一件落着?
いつもより少し文字数すくなめです。
リリアーナは後方がいる場所へ向かった。その時、
「リリアーナ様?」
召喚者達がリリアーナの名前を呼んだ。リリアーナが静かにと手で表すと召喚された皆静かになった。ちなみに顔を変えているので少し戸惑ったのだろう。
「今の状況は?」
「はい。魔物や魔人族は北東から来ておらず他の方位からも来る人が減りました。」
北東はリリアーナが爆弾を投げたおかげで来なくなったので、魔人族も人手不足になってきたのだろう。撤退もそろそろだとリリアーナは思った。
「そうですか。こっちは人手不足ではないので大丈夫です。魔力が無い人は休憩していただいて大丈夫です。」
召喚された32名はよく魔法の練習もせず後方で戦ってくれた。魔力の量の使う量を知らないから疲れているはずだ。
「後は私がやります」
《閃光》
「よいこらしょ」
「二十個追加!」
リリアーナは自家製グレネードやスタングレネードを交互に投げた。それも笑いながら。魔法師や召喚された皆がドン引きしたのは言うまでもない。
「リリアーナ様すごい…」
「魔力が全然減ってないように見えるのは気のせい?」
実はそれ正解だったりする。リリアーナは魔力残量がほとんど余っているのだ。もうすぐ戦い始めて6時間にもなるのに。その理由はリリアーナが使ってる魔法は自家製の物、なので自分に合ったものが作れるのだ。そのため、魔力消費が激しくないのだ。最もリリアーナほどのレベルと魔力があれば普通に最上級魔法を使えるので作らなくてもいいのだが。
「私もやります!《燃え上がれ火爆!》」
生徒の一人が森に向かって魔法を放った。でもリリアーナとカルマは《燃え上がれ》と言う言葉は言わない。リリアーナとカルマはイメージだけで魔法を放てるためそんな長くする必要はないのだ。文字を減らすのには相当な魔力とレベルが必要だが、特にリリアーナは別に魔法を唱えなくても一応できるのだ。少し魔力を消費することになるのでちゃんと言葉に出しているが。そして、魔法師が口を開いた
「魔物が下がっていきます!」
「私達、勝ったの…?」
生徒達が次々と声を上げる。そしてリリアーナが口を開ける
「えぇ、勝ったわ。あなた達のおかげでこの国は助けられた。ありがとう」
一時的だけどね、と思っているリリアーナだが流石にそれは口に出さなかった。だって勝ったのは事実だから。その前にそんなこと言ったらカルマに怒られるから言わなかったのもあるが。
『リリ、俺らも撤退する。お前も部屋に戻れ。召喚された奴らも個人個人の部屋に送り届けてやれ』
「了解」
そしてリリアーナと召喚された32名は城へ戻ったのだ。そして数時間後ドアが開いた。
「カルマ!」
リリアーナは椅子から思い切り立ち上がりカルマのところへ行った。そして反射的にハグをしてしまった。「!」
我に返ったリリアーナ。とっさにカルマと離れる。その時、
「リリ!」
「え?」
リリアーナがカルマに呼ばれた瞬間抱きしめられたのだ。リリアーナはパニック状態だったがなぜか分からないがリリアーナもカルマを抱きしめた。そして二人揃えて口を開いた。
「「お疲れ様カルマ(リリ)」」
そして笑い合った。
「そういうことで、カルマ。いつ空いてる?」
ニコニコ笑顔でリリは手を合わせながら言う。怒ってない笑顔なのでまだいいのだが。
「そうだな、5日後にはいけると思うが…」
「5日後…?」
リリアーナから笑顔が無くなる。
「だめよ!3日後よ!そうしないと召喚された人達が大迷宮攻略を始めてしまうわ!」
そう。簡単にはクリア出来ないので多分大丈夫だが、リリアーナは先を越されたら嫌なのだ。
「あ、はい。分かりました。頑張って2日で終わらせます。」
カルマはよほど怖かったのだろう。笑顔が消えたリリアーナが。
「よし!というわけで私がいろいろ戦闘のやつは準備しとくから仕事早く終わらせてきてね!」
ニコニコ笑顔に戻るリリアーナ。
「はい…」
そしてその日の夜はなんだかんだでいい思い出になったのだ。
3日後…
「リリ〜準備できたか…」
カルマは言葉を詰まらせた。なぜならリリアーナがまったくの別人だったからだ。いつも降ろしてる髪はお団子になっており、リリアーナの戦闘服はガチャガチャあんまりしてないのでいつも着てるふわふわワンピースより清潔感がまして見えるのだ。元々美人なリリアーナだが、戦闘服が一番似合うのかもしれない。
「どうしたの?さっさと行こう」
当の本人、リリアーナはまったく自分が変わっていることに気づいていないようだが…
「おう、行くか。」
そしてリリアーナとカルマは第一大迷宮に向かったのだった。
読んで頂きありがとうございました。よければ感想、誤字脱字よろしくお願いします。




