なんだかんだこういう食事って安心感や懐かしさが生まれて美味しさを感じやすいんですよねー。」

桐生亜衣「味噌汁は聡さんが手伝ってくれたの。」

我殺狂助「飯島。俺は怪我で起き上がるにも一苦労なんだ。だから、」

飯島聡「食事は自力で行えると確信しているのでどうぞ。」

我殺狂助「あ、ありがとうございます…」

飯島聡「榎宮さんと坂縞さんはどうしましょう?」

桐生亜衣「樹くん、愷くんを部屋に連れていったきり、出てこないしね。」

我殺狂助「あいつが目を覚ましたら、自然と二人とも出てくるだろ。」

飯島聡「それもそうですね。では先に頂いておきましょうか。」

桐生亜衣「うーん、まぁそうだね。それじゃ」

一同「いただきます」

そう口にしたあとは各々がそれぞれのペースで自由に食事を始める。料理人と安心感の女神のような人が作った料理に舌鼓を打ちながら、ある話題を切り出す。

花城如音「なぁ、我殺。お前はエスケープを探し、仲間に率いれたあと何をするつもりだったんだ?」

我殺狂助「この幸奪戦争における一番の危険人物を倒そうと考えている。」

磯貝公人「福山幸多のことか?」

我殺狂助「へー、そういう名前なのか。」

花城如音「福山グループはエスケープの種性を利用しているから、俺らがエスケープを味方に率いれたら必然的に福山グループのしっぽをつかめるという理論が正しいとして、実際問題勝てるのか?お前がそれで。」

我殺狂助「正直、俺は今戦える状態ではない。」

佐々木浩二「ごめんなさい。俺の種性を利用してもその傷は完全に癒すことはできないです。」

我殺狂助「いや、君のせいじゃない。もともとの計画としては、エスケープを味方に率いれたら、斑目の力とクラッシャーの力を頼りにするつもりだった。」

磯貝公人「斑目…?」

嵯峨野健児「もう失格になってしまった僕らの仲間です。事前に彼には武召喚で投影した僕たちの武器を改造してくれるようにお願いしてみたんです。彼はそういったことには卓抜とした何かを持っているので。」

花城如音「あぁすまない。言葉を間違えたな。俺が聞きたいのはそういうことじゃない。今こうしてお前は負傷している。だが、福山グループに対して勇敢にも牙を見せることを選んだ男と、貴重な種性核を持つものと、かなりの戦闘力を持つ男が運良く味方になったんだ。」

花村祈「…え?俺は?」

花城如音「だから俺が知りたいのは一つだけだ。どうやって勝つんだ?その福山グループとやらに。」

真っ直ぐな目で、ただある男を見つめていた。

我殺狂助「残りの全ての参加者。こいつらをこの戦いに巻き込む。」





四条債賀「なぜ俺がお前に協力する必要がある?」

福山幸多「では、このまま見捨てられてくたばっていたいと?」

四条債賀「お前のしたいことが何一つわからん。だからこそ俺はお前に対して疑念の感情以外抱けず、何かをする気力さえ起きんのだ。」

ここでの何かをする気力というのは、福山幸多に協力するという行動だけでなく、今ここで暴れて福山グループを皆殺しにするという行動も含めた上での言葉だろう。疑念という感情しか抱けないのであれば、今ここで暴れると何か罠があるかもしれない、かといって協力すること自体が安全とは限らない。四条債賀にとって、今、自身の考えや全ての行動に迷いや不安を抱かずにはいられないのだ。

福山幸多「ふーむ、そうですね。先ほど説明した種性核や武召喚などについての詳細とあなたのその強大な戦闘力を使って、他の参加者を一掃したいというのはご理解いただけます?」

四条債賀「俺一人で何百人もの参加者を一掃しろと?確かに俺は今まで自由に殺し回ってきたが、精々50人から80人止まり。倒し損ねたやつもいる。いまいち、そのお前の目的には具体性と確実性が見えないんだ。」

福山幸多「なるほど。では、せっかくですし、私の今までの戦いを振り返りながら具体的なことを話していきましょう。」

四条債賀「なぜ、お前の武勇伝も聞かないといけないんだ?」

福山幸多「まあまあ、あなたの傷が治るまでの暇潰しです。それに私のエピソードも含めたほうが理解しやすいでしょうし。」


原田九老(私と福山が会う前のこと、そういえばきいたことないな。)


桂唯賀「私の種性でも治すのに結構手間取るんでじっとしていて下さいね。」

福山幸多「では始めますね。この幸奪戦争が始まる際、我々はここ、つまり知らないところで目を覚ました。そして参加者によって目を覚ます時間は違っている。フッ、いいえ、参加者によって目を覚ます時間が違ったんじゃない。【種性核によって目を覚ます時間が違ったんです。】」

福山幸多「私の種性核はさっきもお話した通り、【アンティワーム】。種性についてはさっきもお話したしいいでしょう。そしてアンティワームはゲーム開始と同時に目を覚ますようになっていました。私がこのゲームで最初に会った同じ種性核である参加者、しばらくその人と行動を共にすることとなりました。名前は【前田咲】といいました。」



ゲーム開始から二日と九時間

残り参加者410人





最後まで読んで頂き誠にありがとうございます。初の投稿作品ですので、まだ粗削りで不出来なところもあるでしょうが温かい目でこれからこの作品を見守って頂ければ幸いです。これが今年最後の投稿となります。来年最初の投稿はいつになるかは自分でも分かりませんが、多分早めに出します。来年最初の投稿は福山幸多の回想がメインです。多分こういうのは来年の抱負とか今年の振り返りとか何かしらいうこと

があるんでしょうがそんなものをたかたが十数年しか生きていない若造にはできません。よいお年をお迎え下さいませ。以上!

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