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強すぎて隠してました⁉︎  作者: Mio
最終章
69/71

「ようこそおいでくださいました。お二人とも魔族の頂点達を数百人殺した人に見えませんね。息一つ切れてない。私と同等の力を持つ素晴らしい者たち。私の仲間になりませんか」

「「……」」


カルマとリリアーナは言葉を失っていた。その原因は昔のリリアーナもとい舞美の姿だった。だが、言葉を失ったのも束の間、すぐに不敵の笑みへと2人の表情は変わった。


「はっ、だれが仲間になるって?んなわけないだろ」

「頭バカなの?仲間になるためにこんな所まで来るわけないでしょ」


普通に喧嘩を売った。アニメだと、だめ!絶対だめ!偽神でも神と名乗れるくらいの能力もってんだから逃げて〜!といったところか。すると偽神は溜息をつき、いかにも悪者のような顔を見せた。


「仕方ない、仲間にさせるまでだ!」

「はい、いらっしゃっ〜い」

「やっぱりバカだな」


神のやり方など少し頭を撚れば分かるもの。しかも今回は元々戦ったことのある人間が味方にいる。神のやり方など筒抜けなのだ。


(あの魔法を使うためには時間が必要…巻き込まれないように結界を貼らないといけない…)


「カルマ!やるよ!」

「了解!」


2人は阿吽の呼吸で偽神の攻撃を避ける。


(やっぱり、強い…雪乃が言っていたことがよく分かったわ…ムカつくな)


リリアーナはイラついて魔力が荒ぶっていた。小さい子供が見たら「早く死なねぇかなこいつ」と言われているように思うだろう。それほどの殺気を放っていた。


(リリ、怒ってるな…まぁ、わからなくもない。一定方向から俺らのスタミナ切れを狙って笑いながら即死魔法をぶっ放しているからな…あれ?どっかの誰かさんに似ているような…?気のせいか?)


カルマはひょいひょいとイラつきながらも偽神の即死攻撃を避けながら既視感を感じ頭に?を浮かべた。恐らくカルマの既視感は当たっているだろう。魔王のような人間が一緒に戦っているのだから。


「はっはっは!!!こんな楽しい日は何万年ぶりだろうな〜!もう少しは楽しませろ!」

「お互い様よ!結界…」

「あ、既視感がわかった気がする…結界」


カルマが?の意味を理解しながらもその後も攻撃を避けるだけを続ける2人。


「おいおい、攻撃しないなんてここにくる意味がないぞ!楽しませろ!」


偽神はニヤニヤしている。本当にイラつく顔だ。


「へぇ〜じゃあ失礼して。『炎』『温度上昇』『風魔法』『竜巻』『風力上昇』」

「な、何を…!」

「………まさか…はは…」


カルマももう遠い目だ。古い本で一度読んだことがある事をリリアーナは行おうとしているのだから。


「『2重詠唱』『炎・竜巻融合』」


そしてリリアーナは息を吸った瞬間魔法を生み出した。


『炎』『竜巻』


そしてその瞬間偽神が燃えた。


「二重詠唱か…さすがリリっていうか、なんというか…」


二重詠唱。二つの魔法を融合させる術。これは古代に失われたもので解明されていない。だが、リリはやって見せたのだ。しかも最大級魔法を2つ同士にやって見せたのだ。恐ろしいとしか言いようがない。


「片方の手ずつに魔素を貯めといて良かったわ。二重詠唱はやっぱりバランスが難しいわね。」


リリアーナがやったのは『魔力融合』に似た技だ。二重詠唱は同じ瞬間に詠唱するものだが、リリアーナは無詠唱で2つとも作る魔力を片方の手ずつに用意しといたのだ。そして両手以外の魔力で二つ融合にできるように調節し、融合して魔法を放ったのだ。恐るべしリリアーナ。二重詠唱は二重詠唱だがさすがに再現はできなかったものの似たような魔法を作ってしまったのだ。怖いと言う以外言葉がない。


「結界…」

「結界…」

「転移!炎!」

「「!?」」


リリアーナとカルマは後ろを見てすぐに避けたがさすがに無傷ではいられない。炎も今までと桁違いの強さだったのだ。


「結界!」

「炎棒」

「っく!」

「嘘だろ!?リリのクソ堅結界を破った!?魔物が嘘でしょ?みたいな顔になるやつだぞ!?」

「なんか酷くない?」


リリアーナにとっては酷いのだろう。だが、カルマの言っていることも正しい。魔物すら泣かせる硬すぎる結界を炎を纏った棒で2枚破ったのだから。偽神恐るべし。


「くっはっはっは!!まだまだだぞ!」

「えぇ、でももうすぐ決着をつけるわ」

「あぁ、この世界と地球は絶対にお前の自由にはさせない!」


さすがのリリアーナもカルマも避けていただけだが体力を消耗したのだろう。肩でまだ息をしていないものの結構な疲れが目に見える。恐らく2人でなければ即死だっただろう。北斗でさえも。


「洗脳魔法」

「自爆!」

「ハハっ!そんな魔法か!全然効かないな!」

「そんなのは知っている!」

「でも、これでも意味はあるのよ!」

「転移!」

「っく!」


(転移はキツいわ…どうすれば…)

(念話は無理だ。魔法で分かったが、あいつは念話を使えばこちらの作戦を聞ける。思った以上に戦いにくい…()()の準備もまだ終わらない)


そう。2人は内心焦っていた。偽神は強い。自分達が思う以上に。それにまだ技を残している可能性はほぼ確定である。どうにか隙を作らなければならない。


「分かったか!死にたくなければこちらへ来い!」

「悪いけど…私達は絶対にあなたのものにはならないっ!」

「お前を倒す!俺たちの思いは変わらない!」


そして第2ラウンドが始まったのだった。




読んで頂きありがとうございました。よければ感想、誤字脱字よろしくお願いします。

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