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理屈と膏薬はどこにでも付けに行きます。

退院しました。二回目。

 また入院しておりました。うーん、先は長くないとかいう年ではないんですけどね。


 昨今の事情もあり病院も大変そうだったので、今回はほとんど手記のようなものになります。


 コロナですね。怖いですよね。その中で入院です。ちなみにマスクなくて入院後半3日くらいしかマスク使ってません。買い占めマジやめろ。人殺しと変わらない自覚持ってくださいね。他人が死のうが知ったことか、仕事が大事、まあそれも分からなくはないですよ。仕事する人がいないと社会が死んでしまうからね。まあ本当に外出が必要な仕事なら仕方ありませんね。本当に必要ならね。


 まあいっても社会的な懲罰はあれ、法的にどうこういえませんからそこはみなさんが監視してください。プライバシーより命が大事ですよね。中世ヨーロッパの魔女狩りもペストとかあったので強迫観念が助長されていたんだろうなぁ。残酷だとは思いつつも死は明確な恐怖をもって人から理性を奪い取るんですね。いやー、現代にそれを学ぶとは思いませんでしたね。


 おっと話がそれましたか。入院の話ですね。


 今回は準備して入院できたので少し余裕がありました。入院するなら窓際がいいですよ。大部屋なので自分では選べませんけど。


 前回と違ったのはやはりコロナです。病棟に上がったらまずは消毒。前回はありませんでした。病室やトイレの前には前回も消毒液が用意されていました。院内感染やSARSは前回でも問題になっていましたからね。それがさらに徹底されていたことからもコロナウイルスの恐ろしさがわかろうというものです。細菌兵器マジ反対。


 さて、病室に来ました。あ、荷物や服はもちろん消毒されてます。あとは一日ゴロゴロ検査もちょくちょく。CT取ったり心電図取ったり。


 今回やったのはホルター心電図というものです。すごいコンパクトです。3センチから5センチくらいの機械と観測用の吸盤を三枚くらい貼りつけて丸一日トイレとか食事とか服薬とか就寝とかをカードにチェックしていきます。


 前回もでしたけど排泄の回数記録されるのは少し気不味いです。まあ便秘とかしたらすぐに強力な下剤の浣腸をされます。食事中の方はすみません。


 前回は病院内を歩くことを推奨されていたんですが、今回は歩くなとはいわれませんが徘徊はやはり控えてほしいと言われました。全く歩けないとそれはそれで病気が悪化します。同室に床擦れになった人いましたし。


 コロナです。怖かったですよ。まあ死のうは一定ですけどね。あんまり死ぬの怖くないですね。


 それで、同室に肺炎の人とかいるし、頻繁に入院退院する人がいるんですよね。私が入院していた期間で二人私よりあとに入院して先に退院しましたけど、もし病院内にコロナが入っていたらその人たちも感染してキャリアになってあちこちにウイルスを撒き散らすことになっていたかと思うと怖いですよね。キャリアっていうのは保菌者って意味ですね。病原菌に感染していながら発症していない人のことをさします。いやー、病弱なんでこんなことは詳しいですね。


 そういえば新人の看護士さんに何度か点滴を打たれたんですがまあ見事に下手くそで、何回か出血したし針の上にアルコールを含んだガーゼを置くのも知らなかったようです。ずっと刺しっぱなしの点滴は前回経験したんですが、その時は針が入ってるところを見えるように刺す必要があって、それと混同していたようです。三回目に他の看護士さんの指摘で気づいたようで。そんな素人にやられるのはたまったもんじゃないと思うかも知れませんが最初からなんでもできるはずがないでしょ。まあほほえましかったですよ。私は。


 今回の入院では同室の人が肺炎らしき症状でなくなりまして。コロナか?


 ってそんなわけないですね。コロナが流行していたらその人たちは大きな病院でかためて治療されてるはずです。病院そんなに馬鹿じゃないです。


 今回の人はおそらく誤嚥性肺炎でした。亡くなる前日に薬を飲まなかったらしく、高熱からか「こんなに寒いと思わなかった」とかいってました。その夜に亡くなられたようで。


 面会は患者さん全員が全面的に謝絶されていたんですよね。病棟に外から入れるのは仕事をしてる人たちと入院する患者さんだけでした。荷物とかは看護士さんを通して受け渡していました。私が入院した最初の頃はまだお見舞いに入れていたんですけど警戒レベルが上がった感じでした。病院にいてコロナの恐ろしさはひしひしと感じましたね。


 それで、その方が亡くなった時はさすがにご遺族の方が部屋に入ってきたようで(面会謝絶の意味ないけど仕方ないですかね……)それで、トイレに起きたらその方のご遺体が毛布にくるまれてありました。


 ……死のうは一定ですね。人は死ぬものです。それは一つの定め。って意味ですよね? たしか。


 まあそういうこともありましたが、……深夜にガサゴソ探し物する老人とかナースコール使わないで大声で看護士さんを呼ぶ人とか、本当に迷惑な人もいましたが、なんとか退院までこぎ着けました。


 毎回ですけど暇でしたね。暇っていっても病気だから仕方ないですけど。


 今回は現場からコロナに対する病院の対応なんかをレポートしてみました。みなさんお体にお気をつけて。お前がいうなって話ですね。


 三回目はないといいなあ。こんなにたびたび入院すると仕事とかできなそうなのにコロナでさらに仕事減ってますよね。がんばろう。


 ではまた。






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― 新着の感想 ―
[一言] 表現は小説に合わせてみました(^O^)/ ため口失礼ですね(^_^;) 私も昨年末に入院しました ヤバイと思って駆け込んだんですけどね 脳梗塞でした はい元気ですよ! 入院時のコロナ簡…
[一言] コロナ解禁の発表があった翌日から コンビニや薬屋でマスク売り始めましたね(^_^;) 誰かの買い占めではなく 業者の売り惜しみだったんじゃないかな? と思いました
[一言] 入院生活お疲れ様でした。 無事に生きて帰ってこられて安心しております。 どこの病院も厳戒体制ですね。入院された病院は、基本的な対策はされているようで良かったです。 私の病院もまさにコロ…
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