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洗わされた

夕飯を食べ終えて俺は風呂に入る為に脱衣室で脱いでいた。

「ふー」

一息つきつつ風呂場に入った瞬間、俺の目に人が入りこむ。

「あ、どうもー。お先、頂いてまーす」

「ぎゃっ⁉」

風呂場に入った俺を迎えたのは、湯船に浸かるアリシアナ! しかも両足を出して、縁に手ぬぐいを掛けてかなりくつろいでいるじゃないか……。

いつの間に先回りしたんだ?

「どうしてここに?」

「お風呂以外無いですよー。ていうか入って来たのはそっちですよー」

「あ、ああ」

「折角ですし、一緒にどうですかね? 今ならお背中流しますよー」

「まあここまで来たしな、いいぞ」

「おお、ようやくワタシを理解してくれたんですねー」

嬉しそうな声で立ち上がる。

「うわっ⁉」

アリシアナの奴、タオルすら巻いて無い全裸で全部を丸出しにしてても気にしていない様子だ。

だが俺はきになるので下を向いて腰掛けに座る。

彼女も結構なモノを持ってたな。セリカ以上、シオン以下か? あれ? 今まで意識した事なかったけど、俺の周り巨乳が多くないか?

「今ならお乳で洗えるよー」

後ろから俺を惑わす言葉が聞こえ、必死に断りを入れる。

「タオル!」

「本当は?」

「タ・オ・ル!」

クソッ……完全に主導権が掴めない……。

「……なればいいのに……」

何か言ったか? 少なくとも死ねばいいのにではなさそうだが。

その後、アリシアナは素直にタオルで背中を洗ってくれてそんな中、俺は再び質問する。

「あのさ」

「何ですかー?」

「裸とか……見せなれてるとか……」

……我ながら酷い質問だと思う。

「えー、そんな事無いよ。コーディだからだよ」

「そうか」

「……」

参ったな会話が続かない。

「それにしてもコーディの背中って硬くていいねぇ」

「そ、そうか?」

「……舐めていい?」

「何でそうなるんだよ」

一瞬、体格を褒められていい気分になったが……まさか変態か?

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