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ハッピーエンドを求めて  作者: 蓮翔
第一章 ただの殺し会い
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第二話 はじまり

この作品は全三章で構成するつもりです。話の更新される日が不安定なことがあります。一応週一以上の頻度で更新するつもりですが、できなかった場合はどうかご容赦ください。

はぁーーーーーーーーー

心の中でため息をつき軽く絶望する。

とても不安だ。これがデスゲームだというのはほぼ確定してる。だから当然何かしらの危険なリスクはついてくる。勝てば極楽にいけるのは本当だろうが、果たして戦っていけるのか、何で昨日の俺はかっこつけて参加を申し込んだのか…解決しようもない悩みを抱えながら例のホテルのロビーで待機してる。ここに来るときに、係員のような者に腕時計と胸ポケットに青いバッジが留められている黒い制服らしきものを渡され、これらを身につけるように言われた。着替えたあとは特に何もしていない。適当に辺りを見渡しているだけだ。監視員、すげぇいいとこに泊まってるな~。高級感あふれるソファーや装飾、広さも段違い。現界だと一泊するのに何十万もかかるだろう。それほどの規模のホテルに集められて暇をもて余す。正午どころか昼の一時を過ぎているのにまだ何も始まらない。ロビーには何百人もの参加者が集まっているのに運営は何をしているんだ…後に殺しあうことを感づいているからか、皆一人でいる。戦争の参加の招待券を渡されたのだ。仲良くなるどころか話かける気すらおきない。そんなことを考えていた途端、放送が鳴った。


神楽士郎「お集まりの参加者のみなさん。こんにちは。私はこの幸奪戦争を取り仕切る神楽士郎と申します。」

ただ無機質に機械的な声で運営の関係者らしき人がそういう。さらに続けて、

神楽士郎「みなさんは地獄の生活に嫌気が差し、わずかで淡い希望にすがろうとする者。そのような者が今日、1000人も集まっています。そしてみなさんお察しの通り、これは幸奪戦争、つまり殺しあい、デスゲームと言い換えてもいいでしょう。」

デスゲームというのは覚悟していた。それには周りも何の反応も示さなかった。ただここに参加者が1000人もいる…その事実に動揺するものは少なくなかった。無理もない。そのなかで勝ち残るのは至難の業だろう。

神楽士郎「たらい回しのようなかたちになって申し訳ないのですが、みなさんには私が伝えるべきことをお伝えした後、係員の指示に従って本当のゲーム会場に向かってもらいます。」

ホテルの外には無数の自動車が停まっていた。一人一人別の車に乗っていく感じなのだろう。

神楽士郎「では早速ご説明します。まず、みなさんに着けていただいたその腕時計、それの真横にある電源ボタンを押してもらうと数値が記されています。」

実際に押してみると、俺の腕時計には5の数値が表示された。

神楽士郎「その数値が0になる、または誰かに倒された場合失格となります。では、以上で説明を終わります。」

、、、、、、、、、は?

それだけ????あまりにも説明不足すぎるのに、伝えるべきことは伝えたというのだ。


坂縞樹「さすがに言葉が足りなさすぎでしょ」

めがねをかけた青年が神楽という男に向かってスピーカー越しに反論する。それに呼応するかのように、大勢の参加者が野次馬のように文句を垂れ流していた。

神楽士郎「私は伝えるべきことは全部お伝えしたはずですが??」

坂縞樹「極楽にいける条件も腕時計の数値が何を表しているのかも、これからどんなかたちで殺しあいをされるのかさえ、聞かされていないんだが」

周りの参加者「そうだ!!俺たちには知る権利がある。」

「教えないなら俺たちは降りるぞ」

「いくら地獄にいる人間だからっといって、最低限あの人がいっていたことくらいは教えてくれてもいいでしょ!!」

神楽士郎「坂縞樹さかじまいつきさん。それに騒ぎ立てているみなさん。そんなものは些細な問題です。幸奪戦争というゲームをしていくうちに分かることです。」

坂縞樹「これはデスゲームだろ。結局何も分からずに負ける人もいるんじゃないか??」

神楽士郎「まぁそうでしょうね。でも、だから何ですか??そんなもん本人の実力と努力不足の結果でしょう。地獄に堕ちた住人なんかが偉そうに情報だの説明だの求めないでください。あなた方にそんな権利はないんです。この世界でのあなた方に人権なんかありません。商品や奴隷という言葉の方がお似合いです。」

誰も何も言わない。ここにいる人はみんな悪人。あんなことを言われても言い返せる言葉なんかない。だってここに来たのは全部自業自得なのだから…

神楽士郎「特に質問や文句もないそうですし、早速本当のゲーム会場に向かっていただきます。」

そう彼が口にした途端、ホテル中に大量の

煙幕が放出された。正確には睡眠ガスだろう。このときからしばらく記憶がない。まぁ眠らされてゲーム会場に連れていかれたんだろう。この次に俺が覚えているのは


俺の目の前で人が刺されている光景だった。



最後まで読んで頂き誠にありがとうございます。初の投稿作品ですので、まだ粗削りで不出来なところもあるでしょうが温かい目でこれからこの作品を見守って頂ければ幸いです。作品を読む際に【ハッピーエンドとはどういうものなのか】このことを念頭に置きながら読んで頂ければ、より一層深くまでこの作品を楽しめると思います。これからもこの作品を皆さまに楽しんでいただけるよう、精進して参ります。

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