前世
今回は少なめです。
「ん?」
目を開けるとベッドの上にいた。そして起き上がった。近くにソファで優雅にお茶を飲んでいる二人がいた。すぐに魔法を放った。だが、効かなかった。
「怖!」
「だから言ったでしょ。今回もらった結界使っといた方がいいって」
そしてソファから立ち上がる二人。
「おはよう。北斗。もう10時よ。21時に帰ってきて私の治癒魔法を使っても起きなかったから心配したのよ」
「とりあえず礼を言う。だが、俺は前あった俺じゃない。お前達とはすぐ別れたい」
「知ってるわよ。あなたが飲んだ回復薬、私のだし。こっちから魔法であなたの戦い覗き見してたし」
リリアーナは普通に立ちながら話した。
「ていうか!俺達が大迷宮攻略するの知ってたのになんでやってたんだよ!?」
「正論だな。俺も最初はそう思ったんだがリリが…」
「だって、簡単には攻略しないとは思ったけど先に行った方がいいし。みんなの戦いを優雅に見えるっていいじゃん?」
「このドSが!」
(まぁ、そう思うよな…)
カルマは北斗に同情した。
「で、早く外に出たいからいろいろ準備して欲しいんだけど、あなたは城に戻りたくない?」
「あぁ、そうだ。あんな奴らとは一緒に入れない。」
「だったら私の知り合いと住めばいいわ。男性も一人いるし。いわゆるシェアハウスね」
リリは知り合いの家に住んでいいと言っている。
「なんでそこまでしてくれるんだ?」
「なんでって…あなたが私の甥だからよ」
「「は?」」
カルマと北斗は意味が分からなかった。
「私が前世日本にいたと言うことは知っているわよね?」
北斗は頷いた。
「私には弟がいてね。優斗っていうそりゃまぁわがままで可愛い弟がね」
カルマは弟が好きだったんだな、と分かった。
「優斗は私が死ぬ前彼女ができたって言ったのよ。小早川華っていう可愛い名前の人をね。」
「!」
北斗は驚いた。
「それで婿に入りたいって言っててね。あなたに会った時びっくりしたわ。あなた優斗にそっくりだし、名前が北斗だし。」
「お前の昔の名前は…?」
「私?私は…」
「陽菜野舞美よ」
「「!」」
「てことは俺の叔母?」
「だからそうって言ってるでしょ」
全く、という顔をリリアーナはした。
「ん?カルマどうしたの?」
カルマが震えていたのだ。顔を俯いて。
「お前は本当に陽菜野舞美なのか…?」
「そうだけど…?それがどうしたの?」
「俺の前世の名前…葉山佑輝なんだけど…」
「え…?」
その時、時間が止まったかのように静まり返ったのだった。
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