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過去と現在(カルマ・ターニ•アンナ)

文字数が今回とても少ないですが読んでもらえると幸いです。

数十年前、カルマ・ターニ•アンナの前世、菜山佑輝はやまゆうきは静かで人とそんなにうまく会話できない人間だった。だからか、いじめを受けていた。


「俺は、一体どうしたら…」


悩みに悩んだ佑輝は不登校になった。だが佑輝の両親は学校に通うのが当たり前という人たちだったため、通信の学校に通わされた。そして大学に入り、ある人に出会った。初めて会った時は話しづらく、お互いギクシャクしていたが、仲良くなり、そして恋に落ちた。そしていろんなとこに行き、20代でお互い仕事にも慣れてきた時、旅行に行った。2人で叶えようと思ってた1つの海外旅行だった。でも、叶わなかった。あいつは元気だろうか。早く会いたい。彼女だけはどこに行っても幸せなことを願っていた。そして佑輝は転生した。いわゆる異世界転生だ。

佑輝はカルマ・アンナとして生まれ変わり、生まれ持った魔法が多いためずっと期待されながら生きていた。前世は期待されず、期待されるように頑張るプレッシャーがあったが、生まれ変わると逆に期待されてプレッシャーを感じていた。そしてカルマが魔法の練習をしているところだった。後ろの気配がし、振り返ると同時に、自己強化魔法をつけた。


『さすがね』

「何者だ」


カルマは睨みつける。


『あなたにお願いがあってきたわ』

「願い?」

『えぇ』


少しのほんの少しの沈黙があったが、すぐにそこにいる女性(顔がとてつもなく美人)は口を開いた。


『あなたの今いる場所と、昔の場所はもうすぐなくなる』

「は?」


カルマ(佑輝)はわからなかった。その時のカルマは転生のことを知らず、自分が葉山佑輝だということに気がついていなかったのだ。


「あの記憶は俺自身だったということか」

『その通り。あなたは魔法の力が強いから記憶が少し残っていたのね』


少しずつ理解していくカルマだがわからない事があった。


「でもなぜ俺なんだ?」


確かにそうだ。そんな大切なことをなぜ俺に伝える必要があるのだ。


『それはあなたが転生者だからよ』 

地球のことを知っているものは数少ない。だからカルマ(佑輝)が選ばれたのだ。


「わかった。あっちにも思い出はあるからな。」

『ありがとう』

「でも1つだけ…お願いがある。」

『なんでしょうか?』


カルマは息をし、口を開いた。


「’舞美”は…元気なのか…?場所を知っているのか?知っているなら教えてくれ。頼む」


女性は悩んでいる様子だった。そして口を開いた。


『彼女は…元気です。大変なこともありますが、ちゃんと生きています。』

「そうか…」


カルマはホッとし、いつの間にか力が抜けて座っていた。


「ありがとう、教えてくれて」


久しぶりに敬語ではなく、笑顔で感謝を伝えた。


『このことを話した以上、あなたに私の願いを聞いてもらいます。』

「あぁ、十分承知だ。だが、俺の魔法の能力は戦闘に特化していて…」


すると、女性はカルマの額にキスをした。その時カルマにえげつない魔法能力が入れられたのだ。しかも脳を洗脳したりできる能力を。


『これで心配ご無用。検討を祈ります。』


そして女性はいなくなってしまったのだった。


カルマは女性の言う通り魔法を作ることにした。前世のことを聞いた以上約束を破るわけにはいけなかった。

そして何年もの間魔法を作りに作った。そんなある日アンナ帝国の王つまり、カルマの父親から衝撃の言葉が放たれた。


「カルマ、結婚しろ」


相手は他の国の王の娘であり、表に顔を出していないという。


「分かりました」


父親の従いには避けられないのだ。

そして婚約者の元へカルマは向かった。


「お前の婚約者だ。」

「よろしくお願いします」


彼女は魔法が使えないからと言っているがカルマは彼女から莫大な能力を使っているのが分かってしまったのだ。

そして額に彼女の額が当たった。これは人のレベルを知るためだ。


「あなたは…脳を操れますか?」


変なことをいう少女だが、洗脳の力を持っているカルマにはわかったのだ。


「お前もか」

「えぇ、これからよろしく」

「こちらこそ、よろしく」


カルマはこの結婚がいいのか悪いのかはわからないが、決してめんどくさくはないだろうという事がわかった。

そしてカルマとリリアーナの結婚生活が始まったのだ。



読んで頂きありがとうございました。よければ感想、誤字脱字よろしくお願いします。

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