4章
第4章【新たな出会い】
気がつくと夜になっていた。
僕はどうやらあの後眠ってしまっていたようだ。
思い頭を起こしながらTwitterを確認する。
様々なフォロワーさんのツイートを見ていく中で
気になるのはやはりあの娘のツイートだ。
しかしなきのツイートを探している自分と並行して
なきの男の存在に怯える自分が確かにあった。
見たい気持ちと見たくない気持ちその両方の思いに葛藤している時、そのツイートを見つけた。
「今日は久しぶりに友達と遊んでそのままコスプレしました(≧∇≦)
大学生になってからは初です(笑)」
そのツイートには画像が添付されており
2人の女性がコスプレをしている写真があった。
2人は人気アニメのコスプレをしておりその1人は当然なきだ。
とするともう1人の女の子がなきの友達ということになる。
「はぁ〜よかったぁ。やっぱり女の子の友達だったんだぁ〜」
恐れていたなきに男の友達がいるという想像が外れたことに僕は大きく安堵した。
そして改めてそのもう1人の女の子の画像をみると思わず声が出てしまった
「この女の子もめちゃくちゃ可愛いじゃないか!」
なきは元気系の活発で愛嬌のある顔をしているがその娘は妖艶で
可愛いというよりは美しい顔立ちをしていた。
その可愛い子たち2人のコスプレはとても似合っていて
本当にそのキャラがいるかのような錯覚を覚えた。
(なきのツイートによるとこの娘も僕の作品にハマってくれたってことなんだよな・・・)
僕はなきがツイートした内容を思い出し
この娘も僕がかいた小説を気に入ってくれたことにひどく興奮した。
その時突然僕のメッセージボックスにDMが飛んできた
「友達に勧められて先生の作品を読んだんですけど
超面白かったですw」
僕の心にもう一つの花が咲いた。