↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
25/25

エピローグ 彼女の涙

「さてと、面白いオモチャを貰ったお礼に、私もサプライズプレゼントといこうかね?

 まあ、プレゼントよりも、ある情報に方がアビス姫にとっては嬉しいのだろうけどね。

 まずは、彼女のお母さんから話して貰いましょうか?」


 オーシャンがそう指示すると、アビス姫の母親が姿を現した。

 彼女自身の指示ではないものの、アビス姫に暴行を振るったのだ。

 なんとか和解したが、俺達の結婚を遅らせた張本人だ。


「ふふふ、私はアビスの幼い考えが気に入りませんでした。

 不要な物を切り捨てる勇気もないクズだと思っていました。

 私の方が、絶対に成功すると確信まで持っていました。


 しかし、あるデータを分析して見たところ、私の考えが間違っている事を悟りました。


 アビス自身は、データを見たとしても納得しない可能性もあるので、私とオーシャンさんが代表して調査を行いました。


 その結果発表をこの場でしたいと思います!

 いわば、『私VSアビスの女王としてどちらが優れているか?』といった対決です!」


「お母様、一体何を調査したのでしょうか?」


「ふふん、私は以前、アビスに対して、『トラッシュ(体の不自由な子供)』を保護する事など不可能だと言いました。


 それは、たとえアビス姫が子供を保護しようと思っても、周囲の独断で子供を処理してしまうからです。


 彼女も知っているように、この『島(二スィ)』には『トラッシュ(体の不自由な子供)』はいません。


 私としては、全部処分されていると思い込んでいました。

 アビスの幼い考えなど誰も支持していないと……。


 しかし、医師や産婆から調査を正確に行ったところ、驚くべき事実が判明したのです。

 なんと、本当に生まれてくる子供の中にトラッシュは1人もいなかったのです。


 それは、偶然ではありませんでした。

 あの子がトラッシュ達を養えるように農業に精を出していた為に、健康的な農作物が大量に製造され、それによって母体にも十分な栄養が行き届いていたのです。


 あの子と医療の知識のあるオーシャンさんが、この星を支えてくれれば、生まれてくる子供は健康状態の良い子が生まれて、トラッシュと呼ばれる子供も保護される事でしょう。

 私は、完全に間違った考え方をしていたのです。


 自分の娘から様々な事を学び、これからの星の生活を参考にしようと思います。

 数年後に私は他の星へ移動しますが、どうか娘を支えてあげてください!」


「そうなんだ……。

 私、本当にトラッシュが処分されていると思ってた。

 でも、本当に生まれてくる子供を救っていたんだ……。


 嬉しい……。

 トラッシュとして生かされるのも大切だけど、元々元気に生まれて来てくれる方が嬉しいものね!


 そのお手伝いができて嬉しいです!

 もっともっと頑張るからね!」


「この星を、正式に引き継がせるわ!

 頑張って、みんなを幸せにしてあげてね!」


 アビス姫は一瞬喜びの涙を見せたが、パーティーの後も終始笑顔を見せていた。

 こうして数ヶ月後に彼女の怪我が治ると、俺と彼女の結婚式が執り行われる。

 星全体で祝福してくれるようだ。


 アビスは、夢にまで見たような純白のドレスを着て、俺の前に姿を現した。

 俺も、白いスーツを着て、結婚式に臨む。

 まるで夢のような光景が広がっていた。


「本当に、君と結婚できるとは思わなかった。

 これからも、俺と一緒に幸せにさせて欲しい!」


「はい!

 ずっとずっと一緒に、この星で生きていきましょう!

 そして、この星をもっともっと住み易い星にしてみます!」


 こうして、俺とアビス姫の結婚式が終わり、末永く幸せに暮らしました。

 この後は、どのような世界になるのか、誰も予想ができていない。


 この星の生活は、綱渡りのような星の上に築かれていると言われているが、それはどの宇宙の星でも同じなのだろう。


 それでも、人々と星を大切にしていこうと思えば、どこの星でも世界でも幸せに暮らしていく事はできるのだ!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。