第六話
旅の初まりです。読んで下さりありがとうございます
(ラーティラスさん、ここ何処?森?)
(神聖法国クラディスより南5km離れた森林、迷いの森と呼ばれている所だと。)
(......一応聞くけどさっきの国から、どの位離れてる?)
(9600km程かと。)
ワーテンイマホウッテスゴイナー。
(普通の人間にこんなこと出来ないですよ。この距離を移動するのに、MPを100万程消費しなければ行けないのですから。)
(そ、そんなに消費してたの?まぁ、置いといて、その神聖法国......何だっけ?)
(クラディスです。)
(そうそれ、クラディス。そこに行こうかな。)
(...!!熱源反応が接近!右に飛んで下さい!!)
(えっ?まじ?『身体強化』からの右にジャンプっと)
直後、後ろから「チュドーン」と聞こえてきた。
「うわぁ、アレにはなりたくねぇ。」
振り向くと今さっき、俺が立っていた地面がマグマになってた。
(威力の強さから、最上級火属性魔法の『│火炎貫弾』です。)
(ん?最上級?魔法と階級は強さの表示が違うの?)
(違います。魔法には、
属性に適性さえあれば使える初級、
1年程練習すれば使える中級、
10人中5人は使える上級、
才能が無いと使えない精霊級、
使えると宮廷魔道士になれる精霊王級、
神の加護や特殊なスキルが必要な│特殊級、
勇者や転移者、転生者しか使えない英雄級、
神話や伝承でしか残ってない神話級、
神や神になった者しか使えない神級、
があります。)
(.........ねぇ、神や神になった者ってことは......俺使えない?)
(使えます。ただ神級は天地創造、天変地異や│滅亡乃歌などの大災害級の魔法しかないので、あまり多様出来ませんよ。)
(名前からしてえぐそうだなぁ。)
(それと、先程魔法を撃ってきた者がもうすぐ接触してきます。)
(そういえば、あったねそんな事。)
「ここだな、火炎貫弾の餌食になったモンスターは。あれ?ここに死骸がある..は...ず?」
「ん?何か用で?」
「あれ?何で生きてるの?ちゃんと狙ったのに。」
「えっあれ狙ってたの?てっきり誤射かと思ったのに。」
「なに!この宮廷魔道士の私を侮辱するか!許さんぞ。此処で死んで貰おう!」
「はっ?なん
『火の精霊よ 陣と成して 敵を滅せよ │火炎陣』
な...何だその、中二心が刺激される言葉は。
(通常の人は詠唱が必要です。)
(ナニソレ、怖い)
(てか、足元に魔法陣みたいなのがあるけど、いつ起動するの?)
(もう、終わりました。)
(えっ?)
(私と話している間に火が出てましたよ?)
(マジかよ。)
(本気と書いてマジです。実際そこで目を見開いている馬鹿が居ますよ。)
(でも何で、火が効かなかったの?)
(自分のステータスに聞いてください。)
(アッハイ。じゃあ、とりあえずやり返していい?)
(どうぞ。オススメの魔法は帝龍シリーズですが?)
(どういう効果?)
(帝龍シリーズ全てが森を無に還します。)
(もう少し、威力を低くお願いします。)
(それでは、龍シリーズで)
(......効果は?)
(対象を中心に大爆発です。)
(もう、それでいいや)
(それでは、その龍シリーズでもオススメが全龍です。)
(えっと、どうすれば魔法撃てる?)
(普通に魔法名を言えばいいです。)
「よしじゃあ、『全龍』」
その瞬間、前方が消えた。燃えたとか、木が折れたとかじゃない。地面は無事だけどその上が消えた。
(ラーティラスさん?これは?)
(あれ?│一応英雄級でしたけどね。)
(それって勇者とかしか使えないんじゃ。)
(自分のユニークスキルに聞いてください。)
(ラーティラスさんに聞いてますけど。)
(チッ......そうでしたね。)
(舌打ち!?)
(何の事かわかりません。)
(アッハイ。)
(とりあえず、もう一つのユニークスキル『全能者の権限』に『森羅万象』を使って下さい。)
(了解。『森羅万象』)
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『全能者の権限』
《内包されている能力》
『真なる覚醒』
このスキルを所持している者のステータスを最大まで引き上げる。(状態:未発動)
『神の御業』
ステータスの数値を自在に変更可能。
『スキルの支配者』
ゴッドスキルを除いて、全てのスキルを操れる。
『スキルの創造者』
自らが望んだスキルを創造可能。改造も可能。
『上位者』
自分のステータスより劣っている者を隷属化する。
『能力強奪』
自身の隷属からステータスを奪える。奪われた者は生命力が無くなり死に至る。
『│全能者』
世界の全てを極めた者。どんな事をしても最高の結果になる。どんな物でも創れる。
『│全智者』
この世界については知らない物は無い。
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「...........................??????」
「( ゜д゜)ポカーン」
(やったねマスター。『絵文字を声で創る』を覚えましたよ。)
(はっ!!!危ない死んだじいちゃんが川とお花畑の向こう側に見えた。)
(目が良いですね。)
(そこ!?じゃなくて何このぶっ壊れ性能!?)
(これが本来の性能ですが。)
(この、『真なる覚醒者』ってどんな感じ?)
(自身の内側に秘められたものを解放するだけです。)
(......痛みはある?)
(秘められたものが大きければ大きい程痛いです。)
(俺が使うと?)
(............)
(無言!?痛いの!?どんぐらい痛いの!?)
(......予測ですが、身体を再構築する必要があると思いますので...かなり痛いです。)
(身体を再構築って何があるの俺の身体の中!?)
(創造神様と同位またはそれより上位の者かと。)
(分かるのか?)
(元は創造神様の所に仕えていたので、創造神様の気配は覚えています。それに似ているのです。)
(.........よし!やろう!とりあえず、その『真なる覚醒者』をやる場所は......最高性能テントでやろう。身体を再構築しながら戦うのは嫌だ。)
そうして、準備を進めていき、テントのセットが終わって中に入る。中の感想?家だよ。ベットの上に座り、
「『真なる覚醒者』!!!」
意気込んで叫ぶ。迫り来る痛みに耐える。
「??痛み無いパターンキター?」
「やっ......たぁ。......痛............いのは...........いや............だ。」
なんか.........頭が............クラクラ.........する。
「あれ......こと.........ばも............つなが...............らな.........い。.....................ラー.........ティラスさん..................どうなって..................るの。」
『"解" 立花 真琴様の"dpフmスmgtシン"への神化を確認。同じくして、身体の再構築を開始。低生命維持状態への移行。スキルの神化を開始。完全情報整理スキル ラーティラスをベースに『森羅万象』、『全能者の権限』を合成、試行中、作成失敗、再試行、作成失敗、ゴッドスキル『神化』から『神外化』を追加、試行中.........成功、ユニークスキル『ラーティラス』がオリジンスキル『神智乃創造神』に神化、現在、スキル持ち主が低生命維持状態により、オリジンスキル『神智乃創造神』に仮名『ラーティラス』を命名。│意思乃核を定着......成功、スキル持ち主の精神を乗っ取り、安定"dpフmスmgtシン"の神化への干渉......成功、オリジンスキル『神力乃創造神』『神技乃創造神』を獲得オリジンスキル『神智乃創造神』により『神力乃創造神』『神技乃創造神』を『神智乃創造神』に統合
オリジンスキル『全智全能』を獲得。..................身体の再構築が完了。立花 真琴様は"dpフmスmgtシン"に神化しました。これによりゴッドスキル『眷属召喚』『眷属強化』『眷属用装備創造』を獲得しました。』
(よろしくお願いしますね。マスター)




